太陽光のパネルって動産なんだ

太陽光のパネルって動産なんだ

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動産とは、主に法律用語で、不動産以外の物ないし財産を言います。

太陽光パネルは、家の上に乗っかっていたりしますが、あれも動産のようです。

例えば、アパートを競売で買ったとします。
アパートの上に、太陽光パネルが乗っていたとします。
太陽光パネルは一体誰のものなのでしょうか?

これが実に曖昧なんです。
競売自体は、担保に入っていた建物・土地等、登記できる不動産を対象として行われます。
実は家の中に置いてある動産(例えば、家具)は、あれは競売での売却対象ではありません。
つまり家の中に置いてある家具の持ち主は誰かというと、元の持ち主なんです。
元の持ち主は借金まみれで、土地建物は競売で売られてしまうんですが、家に置いてある家具は、自分のもののままです。

実務の世界では、そうした場合、元の持ち主は持っていく先がないので、置いていったり、放置したりします。
競売の買い主は、そうした元の持ち主から後々訴えられてはいけないので、放棄しましたという一筆をもらっておきます。

つまり、競売物件の中にある動産は、なんとなく競売の買い主のものになってしまうのであり、正式に買い主のものになったかというと微妙な場合が多いのです。

また、動産か動産でなくて建物と一体になっているので建物の一部なのかという区分も、微妙です。
電気照明、エアコンは動産です。
でも便器、お風呂、IHクッキングヒーターは建物の一部です。
なんかよくわかりませんよね。

さて、太陽光パネルですが、それ自体は価値としてはあまりありません。
やはり、設置している台や、配線、そして東京電力と売電契約をしているという状態がセットされていて始めて資産価値があります。
ですから、建物と一体のような気がしますが、建物の一部ではなく、動産です。
建物を建物として利用するのに必要なものは建物の一部という考え方のようです。
誰が決めたんだか、なんだかなあです。

最初の話に戻りますが、競売で買った建物についている太陽光パネルは、誰のものなのでしょうか?
もし競売になった建物の元の持ち主が見つからず、買い主は元の持ち主から譲渡されたという契約書等を作れなかった場合、太陽光パネルの持ち主は誰なのでしょうか?
この太陽光パネルを入れる際に、ローン会社が太陽光パネルを割賦販売で、元の持ち主に売っていた場合、ローン会社は支払いが済んでいない場合、その太陽光パネルの所有権を主張出来ないのでしょうか?
謎は深まるばかり・・・・

なんだかなあ。

【後日談】

太陽光パネルについて、その後の後日談はこちらで・・・・「世の中に逃げ切れること