無職

概略主婦趣味人乞食都市浮浪児用心棒


 

概略


タイプ 説明
主婦  専業主婦として炊事、洗濯などの家事一般をこなします。
趣味人  受け継いだ財産によって自ら働かなくても生活できる人々です。
乞食  定職にはつかず、人々から金銭や物品をほどこしてもらったり、残飯をあさったりして生活しています。独自の情報網を使い、情報屋として小銭を稼ぐこともあります。
都市浮浪児  親のいない子供たちで、路地で浮浪者として生活しています。人口の多い都市に存在します。
用心棒  特定の店や会社などに雇われて警護を行う者で、一般的にはチンピラのように扱われています。


○解説

 さまざまな境遇から職につけなかった者や、親の遺産があるため働かなくても生活できる者などがいます。


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主婦


主婦
タイプ:専業主婦
身分:伴侶に準ずる
最低年齢:16歳
財産レベル:自由
収入タイプ:固定/不定
標準収入:伴侶によってさまざま
推奨分野
 作業技能:家事
 記憶技能:一般知識
 判断技能:駆け引き/統制
必須専門技能:なし
説明:専業主婦として炊事、洗濯などの家事一般をこなします。
所持品:手鏡、裁縫道具一式


○解説

 結婚して家庭に入り、専業主婦として家の仕事をこなします。特に女性蔑視のない世界とはいえ女性が子供を産むことにはかわりなく、家を守るのは女性の仕事というのが世間一般の認識です。
 炊事、洗濯、掃除、裁縫、その他のさまざまな仕事を手作業でこなさなければならず、忙しさでいえば他の職業と何らかわるものではありません。裕福な家庭であれば様々な雑務は召使いが行いますが、よほど上流の育ちでもなければ、一通りの家事をこなせるのが普通です。また、夫の世話をするだけではなく、子供ができれば子育てもありますし、両親の面倒をみなければならないこともあります。家計のやりくりを考えるのも主婦のつとめですし、もちろん近所づきあいも考えなくてはなりません。


○条件

 だいたいの国家では、結婚は満16歳以上の年齢になってからでなければ認められません。その他には、結婚しているということ以外の条件はありません。


○注意点

 召使いを雇えるくらいの裕福な家庭でなければ、それほど金銭的にも時間的にも余裕があるわけではありません。ですから、積極的に事件に関わるということはないでしょう。多くは巻き込まれる形でシナリオに参加することになります。
 なお、主婦の身分は夫の身分に準じます。主婦だからといって特に低く見られることはありません。


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趣味人


無職
タイプ:趣味人
身分:富裕階級(中層)
最低年齢:なし 
財産レベル:自由
収入タイプ:固定/不定
標準収入:立場によってさまざま
推奨分野:なし
必須専門技能:なし
説明:受け継いだ財産によって自ら働かなくても生活できる人々です。
所持品:なし


○解説

 貴族や財産家の子孫、あるいはその未亡人など、受け継いだ財産によって自ら働かなくても生活できる人々です。好事家などと呼ばれることもあります。自分の趣味にすべての時間を費やすことができるため、一般の人々から見ればやっかみの対象となります。変わり者と見られることが多く、実際に変わり者もたくさんいます。
 ただふらふらと遊び歩いたり賭事に没頭したりする人もいますが、いろいろなことに興味を示し、非常に広範な知識を持つ者も少なくありません。美術品の収集に熱中して自然と鑑定眼を身につけたり、研究に没頭して非常にすぐれた発明品や研究結果を世間に発表したり、優れた書や音楽を残すこともあります。


○条件

 趣味人になるには、金銭的に余裕があること以外には、特にこれといった条件はありません。


○コネクション

 彼らは基本的に裕福な家庭の人間ですから、それなりに高い身分の人間と知り合いでもおかしくはありません。また、趣味の分野の人間と親交があったり、芸術家と面識があってもよいでしょう。


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乞食


浮浪者
タイプ:乞食
身分:浮浪階級(下層)
最低年齢:なし 
財産レベル:自由
収入タイプ:不定
標準収入:不定
推奨分野
 作業技能:隠密手技
 記憶技能:職業情報【乞食】/裏社会
 判断技能:会話技術/演技力/駆け引き/観察力
必須専門技能
 職業情報【乞食】:職業知識(知)/地域知識【各種】(知)
説明:定職にはつかず、人々から金銭や物品をほどこしてもらったり、残飯をあさったりして生活しています。独自の情報網を使い、情報屋として小銭を稼ぐこともあります。
所持品:なし


○解説

 定職にはつかず、人々から金銭や物品をほどこしてもらったり、残飯をあさって生活しています。宗教上の教えで貧しい人に施すのは美徳とされていますが、彼らが社会に受け入れられているというわけではありません。乞食は街の汚点となる不潔な存在で、一般社会にとっては明らかな邪魔者なのです。かといって、彼らにしても何も好きで物乞いをしているわけではありません。働く場所がないことから仕方なく乞食生活を送っているのです。
 乞食はせいぜい小銭や残飯をめぐんでもらうくらいのもので、ほとんど収入は得られません。栄養のある食事など望むべくもなく、飢えや冬の寒さでのたれ死んだりするのもごく一般的なことです。不衛生な環境ですから病気にかかることも多いのですが、医者に通うのはもちろん金銭的に不可能です。明日死んだとしても何の不思議のない立場にいるのです。


○コネクション

 乞食はいつも町の中にいます。黙って座っているだけでも、その耳にはさまざまな会話が飛び込んできます。彼らはそこで得た情報を売って小銭を稼ぐことがあり、大きな街では乞食組合という独自の情報網をつくりあげています。裏社会との繋がりもあり、相互に情報を交換しているようです。


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都市浮浪児


浮浪者
タイプ:都市浮浪児
身分:浮浪階級(下層)
最低年齢:なし 
財産レベル:自由
収入タイプ:不定
標準収入:不定
推奨分野
 作業技能:隠密手技
 記憶技能:裏社会
 判断技能:演技力/観察力
必須専門技能:なし
説明:親のいない子供たちで、路地で浮浪者として生活しています。人口の多い都市に存在します。
所持品:なし


○解説

 戦争や病気などで親をなくしたり、あるいは捨てられたりした子供たちのことです。都市の路地などで浮浪生活を行うため、ストリートチルドレンと呼ばれたりします。
 彼らは乞食のような生活を送ったり、あるいはちょっとした雑用を引き受けて小銭を貰って暮らしています。孤児院でこのような子供たちを引き取ることもありますが、施設の数は十分とはいえず、また束縛を嫌ってあえて都市浮浪児として生活する子供もいないわけではありません。彼らの中には犯罪に手を染める者も多く、スリやかっぱらい、あるいは徒党を組んで追い剥ぎなどを行うこともあります。また、中にはギャングの手下として働く者もいるようです。
 彼らは教育を受けておりませんから、大きくなっても肉体労働者など下層階級の人間として働くことになります。しかし圧倒的に多いのは、大きくなる前に病気や飢えで死んだり、犯罪者となる道を選ぶことなのです。


○条件

 都市浮浪児になるには、保護者がいないということ以外の条件はありません。家族や親戚の生死には関係なく、誰の保護も受けずに生活していれば都市浮浪児として扱われます。


○コネクション

 都市浮浪児は、同じ境遇の子供たちや乞食組合と知り合いです。また、犯罪に手を染めている場合は、裏社会の人間と繋がりがあります。


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用心棒


無職
タイプ:用心棒
身分:浮浪階級(下層)
最低年齢:なし 
財産レベル:自由
収入タイプ:不定
標準収入:不定
推奨分野
 運動技能:基本戦闘/武器戦闘
 作業技能:隠密手技
 記憶技能:裏社会
 判断技能:演技力/駆け引き
必須専門技能:なし
説明:特定の店や会社などに雇われて警護を行う者で、一般的にはチンピラのように扱われています。
所持品:なし


○解説

 特定の店や会社などに雇われて警護を行う者で、一般的にはチンピラのように扱われています。用心棒といっても護衛探偵のように専門の業務としているわけではなく、一定期間だけ雇われて、契約期間が終わると収入のない暮らしに戻るという場合がほとんどです。一定の地域を縄張りとしている者が多く、1つの店に常駐していることもあれば、複数の相手と契約して問題が起こった時点で呼ばれる場合もあります。


○条件

 用心棒になるために特別な条件はありません。腕っ節が強ければ、それだけで認められます。


○コネクション

 特定地域を縄張りとしている場合は、地域住民に知り合いがいるでしょう。ただし、人柄によっては金銭以上の繋がりは持てません。それから、決して合法的な仕事ではないため、裏社会と通じている場合もあるでしょう。その関係で、ギャングや裏組合のメンバーとしてスカウトされることも少なくありません。


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