---リプレイ---
§02:現場の下見[霧雨亭にて〜12月22日-PM1:00]
GM : 〜〜〜霧雨亭〜〜〜
GM : 舞台はとんで霧雨亭。12月のどんよりと曇った空を背景に、その古びた館はあった……といっても、5軒ほど隣には古弦堂があったりもするのだが。そんな周囲の雰囲気とは切り離されたかのような重い雰囲気を持って、その館は建っている。
ミケーレ : 誰にいうでもなく、「しかし、おかしな話しだよね」
アベンダル : 「まあ、いろいろと腑に落ちないことは確かだな」
ミケーレ : 「あの娘……何か隠してる……のかな?」
GM : 隠していること、ねぇ。精神判断(一般:知+判断)を的確に使えば、嘘を見抜いたりすることも出来ますよ、たぶん(笑)*G
ミケーレ : なるほど、マスター(ランド)に使ってみよう(笑)
GM : さて、どこからまいりますか?
アベンダル : 正面から入ってぐるっと外を一周してみます。敵の逃げ道を確かめることも重要だが、我々の通り道も確認しておかねば(笑)
GM : はい。門から入って、建物まで割と距離があります。正面入り口の前には割と広い庭があって、ちょっとしたパーティ程度なら開けそうな感じ。窓硝子の多くは割られていたりもする。
アベンダル : 「ふむ、これはひどいな……」 割れているところはチェックしておきます。
GM : 入り口は、正面玄関の他に、反対側(つまり北側)にも1つ。こちらは勝手口のようだ。
ミケーレ : ちょっと質問! 周りに他の建物はないの?
GM : 霧雨亭は2m50cmほどの塀で囲まれている。もちろん、隣には建物があるよ。ちなみに、南側と北側を道路ではさまれており、東、西側には普通のお屋敷があります。
南側が大通りで、北側は細い路地だと思ってもらえればよいかと。
プレド
: 「で、どうするんだ? 1部屋ずつ見ていくのか?」
オーキス
: まず重要な地下からかな(笑)
アベンダル
: 「外から見てまずそうな部屋は候補から外していいだろう。まず、使えそうな部屋と俺たちの通る場所を確認しよう」
ミケーレ : 逃がさない為には端っこの部屋を選ぶしかないね
。屋敷から出れないのが本当であれば、退路は2つに絞れるわけだし。
アベンダル : 「いざという時のことを考えるなら、地下室の側に追い込んだ方が確実そうだな
」
GM : そうそう、あと、庭の中に仮造りの小屋が1つ。どうやら、取り壊し作業員のためのものらしい。さて、ぐるりとまわって正面入り口。
どうしましょう?
ミケーレ
: 入ってもいいんじゃないかな?
オーキス
: では入りますか、何もないことを祈って(笑)
GM : 了解。正面入り口から入りました。
両開きの大きな扉は、鍵もかかっていない。半ば開いたまま。左側には受け付けようのカウンターがあり、右側には2階へと上がる階段がある。
ミケーレ : 「ここは……使えないな」
GM : 部屋はホールのようになってあり、正面奥が一段高くなってステージのようになっている。東側と西側には通路が続いており、左手奥に両開きの扉が見える。
絨毯は取り外され、むき出しの石床にはほこりが積もり、その上には無数の足跡が。
アベンダル : 「作業員の足跡かな?」 ……あるいは、一晩中走り回った人の足跡かも(笑)
GM : その問いに、答える人はいなかった(笑)
ミケーレ
: 「では、向かって右の通路から行きますか? 」 ボクは2階は既に捨てているからね(笑)
プレド
: 「OK。かまわないぜ、どっちでも」
アベンダル
: じゃあ、右側から。とりあえず一通り覗いていこう。
GM : 了解。地図に書いてあるとおりです(笑) 1部屋ずつ見ていくの?*G
アベンダル : 1階東で窓が割れていない場所は?
GM : えーと、104、105が窓残ってます。リネン室は、窓がありません。
ミケーレ : リネン室ってなに?
GM
: シーツやら何やらを入れておく部屋です。
ミケーレ
: 了解♪ その3つの部屋だけチェックする?
アベンダル
: 隙間がない方がいいから、とりあえずリネン室に入ってみる。部屋の様子は?
GM
: 何をチェックしましょう?
ミケーレ
: まず、リネン室にシーツは残っているのか?
GM : 空っぽです。棚は残ってますが。窓がないだけあって、暗いです。ランプつけないと、中の様子はちゃんとは分からないですね。
ミケーレ : では、ランプを点してもらいますか♪
アベンダル : マッチでランプに火をつける……シュボッ。ざっと見渡して逃げられそうな隙間はない?
GM : 気づく点は、壁を塗り固めている漆喰にひびが入っていて、ずいぶんと落ちていると言うこと。 見た感じ、大きなすき間や穴は開いてません。
ミケーレ : ふむ……とりあえず候補1かな?
オーキス : 漆喰のひび……直しておこうかねぇ(笑)
ミケーレ : を、直せる?(笑)
オーキス : 部品が残っていれば何でも直しまっせ、人でさえも(嘘)
GM : さすが、プロの修復屋。もっとも、なおしたところで2,3ヶ月以内に取り壊されるんだけどね(笑)
アベンダル : 仮に追い詰めたとして、隠れられそうな場所は?
GM
: 棚の下に、わずかながらすき間がある。隠れられる可能性はあるかもね。
プレド
: 「でも、追い込むこと自体難しくないか? まわりも部屋だらけだし」
ミケーレ : 「知能がないから、ドアをすべて閉じて、リネン室だけ開けておけば、そこに逃げ込む可能性は高い(はず(^-^;
)」
アベンダル
: 「まあ、用心しておいて損はないさ」
GM : 他に見るところはありますか?
ミケーレ : 104、105かな?
GM : 了解。104、105とも、中にはなにも残っていない。 窓硝子は閉じられ、雨戸もしっかりと閉まっている。
ミケーレ : カーテンとかも?
GM : カーテンもクローゼットも、全て取り外されてますね。ほこりの量からすると、かなり前に。
ミケーレ : よーするに、がらんどうってわけね。
アベンダル : では、見たところ隠れられそうな場所はない?
GM : 無いです。がらがらです(笑)
ミケーレ
: と、すると、あとは地下を見るくらいかな?
オーキス
: 「さあ、地下に行きましょう、地下に」(笑)
GM : やけに張り切るオーキスなのでありました(謎) 地下へは、西側の階段で下りることが出来ます。
アベンダル : 「いや、1階で使えそうな場所は一通り目を通そう」 西側で窓が割れていなかった場所は?
GM : 宿直室、調理室、準備室が割れていません。
アベンダル : では、手前の準備室から。チェック項目は東側と一緒です。
GM : はい。準備室は、従業員が着替えたり、休んだりする部屋だったようです……が、今はがらんどう。宿直室も同様にからっぽです。窓には雨戸が降りています。
ミケーレ : ふむふむ、物も一切ないと。
GM : 調理室には、かまど、水場などがあります。窓硝子は小さいのが1つ。雨戸はついていないので、光が入ってきています。
アベンダル : 「かまどということは煙突があるわけだな。逃げられそうだな」
ミケーレ
: をを! なるほど。
GM : それから調理室にはドアがあって、ここから外に出られるようです。
隣の食堂にも抜けれますね。
アベンダル
: そのドアに鍵は?
GM
: 鍵は、全てかかっていないようです。
アベンダル
: そういえば、客室に暖炉とかはなかったということでよろしい?
GM : ありませんでした。
ミケーレ : 今のとこ、やっぱりリネン室が第一候補かな?
オーキス : 確かに、リネン室だろうねぇ。
ミケーレ : となると、地下から遠いね(笑)
GM : あとは、なにかありますか?
ミケーレ
: ボクはもうないな。とにかく布系のものがないなら、見るものはない。
GM : 布系の物は、絨毯も含めて何も残ってません。
ミケーレ
: 了解。
GM : 強いて言うなら、この宙を漂うほこりのなかに、布系の物が含まれているのかも(笑)
ミケーレ : そんなもん使えるかぁ(^-^;
アベンダル : まあ、1階はこんなところかな?
GM : さて、他の方々はよろしいですか?
オーキス
: いいと思うが。
プレド
: この階はOK。
ミケーレ
: では待望の地下へ参りましょうか?
オーキス
: オーキスビジョ〜ン、ON!(笑)
GM : では、2階は見捨てて、地下?
ミケーレ : 暗くならないうちに地下へ行っておきたいので。時間が余ったら2階も見ます。
GM : ちなみに、今は午後2時くらいかな。日没は、午後4時過ぎとなっていますので、お気をつけ下さい(謎) では、地下へ向かいましょう。地下は地図の通りです。ほこりが積もっていて、床に足跡があるのは1階と一緒。ただし、違う点が1つ。階段から地下にかけて、床板が石ではなく木だということ。
ミケーレ : ここも走り回って逃げられたのか……あの娘、どんくさいのかな?(笑)
プレド : たしかに……扉閉めてもダメだったのだろうか?
オーキス : さて、怪しいところチェックしてもいいですか?
GM : どのへんを見るのか、指定して下さい。
ミケーレ
: 床板チェックかな? 下に空洞があるかどうか 。
GM : はがすの?(^^;;
ミケーレ
: 隙間から伺えない?
GM : 見たところ、床板はすき間無くびっしりと敷き詰められているよ。
アベンダル : では、ここに追い込んでも大丈夫ということか……
オーキス : 南側の倉庫の西側から見てみよう。
GM
: ちなみに、倉庫の中も、床板は木。中は、どちらも空っぽ。
ミケーレ
: むむ! 部屋のほうが要ちぇっく!
GM : とりあえず、捜索(一般:知+隠密)を振ってみて下さい>オーキス*G
オーキス : では捜索<11>3
+ 1 = 4 ……ひ、低い(笑)
GM : ちなみに、変わったところはなさそうに見える<南部屋、西壁
ミケーレ : 他と違う床、感覚チェックでわかったりしない?(^-^; 踏んだ感じとかで。
GM : では、感覚をどうぞ。(心+感覚)です。振りたい方は、どなたでも振って結構です。場所を指定していただければ。*G
ミケーレ : えっと北の部屋の中央付近の床、感覚<10>5 + 3 = 8
GM
: ふむ。特に、踏んだ感じがおかしいと言うことはない。
ミケーレ
: まぁ、調べるつもりはなかったわけだから、隅々は判定しない。ということでこの部屋は終わり(笑)*G
プレド : んじゃ、階段から見て、廊下奥の突き当たりのところ。捜索<7>
3 + 3 = 6
オーキス : 皆が床を気にしている中で1人だけ壁が気になる私(笑)
GM : プレド、ついでに感覚も振って下さい。
プレド
: 感覚……<4>3 = 3
GM
: 特におかしな所はなかった>プレド
アベンダル
: ちょっとマッチを擦って、空気が動いている気配があるかどうかを確認。 両方の部屋の壁の、角に近い部分全てでやります。*G
GM : 了解。特に、マッチが大きく動くところはなかった。
アベンダル
: 「ふむ、空気は動いていないようだな……」
ミケーレ
: 更に南の部屋の中央も、感覚<10>5 + 6 = 11 おーヴぁー(;;)
GM : 変なところは全然ない(笑)>ミケーレ
アベンダル
: みんな熱心だなあと思いながら見てよう(笑) では、最後に通路の突き当たり、東と西の2カ所でマッチを擦って終わりです。
GM : アベンダル。通路の突き当たり、漆喰のすき間にマッチを持っていくと、炎が大きく揺らいだ。
アベンダル : 「おっ?」 ちょっと手をかざしてみる。
ミケーレ : こっちも通路をチェック。これは普通に歩いた場所だけ。感覚<10>6 + 4 = 10
GM
: うーん、自動成功してるしなぁ(^^;; *G
ミケーレ
: うふふ(笑)
GM
: 通路を歩いていると、どこからか水が流れるような音が聞こえる>ミケーレ
ミケーレ
: 「!?……」 音の聞こえるほうに集中する。どこかな?
GM : アベンダルが手をかざしているあたりから聞こえるような(笑)
ミケーレ : ちゅーことは壁の向こう側?
GM : と言う気がするねぇ。
アベンダル
: 「ここ、変じゃないか?」>ミケーレ
ミケーレ
: 「うん、なにか水の流れる音が聞こえる……」 というわけで、みんなを招集する。
アベンダル : 「水?」 どれどれと聞き耳を澄ましてみます。
オーキス : 「何かあったんですか?」
アベンダル : 「ん、ここから風がな……」
プレド : ホントだ。いわれてみれば、水の音。
GM : 聞き耳する人、振って下さい。聴覚(一般:心+感覚)です。
プレド : って、判定か……
アベンダル : 聴覚<8>3
+ 5 = 8 おおっ、今度ははっきりと聞こえる(笑)
GM
: がん(^^;; 確かに、水の流れる音が聞こえます>アベンダル
プレド
: 聞き耳(やっていいのかな?)<4>4 = 4
ミケーレ : をを! みんな成功(笑)
GM : さっきも失敗してるわけじゃないんで、今度ははっきりと聞こえますね<水の音>プレド*G
アベンダル : 「ここの上は調理場か……」と天井を見る。*E
オーキス : 聴覚<4>6
= 6 「何も聞こえませんよ」(笑)
GM
: はい、何も聞こえません(^^;;
アベンダル
: 「追い詰めても、ここから逃げ出されてはかなわんな。まあ、事前にわかってよかった」
ミケーレ : ということで地下は除外対象ということで納得かな? 現在の時間は?>GM
GM : そろそろ4時です。
ミケーレ : 「2階を見るゆとりはありませんね、色々下準備あるでしょうし」
GM : チェリルが寝てから、4時間が過ぎました。まだ駄目です(謎)*G
ミケーレ : 「追いつめる場所は、リネン室がいいと思いますが、他に意見はありますか?」
プレド : 「いいぜぃ」
オーキス : 「妥当なところでしょうね」
アベンダル : 「じゃあ、リネン室ということで対策を考えるとしよう」
GM : 他に何かしておくこと、ありますか? なければ、そろそろ日が沈みます。
ミケーレ : ボクはここですることはないね、あとは買い物するだけ。
アベンダル : 扉を全部締めて、2階の通路だけ通って帰ろう。
GM : はい、2階の様子は1階と特に変わりません。いじょ(謎)
アベンダル : らじゃ(笑)
ミケーレ : 「では、とっとと出ましょうか(^-^;」
オーキス : 「夜になると何がおこるかわかりませんしね」
GM : はい。外に出ると、立ちこめる暗雲も手伝って、すでに真っ暗になっていた。君たちは、ひとまず古弦堂に戻った。
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