概略
○解説 司法組織の在り方は、その国家の政治形態によってかわります。一般的にいえるのは、封建制度や王制による支配政治を行っている国家では、司法関連の業務に携わる者はすべて為政者の側に立つということです。ですから、裁判の結果には身分というものが深く関わってきますし、貴族を相手に訴訟を起こしても公正な判決など望めるはずもありません。一方、司法と行政が独立している近代国家では、完璧にとはゆかないものの、比較的まともな裁判が行われています。 先頭へ
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法律家
○解説 法律に関する仕事をする民間人のことを広く法律家といいます。大きくは、司法に関する書類を作製する司法書士と、その他の法律的な手続きや業務を行う弁護士の2つに分けられます。なお、弁護士は司法書士としての能力も持っています。 法律家の仕事はさまざまあります。法的な整備がまだまだ未熟な社会ですから、権利問題などで何かもめ事が起こったりした場合には、すぐに法律家の出番となります。資本家と職業組合の間のトラブル、土地問題、労働問題など、この時代に特有の問題を解決するために、法律家は重要な役割を担っているといえるでしょう。それが刑事的なものでない限りは、法律家が仲裁に入ることで解決できます。法的な公正さを持って対応できる法律家は、いろいろと頼られる立場にあるのです。 ・司法書士 ・弁護士 ○注意点法律家は事件や犯罪、あるいは民事訴訟のような日常のもめ事に関わることができます。法律家は知識人として尊敬される職業ですので、その発言は尊重されるのが普通です。ちょっとした相談事を持ち込まれることもあるでしょう。そういったことから、比較的シナリオには関わりやすい立場と言えるでしょう。 ○コネクション弁護士は同業者や裁判官、あるいは警察や検察官などと交流がありますし、裁判所の事務員などとも顔見知りのはずです。他にもかつて自分が弁護した人間やその家族とも知り合っていますし、それから企業の顧問弁護士を務める人もいるでしょう。それから、新型機械などの発明品に関する特許申請なども司法に関する事柄ですから、司法書士や弁護士は発明家と親しい場合もあります。 先頭へ
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裁判官
○解説裁判官は公的な司法組織に所属する法律家です。裁判を行う権利を持ち、さまざまな種類の訴訟に対して公正な判決を下します。 裁判官には3つのタイプが存在します。 ○条件裁判官になるにはまず大学の法学部を卒業した後に、裁判所に勤めるための国家試験に合格しなければなりません。それから裁判所で3年以上の実務経験を経た後、さらに裁判官になるための試験を受けて合格すれば、裁判官として認可を受けることができます。 ・経歴 ○注意点ほとんどの場合は、シナリオに非常に参加しにくいキャラクターとなるのは間違いありません。ただし、犯罪者から恨みを買ったり、あるいは社会的制裁という意味で狙われたりすることもある職業なので、そういう場合には登場することも不可能ではありません。しかし、それでもNPC向きの職業といえます。裏取引きを積極的に行ったり、あるいは過去の事件に疑問を感じたりといったことがあれば、PCとしても使えるかと思います。 ○コネクション裁判所の同僚はもちろん、検察官、それから弁護士などの法律家とつき合いがあります。他にも警察の人間や貴族などともつながりがある場合があります。 先頭へ
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