テーマ『21歳の結婚』 作・絵;ともみ 小さな男の子・・・嫁はミツボシで剛くんの弟役の男の子(名前知らない〜!でも、おかりしました☆) 彼氏・・・森田剛 彼女・・・三宅健 |
〔12月25日(inディズニーランド)〕⊂剛⊃「取りあえずなんか乗ろーぜっ!スプラッシュマウンテン乗りてぇ!」 ⊂健子⊃「うん!!いいよっ♪あっ、プーさんだぁ!かわいい〜vvvねぇ、先にハニーハント行こうよぉ!あ、あれミニーじゃない?!」 今日は世の中のカップル達が待ちに待っている日、クリスマス――。このカップルもはしゃいでいた。もちろん、クリスマスなんだからディズニーランドなんて混みまくり・・。けど、このカップルはアトラクションの順番待ちをしている時でさえ幸せそうに話していた。むしろアトラクションより楽しそうだった。 ⊂健子⊃「本当に楽しい〜!!こんなに楽しいのはじめてかもぉ!(笑いながら)」 ⊂剛⊃「良かったー俺も楽しいよっ。なんか喉かわかない?あー、俺なんか買ってくるよ。何がいい?」(ジェ、ジェントル!(>ー<)p>とも) ⊂健子⊃「え〜と、コーラと・・あっポップコーンも欲しい!プーさんのやつ!(満面の笑み)」 ⊂剛⊃「(心の中;かっわいい〜♪)分かった。じゃあここで座って待ってて♪」 そういって彼氏は彼女のためにコーラとポップコーンを買いに走った。しかし、人混みは面倒なことが多い。一人の男の子が彼氏の足にしがみついてきたのだ。 ⊂男の子⊃「うわぁ〜ん!!!ママとはぐれたのぉ。ひっく(号泣)どうしよぉ。。。。。ひっく」 ⊂剛⊃「!?まじで?そっかぁ〜どうしようねぇ。まぁ、お兄ちゃんに任せておきなっ!すぐにママ見つけてあげるから!男の子なんだからもう泣くなよ〜!(最後にとびきりの笑顔!)」 その彼氏の笑顔を見た瞬間に男の子は泣き止んだ。と、その時ちょうどアナウンスが流れた。どうやらこの男の子のお母さんは迷子センターにいるらしい。彼氏はその子を迷子センターに連れていくことにした。彼氏は持っていたポップコーンとジュースを男の子にあげると急ぎ足で歩いていった。その頃、彼女はポップコーンを買う列の中に彼氏がいなくなっているのに気が付いた。 ⊂健子⊃「えっ??あれ?剛くんどこいったの?!どーしよう?もうすぐ夜のパレード始まっちゃうのに!ケータイにかけよう。」 彼女は急いで携帯に電話をかけた。「こちらはNTTドッコモです。おかけになった電話は電源を切っているか、電波の届かない所におられるため、かかりません。」 ⊂健子⊃「えー。なんでつながらないのぉ?剛くんいつも充電しないから切れてるのかな?探さなきゃっ。」 そういって彼女がその場を離れると彼氏が走って戻ってきた。 ⊂剛⊃「ごめん!今、迷子の子がいて・・・。あれ?健子?」 二人ははぐれてしまった。こんなに混んでいるディズニーランドの中。何度も迷子のアナウンスが流れている。彼氏は急いで彼女の携帯に連絡しようとしたが、やっぱり充電をしていなかったため、電源が入らなくなっていた。人混みの中で彼女は寂しくて不安で仕方なかった。「剛くんに会いたい・・・。」 彼氏も自分のせいで彼女に何かあったらと不安で心配で仕方がない。「やっべぇ・・」 そんな二人のことを時間は待ってはくれなかった。やがて夢の世界を見ているようなきれいなパレードが始まった。ますます、人が増えていく。彼女は耐え切れず、涙が溢れてきた。 ⊂健子⊃「剛くん・・ヒックどこ・・?ヒックなんで、だって、今日はこんなに楽しい日は生まれて初めてってヒックさっき一緒に言ってたのに・・・。ヒック剛くんに会いたいよぉ・・・・。ヒック」 ⊂剛⊃「健子!!」 その時人混みの中から確かに聞こえてきた声。あたりを必死で見回す彼女。しかしあまりの人の多さとクリスマスの夜の暗さで人の顔さえはっきりと分からない。彼女は泣きながら探した。 ⊂健子⊃「剛くん・・どこ?!」 寂しさと不安でガタガタになっていた彼女の右腕を後ろから思いっきり誰かがつかんできた。 ⊂健子⊃「剛くん!!(泣)」 ⊂剛⊃「(息切れしながら)はぁ、やぁ〜っと見つけた。おまえどこ行ってたんだよ!はぁ〜良かった。マジすっげぇ心配した。おまえ変なのに連れていかれたのかと思って・・ってえっ?健子?!ちょっと待て、泣くなよ、もう大丈夫だから!」 泣いている彼女を優しく強く抱きしめた彼氏。耳元で「ごめん・・・。寂しかった?」と聞いてきた彼氏にたまらなくなって彼女は思いっきり抱きしめ返してこういった。 ⊂健子⊃「あたし・・・あたし、こんなに不安で寂しかったことないよ!ヒックあたし、本当に剛くんに会いたくて仕方がなかったのっ。本当に大好きだよ剛くん!ヒック絶対にもう一人にしないでぇ!(号泣)」 ⊂剛⊃「(超満面の笑み)ぶはっ!(笑)マジでごめん。俺もう絶対に健子を一人にさせないよ。さっき探してる時このまま今日会えなかったらって思った時めちゃくちゃ恐かった。俺も本当に健子が好きだよ・・・。(優しく笑いながら)」 そういって彼氏はさらに優しく彼女を抱きしめた後、二人に笑顔が戻った。そしてパレードの続きを二人で離れることなく最後まで見ていた。夢のようなパレードを見ながら二人は永遠の愛を信じあった。そしてその後、彼女の家の前まで送った彼氏は突然こんなことを言い出した。 ⊂剛⊃「健子、本当に今日一緒に過ごせてよかった。寂しい想いさせてごめん。こんなに楽しくて幸せなクリスマスは始めてだよ。」 ⊂健子⊃「あたしも!ほんっっとうに楽しかった!剛くんのおかげだよvあたし今人生で一番幸せかもしれない。」 ⊂剛⊃「ふはっ!(笑)マジで?そんなこと言ってくれてる時に悪いんだけどさぁ・・・。俺、実はまだ付き合ってる女が一人いたんだよね・・・。(少し真剣な顔で)」 そしてポケットから見知らぬ指輪を取り出して自分の左手の薬指にはめて見せた。 ⊂健子⊃「(唖然)・・・?えっ?何?!えっ、剛くん・・?(涙目)」 簡単に涙目になっている彼女を見て、まるで小学生が友達をだました時のように爆笑しだした彼氏。そして ⊂剛⊃「うひゃひゃっ!(笑)健子!左手出してみなっ!(笑いまくりながら)」 何がなんだか分からなくなって戸惑いながら左手を出した彼女。その薬指に指輪をはめた彼氏。その指輪は彼氏がつけているものとペアリングだった。 ⊂剛⊃「(再び笑いながら)ペアリング!クリスマスプレゼントだよっ。おまえ以外に好きな奴なんかいないってあれだけ言ったのに、簡単にひっかかるなよ!(笑)」 そう言い放つといきなり彼氏は彼女にキスをした。彼女の方は混乱しまくり・・・。彼氏からの優しいキスを感じていたら ⊂剛⊃「はいっ!今日はこれで終わり!親が心配しちゃうから早く家に入りなさいっ。じゃ、俺は帰るよ。」 ⊂健子⊃「えっ??待って!もう、行っちゃうの?・・・あの、ペアリングありがとう!これすっごい可愛いv・・ねぇ、もう少しそばにいて?(上目使い)」 ⊂剛⊃「(上目使いに心を打たれながら必死で自分を抑えて)いや、だめ!こんな時間じゃ、俺はいいけど健子は女なんだから、親が心配するだろ?また明日すぐバイクで飛んで来てやるし、今日も帰ったらまた電話するよv・・泣くなよ?」 そういって今度は彼女のおでこに軽いキスをして彼氏はまた優しく笑った。彼女はそれを見て安心してうなずくと「また後でね・・。」といって家に入って行った。こうして、二人の初めてのクリスマスは幸せいっぱいで終わったのでした・・・vv |
今回は番外編だけにナレーションも堅くしてみました!っていうか我ながらに書いてて思うけど剛くんて「世界一のジェントル彼氏選手権第一位獲得」もんじゃない?!(どこにそんな選手権があるんだか・・・^‐^;)てか健子ずるすぎー!みんなも自分を健子に置き換えて妄想の世界へひとっ飛びしちゃいなさーい!んで、今回のヘボい絵はマウスでともが書いたのでお許しください。m(_ _)m(2002、5) |
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