暴力団立入禁止標章

暴力団立入禁止標章

さて、みなさんは「暴力団立入禁止標章」というものを知っていますか?

暴対法ステッカーとか言われますけど。

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これは福岡県のステッカーなんですが。

 

さて、ここでおさらいというか基本的知識の確認です。

 

俗にいう「暴対法」

  • 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律
  • 通称・略称 暴対法、暴力団対策法
  • 平成3年5月15日法律第77号
  • 暴力団員の行う暴力的要求行為について必要な規制を行う
  • 略称は暴対法、暴力団対策法、暴力団新法など

この法律の元、各県に「暴力団排除条例」というものが制定されています。

  • 暴力団の影響力を排除することを目的
  • ほぼ全ての都道府県で事業主が暴力団員とわかっている者を雇用してはならないこと、また事業の契約、金銭の貸し借りを禁じている

ちゅうことで、昨今は、暴力団に対する法的締め付けは厳しくなっております。

 

で、このステッカー、その条例に基づいて貼られているようです。

(ようですというのは、私の住んでいる県の資料にはそう書いてあるけど、全国全てを確認しているわけではないということ。)

ステッカーの正式名称は「暴力団立入禁止標章」。

デザインは各県で少しづつ違うのかどうかまでは見てませんけど・・・・

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さて、この標章について、今回の体験が面白かったので、ここに書いてみました。

その体験というのは、私の住んでいる県では、全国的には遅れていて、平成28年になって、この標章を貼るようにしましょうという条例の施行があったとのことで、今回、警察から「貼りましょうよ」的な要請があったのです。

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  • 警察がわざわざ、それも対象となる「特定接客業者」の店だけを1件1件回って、資料を配布、このステッカーを貼りましょうよと、説明に来た

んだそうです。

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でも資料には、このステッカーを貼って、「暴力団員の立ち入りを禁止することができるようになりました」、と書いてあります。

んんんん?

「できるようになった」と言うことは、貼るか貼らないかは、そのお店の主体性の問題なのでは・・・・?

で、私は警察が説明に来る位なら、驚かなかったのですが、なんと

  • 所轄警察署で、説明会

までするって聞いて、さらにびっくり。

で、興味本位で説明会に行ってみたら、びっくり。

その説明会に来ていたのは、お店側3人。警察の方が3人。

え?何?何?

この所轄署内に、「特定接客業者」の店って全然ないの?それとも説明会が3日あって、ほかの2日にほとんどの人が行っちゃったの?

そして説明会でさらにびっくり。

  • 説明が丁寧、お願いしまくり、警察が下手で下手で、へこへこしてる。

なんだかなあ。

別に警察にえばれって言っているわけではないんですよ。

私が不思議なのは、なんかこのステッカーの仕組みを考えた人と、現場の感覚が乖離してしまっているのではという点です。

わざわざ条例まで作って、ステッカーまでデザイン印刷して、それで貼ることについて、警察がお願いして回るって・・・

なんだかなあ。

で、知り合いに色々聞いて回ったところ、

今までも暴力団お断りの貼り紙やポスター等には協力してきた。

何で今更、さらに強力な暴力団立入禁止のステッカーを張らなければならないんだ。

おまけに店の入り口付近に貼らなければならないし、店の外観が悪くなるし、何よりも暴力団の良いターゲットになるじゃないか。

ということらしいです。

そもそも「特定接客業者」=風営法対象業者の方々に、警察に積極的に協力しようという意志があるわけもなく、またわざわざ書類を書いてステッカーを貼ってもらおうなんて・・・・・・

そう、まあ矛盾もあると言えばあるんです。

この標章ですが、貼るまでに、書類を書き、賃貸の場合は大家の許諾をもらい、警察と現場確認で貼るところを決め、そしてやっと貼るという・・・・・めんどくさって感じなんです。

 

おまけに風営法対象業者っていうのは、こういう情報には耳ざといですから・・・・

 

暴力団立ち入り禁止の「標章」掲げる60店に立て続けに脅迫電話 「次はおまえだ」

飲食店の女性らへの殺人未遂事件が相次いでいる北九州市で10日夜、暴力団立ち入り禁止の「標章」を掲示するスナックなど 約60の飲食店に「次はおまえだ」とする脅迫電話が立て続けにかかっていたことが11日、福岡県警への取材で分かった。県警は暴力団による脅迫事件の可能性があるとみて捜査している。
同市では8月末から9月上旬にかけ、標章を掲げる飲食店の女性らが、男から顔を切りつけられるなどの殺人未遂事件が3件発生。県警は脅迫電話との関連を調べる。
県警などによると、10日午後9時~同11時半、北九州市小倉北区と八幡西区にある標章を掲げる飲食店などで、営業中の 経営者に「次はおまえだ」と身体に危害を加えるような文言の電話があった。いずれも男からで、5~10秒の短時間で一方的に切られたという。 県警は、脅迫電話があった飲食店の周辺で、警戒を強化している。

 

まあ、こんなことが他県とはいえ、あるなんてことが分かったら、強制でなければ、わざわざ貼らないと思うのです。

なので、私の違和感の元となった、警察の下手な態度、警察が是非とも協力してくれという対応になっているようです。

 

それでも、

情報源: 【福岡】警察が機能せず「ヤクザ立ち入り禁止」の看板減る【助けて】

こんな始末なんですから・・・・・

なんだかなあ。