アンバランスド・ワールド
 エルモア地方〜聖歴789年〜 

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はじめに
概略
 アンバランスド・ワールド(U・W)とは、つぼみしゅんがつくった一連の世界の総称であり、時代や地域によってそれぞれ設定が大きく異なります。そのうちの1つである「エルモア地方〜聖歴789年〜」は、TRPGシステムとして公開されています。
楽しみ
 このゲームの基本的なプレイスタイルは冒険活劇となります。しかし、本システムはアンバランスド・ワールドを舞台として遊ぶための、汎用のシステムとして作製されたものですので、この他にも様々な遊び方を選択することが出来ます。
舞台
 舞台となるエルモア地方は、産業革命の時代に似た雰囲気の世界です。ただし、霊子機関という発掘エンジンや、術法と呼ばれる魔法、あるいは悪魔や精霊といった怪物などが存在するため、我々の住む世界とはだいぶ異なる雰囲気となります。
 混沌としたこの世界は、あらゆる意味で変化の渦の中にあります。エルモア地方の住人は様々な困難に出会い、たくさんの驚きと戸惑いを経験するでしょう。アンバランスド・ワールドは、そういった問題を解決してゆく過程を楽しむゲームです。解決のための手段もまた、社会状況と同じく多様なものが存在します。銃や機械といった科学の力を用いることもあれば、お金や学問知識が必要となるかもしれません。また、キャラクターは魔法を習得したり、願いを現実のものとする奇跡の力を発揮することも出来ます。
 エルモア地方の住人となったあなたは、何を見て、何を考え、そして何を行うのでしょうか? そこで導き出した選択には、きっとこのアンバランスな世界が応えてくれるでしょう。


 

システム
判定方法
 このゲームでは6面体のサイコロを使ってキャラクターの行為判定を行います。基本的なルールは、幾つかのサイコロを振って、出た目の合計が技能の判定値よりも低ければ成功というものです。しかし、この時のサイコロの合計値が高い方が、行為の成功度は高くなります。それから、判定値とサイコロの合計値が一緒であれば自動的成功、サイコロの目が全て1であれば自動的失敗という例外的な結果になります。
 このルールの特徴的な点は、サイコロを振る数をプレイヤーが選択できることです。これにより、プレイヤーが自分の意志で(ある程度まで)成功の確率を調整することができます。これはゲーム的な駆け引きであると同時に、プレイヤーがキャラクターの心情を表現するための手助けともなります。ダイスの数を選択できるということは、手加減をできるということでもあります。また、プレイヤーが賭けに等しい選択をすれば、キャラクターもまた一か八かの行動に出ることになるのです。
 このようにアンバランスド・ワールドのルールでは、基本的な行為判定においてもプレイヤーの意志がキャラクターの行動に反映されるように設計されています。これはゲームの目的を果たすために、そしてキャラクター(あるいはプレイヤー)の意図を表現するためにきっと役だってくれることでしょう。
願いと奇跡
 この世界では強い願いが奇跡として作用することがあります。これはドラマ的な演出のために用いることもできますし、また、プレイヤー側からシナリオに干渉する手段としても役立ちます。この現象を取り扱う一連のルールは「願いと奇跡ルール」と呼ばれるもので、アンバランスド・ワールドの特徴の1つでもあります。セッションをより楽しくするために、ぜひご活用下さい。
裏設定
 この世界はたくさんの謎に満ちています。裏設定を導入するかどうかは選択ルールとなっていますが、これらを使うことでよりアンバランスド・ワールドらしいゲームを行うことができるでしょう。


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