石膏通り

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エリアラ:「美術館を始め、多くの画廊や画材屋さんが並んでいる芸術家の街が、ここ石膏通りです。かの有名な彫刻家エリヌーク=シアノを輩出したことでよく知られており、今でも芸術家を志す若者たちが多く住んでいます。なぜ、ここが石膏通りと呼ばれるようになったかというと、エリヌークさんが気に入らない石膏像を窓から道路に叩きつけ、いつも石膏のかけらが散らばっていたからという話です。なかなか激しい性格だったんですね」


名所など

サリュンティル
市立美術館

 サリュンティルゆかりの芸術家たちの作品が展示されています。この美術館で最も有名な作品が、サリーポウ女史による「四季の歌」という4枚組の連作です。これがなぜ知られるようになったかというと、「春の妖精恋歌」という題の一枚が盗まれて行方不明になっているからです。この絵は未だにどのオークションにも姿を見せてはおらず、幻の名画として惜しまれています。

貞節の館

 シャレスタ修道院の別名であり、女性の神官だけが務めています。建国当時からの古い建物は、遠くからでもよく目立ちます。

角鹿亭

 大きな鹿の角が壁にかかっている料理店で、安くて量があることで、苦学生たちに人気があります。サラ豆とソーセージの煮物(200エラン)や豚肉とジャガイモのサワークリーム・シチュー(250エラン)などがとてもおいしいです。

画廊喫茶
虹の森

 芸術家の卵が集まるお店です。絵画好きのマスターは若い芸術家たちの力になりたいということで、店に作品を飾ってくれています。サリーポウ女史の若い頃の作品や、ガルス=ビアンスキーの銅版画など、歴史的な芸術家の習作を見ることができます。

画材屋
黎明堂

 ここへ来ればほとんどの画材が揃っているという、街で一番の画材屋さんです。ご主人は額縁造りの名工だった人物で、今でも簡単な修理は自分でやってしまいます。


人物

ミュナリュシア=イステル

種族:白人   性別:女    年齢:17
職業:花屋のバイト   出身:リムロック

解説:紅雀荘に住んでいる「屋根裏部屋のカチューシャ」と呼ばれる少女で、ロングヘアにいつもカチューシャをつけています。父親の炭坑で事故が起こり、賠償金を支払うために無理をした父親は過労死し、早くに死んだ母親の実家がミュナを引き取ろうとしたのですが、ミュナはこの申し出を拒否して自力で生きることを決心しました。画家を目指しており、花屋で働くかたわら独学で絵の勉強をしています。

一言:「ねえ、絵のモデルになって下さらない?」

詐欺師 バイアード

種族:白人   性別:男    年齢:27
職業:無職   出身:エリスファリア

解説:詐欺事件を起こして、数年前にエリスファリアから逃げ出してきた青年です。芸座横町のカジノ「ブルー・ムーン」によく出入りしています。貴族の傍系を自称して女性をだましているのですが、家は裏通りのアパートの屋根裏部屋です。名うての色事師なのですが、先頃向かいのアパート「紅雀荘」の屋根裏に越してきたミュナリュシアが気になって仕方がなく、色事にもギャンブルにも身が入らない状態です。

一言:「やあ、お嬢さん。どうです、ワインでも?」

エリカ=フローレンス

種族:白人   性別:女    年齢:41
職業:美術館館長   出身:サリュンティル

解説:きれいな黒髪を結い上げている物静かな婦人で、美術館の館長の職にあります。いつも背筋をぴんと伸ばしており、少し近づきがたい雰囲気があります。しかし、話してみるとまったくきついところはなく、初めてのお客さんにもとても親切にしてくれます。ただ、社会のルールを守らないことは嫌いなようで、特に館内で騒ぐお客さんには厳しく注意します。

一言:「お静かに」

ファナ=リジェール

種族:白人   性別:女    年齢:52
職業:管理人   出身:サリュンティル

解説:アパート「紅雀荘」のおばちゃんで、管理人をやっています。面倒見がよく、何か頼まれごとをされると、「そんなこといわれてもねぇ」といいつつ、必ず引き受けてくれます。よくアパートの住人たちに差し入れをするので、みんなからはいつも感謝されています。

一言:「ちょっとこの味みてくれないかしら。あ、お皿は明日でもいいわよ」

ノエル=アンディルリューク

種族:白人   性別:男    年齢:45
職業:初等学校教師   出身:サリュンティル

解説:市立第一初等学校の教師をしており、昼休みに子供たちと一緒に校庭で遊んでいるのをよく見かけます。年齢のわりには感性の若い人物で、新しいものにも積極的に興味を示し、自分で試したことや読んだ本のことを子供たちに話して聞かせています。

一言:「はい、みんな、注目〜!」

 


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