角館・武家屋敷
鉛筆+透明水彩 F1 2012.5.2


 1枚じっくり描いた後、連れと落ち合いましたが、まだ少し時間があったので、小さい紙に 短時間で描いたのがこの絵です。

 角館で、東北さくら旅の予定は終わり、3日は盛岡から福島の「つきだて花工房」まで帰り、 個展の撤収をして、4日に帰京しました。

 3日から天気が不安定になり、東北自動車道仙台あたりでは大雨。どうもそのあたりで、大雨前線 と行き違った様で、福島に着いた頃は、小降りになっていました。

 4日、福島の朝は晴れて雨上がりの新緑が美しく、果樹園のりんごの花も満開でした。

 花工房の野菜のお店に出荷しているS果樹園とは昨年、桃やリンゴを購入させてもらったり、 葉付きのリンゴをいただいたり、おつきあいしていますが、今回もお訪ねし、果樹栽培の実際 のお話を興味深く伺い、リンゴの授粉作業を見学、リンゴの花の写真も撮らせてもらうことが出来ました。

 それにしても原発事故以降、福島で農業をしている人々の苦悩をさらに感じさせられました。  除染の苦労はもちろんですが、自分の作物が基準をクリアしても、もし同じ地区の作物に基準オーバー が出れば、全て出荷停止、捨てるざるを得ません。

 そのなかでもへこたれないで頑張っていること、素晴らしいです。  東京からも出来る限りの応援を続けようと決意をあらたにしました。

 東北自動車道の下り線は、あちこちで渋滞が見られましたが、上りはスイスイと渋滞もなく、 あっと言う間の東京でした。

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