広島の土砂崩れに思う

広島の土砂崩れに思う

結局ニュースや報道番組は、知りたいことを教えてくれない。

8月20日に起こった、広島市の土砂崩れ。

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ニュースでは、やれ、避難勧告を出すのが遅れただとか言って、消防局の危機管理部長さんが、冷や汗をかきながら、発表をしている映像を何度も流していた。

でも、こういう映像を見ると、いつも思う。

この危機管理部長は何か悪いことをしたのだろうか。

それについては、何も報道されない。

例えば、◯時間に◯mmの雨が降ったら、避難勧告を出すとか決まっていたのだろうか?

それさえ、報道からは分からない。

広島市安佐北区 累積降水量287.0mm 1時間当たり最大降水量115.0mm

気象庁のホームページより広島県の「日最大1時間降水量」を調べてみたところ、1926年に79.2mmというのが、1位だった。

しかも、この地域は、平成11年にも同様の土砂災害が起きている。

平成11年6月 豪雨 (最大時間雨量81.0mm,死者・行方不明者32人)

http://www.sabo.pref.hiroshima.lg.jp/portal/sonota/saigai/002_08gouu.htm

ん?ここには最大時間雨量81mmとあるが・・・・・まあ気象庁のデータがいい加減なんだろうということで、ここではつっこまないことにするが・・・・

平成11年には、こんなことが起こっているのに、避難勧告の条件設定はどうなっていたんだろうか?

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なんだかなあ。

そして、更に不思議なのは、広島県民は、平和ぼけしてるのだろうか?

全く同じ地域で、たかだか13年前に土砂災害が起こっている地域に、更に山裾を開発して、山のぎりぎりまで家を建てる感覚。

山裾に住んでいる住民しかわからない感覚があるのだろうか。

Dst14082011170015 p1

被害を重くみた国は土砂災害防止法を制定し、県は土砂災害の恐れがある地域を「土砂災害警戒区域」などに指定、危険性の周知に乗り出した。県砂防課の担当者は「県内の半分はまさ土が分布している。災害を防ぐ工事が追いつかないため、住民に危機意識を持ってもらうのが重要だった」と説明している。

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なんて書いてあるが、今回土砂崩れが起こった地域が、その「土砂災害警戒区域」に指定されていたかどうかも言わない。

こういう指定をされると地価が下がるので、というような話があるが、警戒区域を設定したけど、それをおおっぴらに言えないなんて、警戒区域を指定する意味があるのだろうか?

従って、国なのか県なのか市なのかはわからないが、おおっぴらに言うと地権者に怒られるんですが、そういう区域がありますっていうような広報はきちんとしていたのだろうか?

また、広島県は、宅地建物取引主任者に、そういう指定地域について、きちんと重要事項説明をしないと、業法違反ですよ、っていう指導はしていたのだろうか?

ニュースを見ていると、いらいらしくることばかりである。

だんだかなあ。