北岳バットレス/ピラミッドフェース下部〜第4尾根

前橋勤労者山岳会(群馬)/長谷川(L)、浪波、佐藤、中曽根


< 記 録 > 中 曽 根 豊


<山行日>     1997年8月23日(土)〜24日(日)

 前橋労山@中曽根です。北岳へ行ってきました。相変わらず初級ルートですが・・・。

8月24日

 [B.C]4:00-5:30[下部岩壁基部]6:00-12:00[4尾根終了点]12:30- 13:00[北岳頂上]13:45
-[広河原]17:00

 ACMLの情報では大変混みそうな感じだったので、ヘッデンを点けて出発。それでも他に何パーティかは来て
いる。先行パーティはなかったので、人為落石はないだろう・・・と思っていたら3ピッチきったとこで自然落石
が近くをかすめていった。危ない危ない(^_^;)。

 ここから横断バンドへトラバースに入る所がやはり崩壊していて、スタンスと言うスタンスはみな細かい石が乗
っていた。どうやっても石を落としてしまう。

 それにも増して崩壊して残っている部分も今にも崩れてきそうでとても恐かった。新しいピンはいくつかありま
したが、4尾根に行くのなら3ピッチ目(?)は横断バンド目指して右寄りに直上するか、崩壊部分を左から回り
込んで懸垂で横断バンドに降りる方が良さそうです(浪波達には回ってもらいました)。
 
 横断バンドから4尾根の取り付きはちょっと間違えたようで、cガリーを少し上がった左手に支点があったので
すが、さらにその一つ上の凹角から入りトラバースすると「白い岩のクラック」らしき?所にでました。第一のコ
ルから上は難しくはないものの、高度感がありちょっと恐いが気持ちいいリッジでした。枯れ木の手前もリッジ通
しで行き終了。
 
 後続を待ちながらだったので時間は食いましたが、快晴の中で初めてのバットレスが登れ、頂上に出た時は感激
しました。

 ガイドブックのトポを見ながら行っても、ルートを外してしまったりとまだまだ経験不足ですが、経験者の後を
付けていくのと違い充実感(とチョットの不安)がありました。

以上。

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