カエデ通り

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エリアラ:「駅前に次いで賑やかな繁華街で、古い家並のしっとりと落ち着いた雰囲気が漂っています。カエデ通りというくらいですから、道路の両側には街路樹としてカエデが植えられており、紅葉の季節には紅通りと呼ばれるほど地面が真紅で埋め尽くされます。歌広場にはいくつもの屋台が並んでいて、お話をしながらノルティ焼きを頬張る学生さんたちの姿も見かけます」


名所など

メイプルエンド

 カエデ通りのはずれの公営住宅で、なんとお家賃は10000エランと超格安! あまりにも希望者が多いため、空室が出ると抽選会が行われます。申し込みはお早めにどうぞ。

すみれ館

 いつも爽やかな春の香りがする花屋さんです。広い店構えで、通りいっぱいに季節の花々を並べています。最近は、バイトのミュナリュシアさん(石膏通り)を目当てに訪れる学生さんも多いとか。店長のフィレーネさんは彼女のことを我が子のように可愛がっており、お客さんが増えて嬉しい半面、悪い虫がつくんじゃないかと心配でならないようです。

菓子店
サンリル

 昔ながらのお菓子が売られている老舗で、開店以来ずっと伝統の味を保ち続けています。シュガット(ジャム入りのチョコケーキ)やオレンジサンドは、開店してすぐに品切れになるので、幻の味とも呼ばれています。

風路貸本店

 つい最近できた貸本屋さんで、主に大衆小説を取り扱っています。お花が飾ってあるきれいな白いテーブルがいつも軒先に並べられていて、ここで本を読むことができます。春の麗らかな陽射しを浴びての読書は、時がたつのを忘れさせてくれます。


人物

ダナン&サリファ

種族:白人   性別:男&女    年齢:27&24歳
職業:パン屋   出身:サリュンティル

解説:カエデ通りの中央に店を構えるパン屋「タンタート」の新婚夫婦で、この2人を見ていると目の毒とのもっぱらの噂。パンはダナンが、お菓子はサリファがつくっています。店先にはテーブルが並べられ、学生たちのたまり場になっています。女学生にはグラスベリー・パイ、子供たちにはハチミツパンが人気であり、子供好きの彼らは子供たちにかぎって半額にしてくれるようです。自分たちも早く子供が欲しいと思っていますが、そのことを客に話しまくるので、微笑ましいと思うのと同時にみんなちょっと困っています。

一言:「あなた、私たちも早く子供が欲しいわね……」
   「大丈夫、きっと神様が授けてくださるさ」

敏腕新聞記者 アンソニー

種族:白人   性別:男    年齢:22
職業:素敵な新聞記者   出身:サリュンティル

一言:「ぼくで〜す。ファンレターは常時受け付け中どえ〜す。待ってま〜す」

アンソニー:「サリュンティル・タイムズの優秀な若手記者で、次期編集長との声も高い。足はすらっと長く、どこか陰のある理知的な風貌が女心をくすぐるとか……」

メリル:「嘘をつくな、巨大な嘘を……」

桜婦人 サヴィーナ=リマソン

種族:白人   性別:女    年齢:31
職業:主婦   出身:サリュンティル

解説:庭中に桜を植えている桜屋敷の婦人で、桜婦人と呼ばれています。お茶会が好きで、よくパッチワークなどをしながら知り合いと庭で話をしています。桜の季節になると、近所の人々を集めて宴を催すのが習慣になっています。近所の婦人会をまとめており、その温厚な人柄で好かれています。ご主人は貿易商をしており、あまり家にはいないようで、顔には出しませんが寂しがっているようです。

一言:「さあ、ハーブティーでも召し上がれ(にっこり)」

アンソニー:「(くらっ)お、奥さん、実は前からあなたのことを……」

エリアラ:「……バカ」

メリル:「……ドアホ」

お手伝い三人娘 キュオ、リコ、パティ

種族:白人   性別:女    年齢:ひ・み・つ♪
職業:メイドさん   出身:サリュンティル

解説:桜婦人のお屋敷で働く3人のメイドさん。ドジでノロマな亀さんたちで、毎日何らかの失敗事を繰り返しています。優しい桜婦人でなければ、とっくに首になっていてもおかしくはありません。しかし、こういった欠点も寂しがり屋の桜婦人にとってはうれしいのでしょう。本当の娘のように可愛がっており、よく自分の昔の服を仕立てなおして、彼女たちにプレゼントしているようです。

一言:「キュオで〜す」
   「リコで〜す」
   「パティちゃんで〜す」

アンソニー:「巷では可愛いとの声と、バカとの声があります」

キュオ:「え〜っ、バカなんてひどいですぅ」

リコ:「そうです、そうです、バカはパティちゃんだけですよぉ」

パティ:「ちがうもん、パティはバカじゃないもん(ぷんすか)」

アンソニー:「というわけで、可愛いおバカな3人組でした」

女王 メアリー

種族:猫   性別:メス    年齢:4
職業:猫   出身:サリュンティル

解説:そこらをしめている野良猫で、その態度の大きさから女王と呼ばれています。よく桜屋敷の3人娘と夕食をかけての攻防戦を繰り広げていますが、今のところ余裕で全勝記録を伸ばしています。

一言:「うにゃんにゃごにゃんにゃんごろにゃん(訳:ふふん、3バカ娘の相手なんて、ネズミの手をひねるようなものよ……)」

 


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