1999年度以降の活動について

最終更新日 1999.3.12

都民交響楽団は、昭和23年に創立した50年の歴史を持つアマチュアオーケストラです。

昭和36年、上野に東京文化会館がオープンしてから、東京都の音楽文化振興事業の1つとして、また東京文化会館事業課が運営するオーケストラとして、以下のような活動をおこなってまいりました。

a)都民に無料でクラシックに親しんでいただく機会を提供

年2回の定期演奏会のほか、新都民合唱団との合同演奏会、年末の「第9」特別演奏会、アマチュア・オーケストラ・フェスティバルへの参加。

b)東京文化会館主催で、プロを目指す人のために行われているコンクールの入賞者を都民響の演奏会でソリストとして招き、発表の機会を提供

c)芸術劇場や国際フォーラムのこけら落としに参加、都立高校記念式典で演奏など、都の事業への協力

d)巡回音楽教室により、音楽の楽しさを広く提供

昭和34年から、東京都の依頼で巡回音楽教室を伊豆諸島で行うようになり、現在は小笠原諸島を含めて、普段、生の演奏に接する機会の少ない子供達や住民の方々に大変喜ばれております。

このように、当初はアマチュア育成の目的で始まった都民響の活動も、現在では活動目的を拡げてきています。定期演奏会については、2300のホール席数に対して、毎回8000通以上の応募をいただくことだけをみても、その活動は多くの方に喜んでいただいていると自負しております。

ところがこの度、東京文化会館のリニューアルに合わせて、都としてのアマチュア育成は終了との理由で、都民響の活動予算は新都民合唱団とともにゼロとなり、4月からは、財政・運営ともに自主運営することとなりました

私達楽員は、都民響を愛してくださる方々のために、今後も研鑽を重ねながら、良い音楽をお届けし続けることを決意しております。年2回の定期演奏会については、可能な限り今まで通り入場料無料でがんばるつもりです。

今後の活動については、様々な方法でご案内してまいりますので、都民響の活動を今までにも増して応援下さいますよう、楽員一同心よりお願い申し上げます。

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