父・正明の水彩画タブロー

  (展覧会入選作から)

 父の作品で、いま私の手元にあるタブローは 川原の砂利取り作業風景だけですが、 それ以外の作品の写真から紹介しましょう。

 父の死後、母の転居先に残されていた作品のうち、ほぼ全紙の大きさの 風景画5点のうち3点に裏書きがあったので、入選作と分かりました。

 紙がうす茶色に変色しています。私が生まれたのは昭和16年ですから、これらの作品はいずれもそ れ以前に描かれたことになります。

 8人兄弟の長男、肺結核で2回の長期療養生活と いう時代には大作を描くことはできなかったようで、主に色紙 などを描いたようです。

 「踏切番小屋から」

作品の裏に記されて いた文字は、昭和13年夏、鉄道北5条西6丁目踏切番小屋から。

丸井(デパート)北海道美術家連盟展に出品(他に1点)

作品の裏に記されていた文字は、昭和10年秋、道展に出品、初入選(他に1点)。 ダイイチ賞第一回授賞

 「煉瓦工場」(非売) 蒼玄会札幌支部 若松正明

作品の裏に記されていた文字は、昭和12年秋画きはじめ、13年秋補筆、 第14回道展出品。

フローレンス賞。

 ( 60年の歳月で紙が薄茶色に変色してしまって、 原画とは少し違っています )

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