鈴鹿/御在所/中尾根バットレス/カリフォルニアドリーミング

日程
2001年7月20日(金)
メンバー
(京都・左京労山)野村勝美、その他
記録
(京都・左京労山)野村勝美
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


野村@左京です、こんにちは。
7/20に御在所の中尾根バットレス・カリフォルニアドリーミングに
向かいました。完登には至りませんでしたが、下記簡単な報告を。
同ルートに関し情報をお寄せ下さった皆さん、有難うございました。

 鈴鹿スカイラインの駐車場から藤内小屋まで30分、そこから
取り付きまでさらに30〜40分ほど。一般道(”裏道”)から藤内壁への
分岐から見上げる中尾根バットレスは巨大な「スベリ台」で、第一印象は
「あんなん、登れるんか?」であった。
@(オリヂナルの2P目途中)
 ちょろちょろ水の流れる凹角から右斜上するバンド沿いにカンテに出、
 しばらく真っ直ぐ登ってから突き当たりの垂壁を左にトラバース。
 段々になったところから上がってぼろいビレー点に出るが、さらに
 ランナウトの直上から左上し、ケミカルアンカーのある広いビレー点へ。
 なんと、出だしの2ピン目、何でもないところでバランスを崩し
 早くもフォール!一気に気持ちが盛り下がる。30M。
 Y(.10a)とあるが、.10bはある?
A(3P目終了点)
 一度右に出て直上し、左から上がってくるハングに突き当たるまで
 ほぼそれを越えていく人工ルート沿いに行く。一番傾斜がきつくなる
 一歩で、「うわぁ!」と思った瞬間目の前に現われたボルトを掴んで
 しまった。悔恨のA0!その後右上してビレー点へ。30M。
 ここはY+(.10b)とあるが、.10c/dでは?
B(5P目終了点)
 右の丸みを帯びたカンテ沿いに人工ライン、左のすり鉢状フェースから
 左のハングのカンテを越えてZ?(.11a/b)のライン。ここは左を
 あっさり人工。汚いクラックの混じるスラブからフェースを登ってビレー点。
 25M。グレードは、、やっぱり辛目ではなかろうか?
C(6P目)途中まで
 直上の丸いカンテの人工ラインの右、汚い凹角の草付を5M強で被った
 直角に開いたハンドクラックに行き当たる。草付は濡れていやらしく、
 いつしか雲が低く垂れ込めて今にも降りだしそう。早起きが祟ってか、
 実はここまでもう十分に食傷気味、クラックに手を入れるとこれまた
 濡れていて、かつムーブが定まらない。そのうちに「降ってきたでぇ!」
 との声、これ幸いと下降に移る。このクラック、Y-とあるが、.10a/b?

下降は40M+40Mの懸垂2回で取付へ。オリヂナル3P目までは
超快適スラブ登りで、関西では他ではなかなか味わえないかも?!
(御在所は東海か?)小豆島の仁寿峰は行ったことないですが。
1P目の左トラバース以外は十分過ぎるほど手製のステンレスハンガーの
ボルトがあり、ルートを迷うことなし。ビレー(下降)点も十分すぎるほど
整備されており下降も不安なし。
.11がまともに登れるわけではないのですが、どうも付けられている
グレードは辛すぎるように感じました。秋には終了点まで「リベンジ」
したいと思います。

野村勝美@京都・左京労山

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