クロマツ
  F6 モンバルキャンソン 鉛筆+透明水彩 2004.12.21 clndr06
マツ科[Pinus thunbergii] 武蔵野中央公園で一枝切っていただく

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 若松なのにアカマツは描いていますが、クロマツは描いていないオソマツ!
 植物画講習の題材の少ないこの季節、「アッ、松ぼっくりもいいな」、と思って 松ぼっくりのついている松を探したのですが、意外に少なく、お寺とか公園にあ ることがわかりました。職場の隣の武蔵野中央公園に昼休みに行ってみると、 立派なものがありました。

 例によって、管理事務所に行って、「植物画に描きたいので一枝いただけませんか?」 とお願いしました。「最近、市長さんに剪定しすぎ!とクレームされた」とかで、 ちょっと迷っておられましたが、脚立まで持ち出して切って下さいました。  感謝の言葉を述べて、いただいてきて、さっそくその夜、描いたのがこの絵です。

 松の葉はたくさんで、時間がかかり1時を過ぎてしまいましたが、それだけ 時間をかけたことは画面にもあらわれるようで、翌日公園事務所にプリントを 持参すると、お世辞もあるでしょうが感心された表情で、以前ロウバイを切っていた だいて描いた時に持参したプリントがちゃんと壁に貼られていて、来所される みなさんに目にとめていただいているとのことでした。
 きょうは、ほかにも良いことが一日あったような気分でした。

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