---リプレイ---
§08:アベンダルの調査2[12月24日-AM8:00]
アベンダル
: さてと……(一服)
GM : では、12月24日の朝。リルベルを学校に送ったあと、古弦堂に顔を出すと、そこにはチェリルがすでに待っていた、と。他のみなさんは朝8時から修復作業なので、すでに霧雨亭に行っていることでしょう。
アベンダル : その前に昨夜、店のおばあちゃんに聞いたのと同じようなことを、その辺の酒場で聞き込みしたということにしておいて下さい。
GM : えーと、具体的に、聞き出す内容を羅列して貰えますか? 昨日と同じだった場合は、特に新しいことは聞けません。
アベンダル : 昨日の裏付けと、あとは1年前に何か霧雨亭で事件が起こらなかったどうか、ということで。老人がいれば、子爵様とやらについて聞いてみます。
GM : 1年前というのは、霧雨亭が潰れる1年前と言うことですね?
アベンダル : そうです。噂が出始めた近辺ですね。
GM : では、潰れる1年前、霧雨亭で事件があったか? <平均7(笑)>4
+ 6 = 10 特に何もなかった、と言うのが大半の人の意見ですね。
アベンダル : なぜに2D? ちゃれんじゃあ達ですね(笑)
GM : 1Dでは、自動成功が出ないじゃないですか(笑) で、子爵様について <平均6>5
= 5
GM : 霧雨亭は、もともと子爵であるグレイグマン家の邸宅であった。当時の当主はスコット=グレイグマン(当時55歳)。王政が敷かれていた頃から続く、由緒正しい家柄だったが、時代の波に飲まれて没落。
アベンダル : やはり没落の理由は事業に失敗ということで一致してますか?
GM : 資産を売り払い、はじめた事業も失敗し、多額の借金を抱えることになる。それに起因してか、スコットが急死。借金を返す当てもなくなったため、屋敷を売り払う。家族は、旧市街の方へ引っ越したそうだ。以上。
アベンダル : わかりました。
GM : とまあ、ここまで聞き出すのに、深夜までの時間と……1 +
2 = 3 3000エランかかった。うーん、おしい、思ったより安上がり(^^;;
アベンダル : あいたたた(笑)<3000エラン では帰宅して〜、リルベルの枕元にお土産(昨日買った小物)を置いて〜、おやすみのキスをして〜、寝るのら〜(笑)
GM/リルベル : 「ぱぱ、お酒くさい〜(`.´)」(笑)
アベンダル : 「いやあ、ごめんごめん(でれでれ〜) おやすみ〜♪」
アベンダル
: さて、朝です。というわけで、チェリルが既に待っていたと。
GM : 待ってました(笑)
アベンダル : 「おはようございます。昨日頼んでおいたものは調べていただけましたか?」
GM/チェリル :「えーと、教区記録を調べてきました」 書物検索<8>3 + 3 = 6
アベンダル : 「おお、それは助かります。旧市街のどの辺になるんでしょう?」
GM/チェリル : 「グレイグマンさんが引っ越した先がわかりましたよ♪」 場所は旧市街。以上(笑)
アベンダル : ……それだけ?(笑)
GM : ちゃんと、通りも番地も調べてます(^^;;
アベンダル
: 「そうですか、では、そろそろでかけましょうか。まずは、ゴードン=ウィルベルグさんのところをあたってみましょう」
GM/チェリル : 「あのー、私、人に聞き込み調査するのって初めてなので、アベンダルさんに任せちゃって良いですか?」*G
アベンダル : 「ええ、チェリルさんはいてくれればそれで(苦笑)」
GM/チェリル : 「では、よろしくお願いします。ところで、ウィルベルグさんのお宅って、どちらでしたっけ?」
アベンダル : 「太陽通りにホテルを持っているとか言ったので、その辺りを調べてみますか」 教会のネットワークを使ってもわかりそうだけど、この距離なら太陽通りまで出て聞いてみた方がはやいでしょう。
GM/チェリル : 「はい、では行きましょうか」
アベンダル : ウィルベルグとか名前がついているホテルを聞いたことがありますか? 判定が必要なら地域知識かな?
GM : 地域知識をどうぞ♪ チェリルも同時に<8>5 + 3 =
8
GM/チェリル
: がん(^^;; 「そうですね……私の記憶にある限りでは、ウィルベルグという名の付いたホテルは知らないです」
アベンダル : 地域知識<10>5
+ 4 = 9
GM
: アベンダルの記憶にも、そう言った名前のホテルはありません。
アベンダル
: では、太陽通りで聞き込みを。どこかの店が開いていたら、素直にゴードン=ウィルベルグさんが経営しているホテルを知りませんか、という具合に聞いてみましょう。
GM : 店の人の地域知識<8>5 + 1 = 6 ふむ。北太陽通り沿いにある「青空亭」という旅亭の経営者が、ウィルベルグだと教えてくれます。
アベンダル : 「あ、そうですか。どうもどうも(にっこり)」>店の人 では、そちらに直行しましょう。
GM : 了解しました。では、北太陽通り。青空亭はメノウ通りにほど近い通りにありました。観光客向けの高級旅亭と言ったところでしょうか。かなり立派な作りをしていますね。
アベンダル : まあ、ここは神官様のご威光を活用させてもらいましょ(笑) というわけで、特になんでもない風に入っていきます。フロントへ直行。
GM/チェリル : (こそこそ)「ど、どうすればよろしいんでしょうか?」
アベンダル : 「堂々としていればいいんですよ。お話を聞かせてもらいに来ただけですし……場合によっては教会の方から話を通してもらうかもしれませんが、まあ、大丈夫だと思いますよ(苦笑)」
GM/チェリル : (こそこそ)「わ、わたしが話さないとだめなんでしょうか?」
アベンダル : 「いえ、話すのは私が。代理人ということで任せてもらっていいですよね?」
GM/チェリル : 「そ、それでお願いします(ほっ)」
アベンダル : 「では、後ろの方で胸を張って堂々としていて下さい。私が振り向いたら、黙ってうなずいてくれればそれで」といって、すたすた中に入っていきます。
GM : 了解。 中の様子は、まあ、高級ホテルです(笑) 入ってすぐフロントがあるのは、現代の物と同じですね。
アベンダル : はい、ではフロントへ行って、声をかけられるのを待つ。
GM/フロント係
: すぐに「お客様、お泊まりでしょうか? 当旅亭のチェックは、午後3時からとなっておりますが?」と声がかかります。
アベンダル : 「いえ、私こういうものなのですが……(名刺を渡す)……こちらはゴードン=ウィルベルグさんが経営なさっているホテルですよね?」
GM/フロント係 : 「はぁ。そうですが。どのようなご用件でしょうか?」
アベンダル : 「私は教会の方に依頼されて調査を行っているのですが……ウィルベルクさんと連絡を取り次いでいただくわけには参りませんでしょうか? 調査といっても以前ウィルベルクさんが所有していた土地に関する話でしてね」といってチェリルの方をちらっと見る。
GM/フロント係 : 「そちらのソファにおかけになって、しばらくお待ち下さい」 そう言うと、フロント係はドアの向こうへと消えていった。
アベンダル : 「お手数をおかけいたします……」といって、チェリルを促してソファへ。
GM : チェリルはソファに掛ける。しばらくして……
GM/レノン
: 「お待たせいたしました」 年の頃40〜50の、神経質そうなやせた男が現れる。
アベンダル : では、立ち上がって 「どうもはじめまして、アベンダル=ギッシュともうします。こちらはチェリル様、聖母教会の神官をなさっておられます」
GM/レノン : 「私、この旅亭の支配人を務めております、レノンともうします。亭主はこちらの方にはいらっしゃいませんので、かわりに私がお話をお伺いいたしますが……」
アベンダル : 「そうですか、お時間をとらせてしまってすみません(にこやか〜に)」
GM/レノン : 「それで、どのようなご用件でしょうか?」
アベンダル : 「こちらのご当主が以前所有なさっていた『霧雨亭』という旅亭はご存知でしょうか?」
GM : 「ええ、存じております。それが何か?」
アベンダル
: まあ、ここは隠すことも無いので、これこれ〜という事情で話を聞きにきました、と伝えます。で、当時の宿の支配人、もしくは従業員などと連絡が取りたいということを話します。
GM/レノン : 「ふむ。私は、この旅亭にずっと務めておりますから、霧雨亭のことは良く存じませんが……当時の支配人は、アヤメ広場のそばにあります『曇天亭』で副支配人を務めていると記憶しておりますが」
アベンダル : 「そうですか、ではそちらの方で聞いてみた方がよろしいようですね。そうそう、もしよろしければ、紹介状か何かを一筆いただければ……」*G
GM/レノン : 「もちろん、かまいませんとも。少々、お待ち下さい」 そう言うと、レノンは奥の方へ戻っていった。それからほんの2、3分後、レノンは手に封書を持って現れる。「こちらの方に、あなた様方が尋ねられるむき、したためておきました。霧雨亭の支配人だった者は、バートともうします」と、封書を差し出す。
アベンダル : 「いや、これはどうもすみません」
GM/レノン : 「いえ、どういたしまして」
アベンダル : 「お手数をおかけしました。そうそう、何かお困りのことがあったらこちらへご連絡下さい。どうぞご遠慮なく」といって名刺を渡す。
GM/レノン : 「お茶も出さず、失礼いたしました」 そう言って、レノンは名刺を受け取る。
アベンダル : 「では、失礼いたします(礼) さあ、参りましょうか?」>チェリル
GM/チェリル : 「は、はい。どうも、ありがとうございました(ペコリ)」
GM : 2人は青空亭の外へ出ました。
アベンダル : さてさて、アヤメ広場の方へ向かいましょう。
GM : 「そうですね。アヤメ広場か……ついこの間まで、聖カナタ教会にいたのが、嘘みたい(ぼそっ)」(笑)
アベンダル : うむ、他の人もそう思っている(笑)<嘘みたい
GM : と言うわけで、アヤメ広場と船着き場のすぐそば、旅亭が立ち並ぶとおりに曇天亭がありました。 霧雨亭や青空亭とは違い、あまり上品とは言えない店構えだが、それなりの作りをした店のようだ。今の時間は、午前11時。
アベンダル : 再び堂々と正面から参りましょう。
GM/チェリル : 「はい、よろしくお願いします」(をい)
アベンダル : では、またフロントまですたすたと。 そして紹介状を添えて、「バートさんにお会いしたいのですが?」とフロント係へ。
GM/フロント係 : 「こちらのほう、拝見してもよろしいのでしょうか?」と言って、紹介状を受け取る。
アベンダル : 「バートさんにそのままお渡しいただければわかると思います」
GM/フロント係
: 「わかりました。しばらくお待ち下さい」そういって、フロント係はドアの向こうへ入っていく。
GM : ホールは酒場も兼ねているらしく、軽い昼食を取りに来た船員や、起き抜けの宿泊客らで割とにぎわっている。そんな喧噪を見ながら待つこと数分。白髪で、見るからにやつれた50過ぎの男が現れた。
GM/バート : 「お待たせしました、どうぞこちらの方へ」そう言うと、バートはホールの奥、ついたてのある席へと2人を案内した。
アベンダル : 「いや、申し訳ありません。さあ、チェリル様」 ハクを付けるために様付けで(笑)
GM/チェリル :「え! え、えーと、あの、聖母教会の神官をつとめるチェリルともうします(ペコリ)」
アベンダル : 「はじめまして、アベンダル=ギッシュと申します(名刺渡して握手) 用件の方はそちらの紹介状の方にある通りなのですが……いま、お時間は?」
GM/バート : 「ええ、時間は大丈夫です。それで、霧雨亭のことで、お聞きになりたいことというのはなんでしょうか?」
アベンダル : やはり隠すこともないので、だいたいの経緯を説明します。噂で聞いたことも。ただし、チェリルを含めた我々の失態は抜きで(笑) 「それでですね、あなたが霧雨亭に務めていた頃のお話を聞かせていただきたいと思いまして……」
GM/バート : 「はあ。霧雨亭が閉店した理由ですか。まあ、一番の理由は、客足が思わしくなく、赤字が出たから、なんですがね」と言って、バートは白髪をかく。
「その原因となったのが、従業員の不手際ともうしましょうか、研修不足ともうしましょうか……で、さらにその原因となったのが、従業員の退職率の高さでして」
アベンダル : 「それには何か理由は?」
GM/バート : 「でまあ……退職率が高い理由というのが……赤い霧の怪物のせいと言えば、その通りでしょうなぁ……」 バートは、深くため息をつく。
アベンダル : 「赤い霧の怪物は、あなたご自身は見てないのでしょうか? どんな小さなことでも構いませんのでお聞かせ下さい」
GM/バート : 「私自身は、夕方過ぎには自宅へ戻ってましたので、見たことはありません。実害もなかったので、放っておいたのですが……それが原因で閉店することになるとは、私のいたらなさ、だったのでしょうねぇ」
アベンダル : 「最初の頃はそんな怪物が出るという話はなかったわけですよね? 話が出始めた頃、何かかわったことは起こらなかったのでしょうか?」
GM/バート : 「営業を開始してから3年くらいあとでしたか、そのような噂が出始めたのは。何かあったか、と言いますと……」 記憶<6>4 = 4 「特に、覚えはないですなぁ……」
アベンダル : 「何でも構いませんよ? 新しい人間が入ってきたとか、改修工事を行ったとか、そういうことでも」*E
GM/バート : 「改修工事……」 記憶<6>6 = 6 うむ、絶好調(笑)
GM/バート : 「そう言えば、改修工事を行ったな。確か、結構大きな地震があって客室の壁にひびが入り、それを直すために工事を……でも、霧の怪物の噂が広まる半年くらい前の話ですね」
アベンダル : 「ほほう、客室の壁ですか……そういえば、その頃に地震が起こりましたねえ」と、適当に話を合わせる(笑)
GM/バート : 「ええ、食器等もかなり割れて、あのときは大変でした……リネン室なども壁にひびが入りましたが、お客様優先と言うことで、修理を行ったのは客室だけです。そのころは予約もたくさん入っておりましたし」
アベンダル : 「ああ、そういえばリネン室にもひびがありましたね」
GM/バート : 「まあ、地震は、霧雨亭の閉店と、直接関係は無いですな。はっはっは」
アベンダル : 「ああ、そうそう。昔務めていた従業員の方で、連絡が取れる方はいらっしゃいますか?」
GM/バート : 「さぁ、どうでしょう。閉店直前の頃は、人が入れ替わり立ち替わりしてましたので……事務所に行けば資料が残っているかも知れませんが、私は存じません」
アベンダル : 「そうですか……あと、あそこは以前、貴族のお屋敷だったようですね?(メモを見つつ)」
GM/バート : 「ええ。グレイグマン家の邸宅でした」
アベンダル : 「そのグレイグマン氏は、どうしてお屋敷を手放すことになったんでしょう?
聞いた話によると、なんでも事業に失敗したとか……」
GM/バート : 「さあ? 直接的なことは存じませんが、かなりの借金があったと聞いておりました」
アベンダル : 「ああ、そうですか。それと、屋敷そのものについて、何か以前に事件が起こったとか、噂程度でも聞いたことはありませんか?」
GM/バート : 「うーん……」 記憶<6>6 = 6 なんだかなぁ、この人(^^;;
アベンダル : 昨日から、会う人みんなええ人たちや〜(笑)*E
GM/バート : 「まあ、ずいぶんと古くから建つお屋敷ですので、昔はいろいろとあったそうですよ。ですが、そのころのご主人(スコット)の代では、聞いたことがないですなぁ」
アベンダル : 「いろいろと申しますと?」
GM/バート : 「まあ、貴族のお屋敷、と言うことですよ」
アベンダル : 「ああ、そうですね(にっこり) では、今日はこの辺で。お時間をとらせてしまって申し訳ありませんでした……最後に、さっきおっしゃった事務所の連絡先というのを教えていただけませんか?」といって、手帳と万年筆を渡す。
GM/バート : 「事務所は、北太陽通りにあります(さらさら)」
アベンダル : 「どうもありがとうございます。それではご機嫌よう(礼) ……さあ、チェリル様、失礼いたしましょうか」
GM/バート : 「いえいえ。どういたしまして。神官様もごきげんよう」
GM : チェリルもぺこりと頭を下げた。そして2人は曇天亭の外へ出た。 時間は午後1時。
アベンダル : じゃあ、昼食をとりつつ、次の対策でも考えるとしましょう。次は修理班に頑張ってもらうということで。
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