集団的自衛権のお話

集団的自衛権のお話

少し前に、うちの奥さんに、この話をしたことがあります。
うちの奥さん基準は、おかしいだろうと、思うかもしれませんが、なかなかどうして、世界の基準は、そこにあると思うことがあります。
まあ、それについては、いずれ書くとして、集団的自衛権ですが、多分普通の人は、何の話?という感じだと、思います。
うちの奥さんも、ニュースを見ていて、なんの関心も、感想もないとのこと。
時代は変わったもんです。

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いつから、そうなったのかは、よく分かりませんが、以前なら、戦争反対とかいう人々が、もっと大々的に反対運動を盛り上げるのでしょうが、そんなことは、全然聞こえて来ません。そもそも、そういう論調が大好きだったメディアも、トーンが、非常に低いように、思えます。

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集団的自衛権の話なので、一応定義を。

集団的自衛権とは、他の国家が武力攻撃を受けた場合に直接に攻撃を受けていない第三国が協力して共同で防衛を行う国際法上の権利であると日本国内の一部の法学者や多くの政治家らが主張している権利である。
その本質は、直接に攻撃を受けている他国を援助し、これと共同で武力攻撃に対処するというところにある。
なお、第三国が集団的自衛権を行使するには、宣戦布告を行い中立国の地位を捨てる必要があり、宣戦布告を行わないまま集団的自衛権を行使することは、戦時国際法上の中立義務違反となる。

つまり、今までが集団的自衛権を認めていなかった日本から、集団的自衛権を持ち、そして行使できるような日本になろうという話です。
更に簡単に言えば、今までよりは戦争をしやすくしようと・・・・・

第二次世界大戦に関する日本国内での記憶は、当然ながら急速に薄れています。
かくいう私だって、高度成長期に生まれているわけですから、日本が辛酸を嘗めた時代について、実体験はありません。

でも、今までよりは戦争しやすくなるという話について、ここまで無関心なんですから、この辺の小手先の話について、どうでもいいやと思う日本の国民の気持ちは、よくわかります。
まあいっそのこと、北斗の拳のような時代を一回体験してみないと、戦争がどうとかいう話は、何のこと?という風になることは、間違いないでしょう。

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平和は非常にありがたいですが、ここまで幸せに生活出来ていると、苦しかった時の話はみんな忘れてしまうので、なんだかなあと思うわけです。

別に私は、戦争反対論者ではありません。
でも、何も議論が国民の間で、沸き起こらないということに、恐ろしさを感じているのです。

それに集団的自衛権より前に憲法第9条を考えろよと思うわけです。

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第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
第二項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

集団的自衛権なんて難しい(感じが多い)話をするより、まず、「戦力」を「保持しない」の戦力に自衛隊は該当しないなんて、詭弁の話から先に手をつけようよと思うわけです。

これを普通の学力の子供が読んで、注釈なしで、自衛隊は戦力じゃないなんて、理解できると思いますか?

それじゃ、ナイフを持ち歩いている不良に、それは危ないからと言ったら、「戦力」でもないし「武力による威嚇または武力の行使」に使うわけじゃないって言われたら、どうするんでしょう。

集団的自衛権なんて、わざと漢字が並んでいる難しい話で、すり抜けようとしている政治の世界に、やはり「なんだかなあ」と思うのです。