マツ科モミ属−モミ− 常緑高木
Abies firma
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「材だけでなく、立ち木も美しい」 西洋でば神々の宿る木 モミは一般的には秋田、岩手県南部より南の本州から九州は屋久島まで見ることができます。ただ、日本海側には少なく、多くは太平洋側に分布しています。多くはツガと混生し、「モミ、ツガ林」を作っていますが、純林、広葉樹との混生の所もあります。１０年までは成長が遅く、それ以降はぐんぐん大きくなります。 林としては、全体が白色ですが、秋林だけが焦げ茶色になるので、はっきりとした杢目があらわれます。特長としては、軽く、軟らかく、加工がしやすいことでしょう。また、乾湿に敷感で、伸ぴ、縮み、反りがはげしいため柾目の板をよく用います。特筆すべきは「虫に強い」ということで、昔から収納用の箱によく使われてきました。茶箱、や、お菓子箱と食品関係に特に需要があったようです。また、クリスマスツリーの木として世界的に有名でもあります。 |