市場街

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エリアラ:「船や列車で運ばれてきた様々な品物が集まるのがここ、市場街と呼ばれる一帯です。まだ暗いうちから商品の搬入が始まり、新鮮な肉や魚を買い付けに人々が訪れます。ここに店を出すためには、市役所と露天商協会に届けを出さなければなりませんので、どうぞお忘れないように」


名所など

翼橋

 倉庫街と繁華街とを繋ぐ橋で、馬車などがひっきりなしに行き来しています。この橋は子供たちの遊び場にもなっており、夏になると度胸試しとして男の子たちが川に飛び込んでいる姿をよく見かけます。

 


 

 

ランプ通り

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エリアラ:「昔、この辺りに住んでいたサーク男爵が、夜に明かりが灯らないこの街に、高価なルワール製のランプを大量に寄附したために、このように呼ばれるようになりました。なんでも、男爵は暗所恐怖症だったようで、彼の屋敷は夜でも灯が消えることがなかったとか。あくまでも噂ですけどね♪」


名所など

喫茶店
そよかぜとこもれび

 幅広い年齢の人々が訪れる小さな喫茶店で、ハーブティーとポプリが女学生たちに人気です。マスターは弱冠17歳のアイリスさんで、双子の妹レアさんと力を合わせて頑張っています。

山の緑の子守歌

 キノコや山菜などの山の幸をふんだんにつかった、郷土料理のお店です。木目調の店内は森の中を思い起こさせ、優しい気持ちで包んでくれます。

風の通り道

 冒険者組合の1つとして機能している斡旋屋さんで、冒険者に仕事を斡旋しています。登録制で、登録料は1か月で5000エランとなっています。

エルフハイム

 その名の通り、エルフなどの亜人の方々が住んでいる珍しいアパートで、この街の名物の1つです。管理人のリリス=フローラさんもエルフで、なんでも亜人の方々を差別から守ろうという目的で、冒険で稼いだお金を全部つぎ込んでここを買い取ったそうです。住人の方々はみんな宴会好きで、何かと理由をつけては夜通し騒いでいるようです。


人物

アイリス=シャンシール

種族:白人   性別:女    年齢:17
職業:喫茶店の女主人   出身:サリュンティル

解説:喫茶店「そよかぜとこもれび」を経営する少女で、冒険者であった父親の行方不明後、一人で店を切り盛りしています。双子の妹レアがおりますが、彼女はクレア女学院の特待生であり、学校から帰ると店を手伝っています。先日、通り魔から助けてくれたウォルティーが気になっており、いつもその傍らにジュジュの存在が気がかりでならないようです。

一言:「グラスベリー・パイでもいかが?」

ウォルティー=ウィンデル

種族:白人   性別:男    年齢:18
職業:傭兵   出身:エリスファリア

解説:エリスファリアから出奔した騎士の次男坊です。領民を苦しめる両親のやり方に反発して家を飛びだし、現在は傭兵に身を落として生活しています。優しい性格なのですが少し鈍い面もあり、ちょっとした感情の機微には気づかないことが多いようです。ジュジュとコンビを組んでいますが、彼女の好意にも気づいていません。現在はエルフハイムに滞在中です。

一言:「えっと……何を言えばいいんでしょう?」

ジュジュ=フェルナンディ

種族:変異体のエルフ   性別:女    年齢:20
職業:傭兵   出身:亜人地域

解説:もとは普通のエルフだったのですが、変異の影響を受けて肌が漆黒に染まってしまいました。そのため仲間のもとには居づらくなり、傭兵として旅をしながら生活していた途中でウォルティーと出会い、行動をともにするようになりました。普段は差別を受けることを恐れて耳を隠しており、化粧で肌の色をごまかしています。気性が激しくひねくれていますが、ウォルティーに対しては妙に素直です。ぞんざいな口をきくものの、結局は惚れた弱みというか、その言葉を受け入れてしまうようです。現在はエルフハイムの住人となっています。

一言:「言っておくけど、あたしは闇エルフじゃないわよ!」

人造魔人 ライ=ホッツブルク

種族:人造魔人(もと黄人)   性別:男    年齢:16
職業:冒険者?   出身:ユノス

解説:ユノスにいた頃に魔の夜会教団に捕まり、悪魔を体に埋め込まれてしまいました。つい先頃、体は完全に悪魔に乗っ取られ、異形の存在として生まれ変わりましたが、変身能力をもつため、うわべは人間のふりをして生活しています。魔人として様々な特殊能力を有しており、その身は常に魔の夜会教団に狙われています。まだ精神は融合しておらず、辛うじて悪魔を制しているようですが、いつ悪魔の支配に屈するか予断を許しません。

一言:「えっ? 僕は一般人ですよお……へらへら」(←あっ、いっちゃってる)

ギザイア

種族:白人   性別:女    年齢:13
職業:学生(クレア女学院)   出身:サリュンティル

解説:ライと同様、魔の夜会教団に悪魔を埋め込まれた少女です。この融合技術は、優秀な科学者であった父親が研究していたもので、それが理由で彼女は囚われの身となっていました。ライと比べて悪魔との融合率は低いのですが、まだ幼い少女である彼女が狡猾な悪魔に抗しきれるとは思えません。現在はエルフハイムで暮らしており、クレア女学院に特待生として通っています。アイリスの妹レアと仲が良いようで、毎朝一緒に登校する姿を見かけます。

一言:「皆さん、いつも迷惑かけてごめんなさい……」

アンソニー:「いや、気にすることはないよ。いつでも僕の胸に飛び込んでおいで」

エリアラ:「あなたに言ってるんじゃありません」

アンソニー:「……そんな、ズバリいわなくても」

氷のアイシー セイアーティス=ウィル=アルオーン

種族:白人   性別:男    年齢:21
職業:冒険者(失貴族)   出身:?

解説:地方領主の息子でしたが、幼い頃に盗賊団に襲われ家族全員が殺害され、村も焼き払われて廃村になるという過去を持っています。彼はこの辛い経験から盗賊団に恨みを抱き、次に人の耳にあがったときには盗賊狩りとして名を馳せていました。盗賊団を潰すためならどんな非道な手段もいとわないことから、いつしか彼は「氷のような男」アイシー・セイアーティスと呼ばれるようになりました。しかし、これも昔の話で、今ではウォルティーたちに出会ってだいぶ丸くなったようです。腕のわりには、なぜかいつも貧乏です。

一言:「マスター、水」

 


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