貧すれば鈍する

貧すれば鈍する

貧すれば鈍する

【意味】 貧すれば鈍するとは、人は貧乏になると、利口な人でも愚かになるということ。
【注釈】 貧乏をすると、毎日その生活のことばかり考えるようになるから、人は知恵や頭の回転が衰えてしまい、賢い人でも愚かになるという意味。また、暮しが貧しくなれば、心までも貧しくなるものだということ。
「貧すれば鈍す」「貧すりゃ鈍する」ともいう。

仕事の関係の人間関係から、いつのまにか不動産会社、それも競売関係を専門にやっている会社と長い長いお付き合いになり、結果として、競売になってしまった不動産を所有する方と、よく話をするようになりました。

実際の所、繰り返しそういった方と話した結果、それ相応の相談に対応できるようになりました。

そういった競売になってしまった不動産を所有する方と話をしていて、つくづく思うのは、とにかく

「何をいまさら」

ということです。

ほとんどの場合、相談されたり、話をしたりした段階では、手遅れというか、対策がないという状態の時がほとんどです。

ほんの少し前に、話をして来てくれれば、まだ対策があったのに・・・・・といつも思います。

こんな時にタイトルの「貧すれば鈍する」という言葉をいつも思うわけです。

貧乏をすると、毎日その生活のことばかり考えるようになるから、人は知恵や頭の回転が衰えてしまい、賢い人でも愚かになる

のかどうかは、分かりませんが、なんでそんなになるまで放置しておくんだろうといつも思います。

所有している不動産が競売になる位だから、前もってきちんと対策ができるくらいなら、競売にはならないよと言ってしまえばそれまでなんですが・・・・

つまり、

  • 借金が返せなくなりそうになったらどうするか
  • 借金が返せなくなったらどうするか
  • 銀行から競売になるよと言われたらどうするか
  • 銀行が競売を申請して裁判所から通知が来たらどうするか
  • 裁判所での競売の日程が決まったらどうするか

と、ざっと言ってこれだけの段階がある中で、もちろん早いに越したことはないのですが、いつの段階でもそれなりにやれることはあるのです。

ところが、相談するほとんどの人は、最初の段階で手を打っていません。

ひどい人になると、競売で落札されてから初めて相談したなんて人もいます。

(例外としては、競売で落札されたことに気づかないなんて人もいますが・・・・・、この場合は相談にすら来ないので、まあいいとして・・・・)

分からないことは人に聞く

という、最低限のことを、自身のプライドが邪魔してしないことで、大きな損失を被ってしまうのです。

なんだかなあ。

じゃあ、どうすればいいか・・・・・それも難しい問題です。

この手の問題については、相談する人が元々自身のプライドから相談しないので、相談を受ける方も、職業として確立されている人がたくさんいるわけでもありません。

もちろん東京や大阪と言った大都市には専門家と称している人がHPを出して、営業をしているわけですが、地方はそうも行きません。

また、弁護士でも税理士でもピンキリなわけですから、国家資格を有していない、また専門分野として確立されていないこうした問題を相談する方は、もっとピンキリなわけで、きちんとした専門家、信頼できる人を見つけるのも、正直難しいのではないかと思います。

とすると、常に疑ってかかる位の方が良いと思うのですが・・・・・元々「貧すれば鈍する」になっている思考力が低下した状態では、それを判断しろと言うのも酷なのかもしれません。

唯一言えるのは、断定する人は危ないということだけでしょうか?

競売問題は、法律と法律でない部分(慣習や慣行、そして感覚論)がごちゃまぜになっています。

例えば、例として、抵当権を解除してもらうのに、2番抵当や3番抵当といった下位の抵当権者にお金が行きそうにない場合には、ハンコ料と言って、抵当権解除書類に印鑑を押印してもらうのに、手数料を払うのですが、10万円とか20万円とか50万円とか、相場もなく、なんとなくで決まることもあります。

銀行によって方針も違えば、処理の仕方も違います。

なので、一つとして断定できることはありません。

ですから、これこれこうなってこうなります!と断定する人は、私個人としては、正直言って信じられません。

ということで、今回の結論は、

  1. なるべく早い段階で、相談する
  2. 経験豊富で断定しない専門家を見つける

 

という2点になるかと思うわけです。