職業
◆推奨職業
役割 職業 主 学者/記者/探偵/刑事/医師/趣味人/一般人 ホラーシナリオに向いているのは術法や強い戦闘力を持つ者よりも、むしろ記者や刑事のように情報収集を主体とするようなキャラクターや、一般人のように巻き込まれる側の存在でしょう。 副 聖職者/職業術法師/冒険者/異端者 このように積極的に怪物や変異の影響に立ち向かうことができる職業は、ホラーシナリオに関わることがあっても、恐怖を楽しむにはやや不適といえるでしょう。ただし、限定された能力しか持っていなければ、十分に怖さを味わうことができると思われます。
○メインキャラクター
ホラーシナリオに向いているのは術法や強い戦闘力を持つ者よりも、むしろ記者や刑事のように情報収集を主体とするようなキャラクターや、一般人のように巻き込まれる側の存在でしょう。
・学識者
学者は心霊現象を科学的に解明しようとしたり、不可思議な発見をしたりといった理由で事件に関わることになるでしょう。また、学識者として警察に意見を求められたりすることもあります。医者は検屍を行ったりすることで事件に絡むことができるでしょう。・情報関連
探偵や記者は、事件を調査している途中で怪現象に巻き込まれたりすることがあるでしょう。あるいは怪現象を調査することが目的で活動することも十分にあり得ます。・刑事
通常の事件として調査を開始したが、実は心霊現象絡みの事件であったなど、職務から巻き込まれる形でシナリオに参加することになるでしょう。もちろん、一般市民の安全を守るために、やむを得ず怪物や霊に立ち向かうこともあるはずです。・一般人
一般人は純粋に事件に巻き込まれる立場になることが殆どでしょう。ですから、事件に積極的に関わらせるためには、シナリオの中心人物として取り扱ったり、あるいは閉鎖空間に閉じこめるなどの工夫が必要となるでしょう。・好事家
好事家は時間とお金をもて余しているため、興味さえ持てば問題なくシナリオに関わることができるでしょう。なお、こういった人々の中には、個人で心霊現象を研究していたりする者も存在します。
○サブキャラクター
積極的に怪物や変異の影響に立ち向かうことができる職業は、ホラーシナリオに関わることがあっても、恐怖を楽しむにはやや不適といえます。特に術法などを習得している場合は、単なる怪物退治シナリオに路線が変わってしまうことにもなりかねません。そのため、術法を決定的な手段にしないための工夫や、追い詰めるための仕掛けなどを準備するが必要があるでしょう。
・聖職者
聖職者は心霊現象や怪物などの脅威に積極的に立ち向かう職業です。そのため、シナリオに参加する動機は十分なのですが、豊富な知識を持っていることが逆にシナリオをつまらなくしたり、術法によって簡単に霊を倒されてしまうということも起こり得ます。ですから、恐怖を楽しむことを前提としたシナリオでは、小さな教会に勤める普通の聖職者として登場させたり、神徒など見習いの立場で参加した方が無難といえます。・職業術法師
術法師もまた、ホラーシナリオを楽しむためには邪魔になり得る職業です。しかし、習得している術法が、シナリオの課題をクリアするための決定的な効果を持たない場合には、大した問題とはならないでしょう。逆に、術法を習得していることで標的になったりすることも考えられます。・冒険者
術法ほど強力ではありませんが、冒険者の抱える豊富な知識もまた、恐怖の正体をありふれた脅威に変えてしまう可能性があります。戦闘でどうにかできてしまうようなものが正体であれば、シナリオは単純な作業で終わってしまうことにもなりかねません。その点にさえ注意すれば、それほど問題にはならない職業でしょう。・異端者
霊媒師などの異端者は、霊や怪物などについての独自の知識を得ている場合があります。しかし、こういった人々というのは専門家でありながら、立場ゆえに他の者に簡単に身分を明かすことができなかったり、信用してもらえないことが多々あります。孤立しやすい職業ではありますが、それもシナリオの障害として設定してしまうのも1つの手段でしょう。
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集団
○職業集団
・探偵社/警察/何でも屋
被害者がそれを単なる事件と勘違いしてしまった場合には、探偵社などに解決を求めることも十分にあり得ます。特に、まだ犯罪にまで発展していないような場合は、警察ではなく民間の専門家に協力をあおぐしかありません。それが事件として認識されたり、あるいはサスペンス調のシナリオを遊ぶ場合は、警察が出動することになります。・心霊研究家
心霊現象を研究する民間の研究者です。好事家などが趣味で調査したり、あるいは学識者が科学的にこれを解明しようとする場合もあります。そもそもこういった人間は数も知見の集積も少ないため、協力して活動していることが多いようです。・精神科医
心理ホラーやサイコサスペンスなど、精神問題を取り扱うシナリオで登場することができます。心霊現象であっても他人に認識されなかったり、それが原因で精神的に衰弱している場合は、精神科医のカウンセリングを受けることになるかもしれません。・聖職者
心霊絡みの事件だと判明している場合は、通常はまず宗教機関に問題が持ち込まれます。悪魔払いなどの専門の地位になくても、一般の聖職者は積極的にこれらの問題に対処することでしょう。
○複合集団
パーティを組む場合のキャクターの組み合わせの例です。
・タイプ1
情報関連職/一般人探偵や記者、あるいは学識者などの職業人と一般人の組み合わせです。積極的に調査を行う者と被害者、あるいは調査に協力して事件に巻き込まれる者といった具合になります。
・タイプ2
心霊研究家/学者/記者/(聖職者)知的興味から事件に参加するタイプのシナリオです。聖職者が絡む場合は、心霊研究家や学者との関係によってシナリオを調整する必要があるでしょう。
・タイプ3
刑事/医者/記者/(学者)変死などの刑事事件を発端として事件に巻き込まれるタイプのシナリオです。犯罪ではなく怪奇事件であることを特定するまでをゲームの課題としてもよいでしょう。
・タイプ4
聖職者/何でも屋/一般人当初より明らかに心霊や怪物の仕業とわかっている時に、このような組み合わせが多くなるでしょう。怪物退治ではなくホラーシナリオとして遊ぶ場合は、シナリオの課題を工夫する必要があります。
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