唐檜(トウヒ)

マツ科トウヒ属 −トウヒ− 常緑高木

Picea jezoensis var.hndoensis

 「種類も多ければ、用途も多い」

  高いところ、寒いとごろで元気に育つ木

 唐檜は名前から椎測すると、中国から伝わったヒノキという感じがします。が、日本のマツ科の木です。名前は違いますが、エゾマツとほぽ同じ木と言っても良いでしょう。北海道のエゾマツは平野部でも見られますが、トウヒは紀伊半島の大台ケ原を南限とし、中部・関東・東北の亜高山帯に分布します。高さ30メートル直径90センチくらいの大木になる木です。
 トウヒとまったくよく似た材で、北半球から輸人されている木が「スプルス」です。「米檜」とも呼ぱれていますが、これもヒノキではなくマツ科の木です。スブルスは日本でのトウヒやエゾマツと同じような種類の本で、用途も似ています。トウヒもスプルスも柔らかくて素直でクセのない木なので、共に建具にもっとも良く使われます。また、白っぼくておとしい感じなので建築の内装材としても、重宝がられています。
 ただ、あまりにも材が削りやすいので、職人のなかには腕が鈍ると嫌う人さえいます。

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