3.9+5.1=9.0と書いたら減点された

3.9+5.1=9.0と書いたら減点された

学校の先生が馬鹿なのか、国の学習指導要領が馬鹿なのか・・・・と最初は思ってました。

何かと言うと・・・・・

twitterでこんなような話題が結構賑わっています。

3.9+5.1=9.0と書いたら減点された。先生は「9」と書くのが正しいと教える。

 

最初は何を言っているのか、全然分かりませんでした。

また、円周率は3のような話なのかなと、とっさに思ったのですが、調べてみると、それともちょっと違う話のようです。

円周率は3の話は、

  • 2002年度実施の小学校学習指導要領の改訂にともなって、日本の算数教育の現場で巻き起こった懸念や誤解
  • 2002年度実施の学習指導要領において小数乗算の桁数制限などで規程が変わったため、手計算では円周率を3として計算させざるを得ないという問題
  • 「円周率は3.14」で教えることに変わりはなく電卓では3.14で計算できたものの、手計算の問題や「目的に応じて3を用いて処理」という記述が誤解され、ゆとり教育の象徴として「円周率は3」で教えることになったとの誤報が広まった。

という話で、実際には、円周率は3であると限定して教えていたわけではないようです。

かくいう私もこの誤報を今まで信じていた人間なのですが・・・・・

 

さて、「3.9+5.1=9.0と書いたら減点された」という話ですが、いくつかの記事を読んでいくと、どうも統一された見解ではないようです。

情報源:3.9+5.1=9.0の正しい解答は?不正解で減点対象の理由

ここでは、

  1. 文部科学省では、「9.0」と書いた時に減点するような指導はしておらず、教育現場単位にその指導法は任せられている。
  2. 「.0」を斜線で消すように教科書には書いている場合がある。
  3. 教科書を出版する出版社によって考え方の違いがあり、この回答で不正解となり減点対象となる理由も、出版社によって違うようなのです。

 

と書いてあります。

これについての理由は、諸説書いてありますが、

9.0を90と間違えないようにするため

なんだそうです。

で、その理由が、

小数とか、足し算、掛け算の導入で「つまずく」子供が増えているか

従来は「落ちこぼれ」になっていたそのような生徒に対して、教育現場が何とかしようという努力を強めた結果

なんだそうです。

なんだかなあ。

 

なんか最初はえらく簡単な話だったのに、その理由まで考えていくと、かなり根が深い問題なんですね。

小数を理解し、「9.0」と「9」の違いが分かる人は、おかしいだろうと騒ぎますが、9.0を90と書き間違えてしまうような人にとっては、そう教えてくれた方がいいのかもしれません。

なんでもそうですが、その理由を考えてみないと、一概に言えないものですね。

批判する人は、小数を理解したのちに、9.0を9に訂正させられたことが、混乱を生むのではないかとも言いますが、現実社会において、小数をきちんと理解している人が、実際には少ないことや、「9」と「9.0」の違いを言える人は少ないことから、こういった指導もやむなしとも言えるような気がします。

「9」と「9.0」の違い=「9.0」と書くと、有効数字が2桁であり、小数第2位を四捨五入した「近似値」というニュアンスが出る。「9」と書くと、それを否定し「ちょうど9」である「真の値」を示す

 

実はこの手の指導内容は、他にも沢山あるようです。

体積の計算でかける順番がおかしいと指導された。公式の順番を守らないと不正解?

そのそれぞれ理由があるようで・・・・・

簡単に教えるために考えたことで、その意味がさらに難しくなっているなんて・・・・・

なんだかなあ。