仮面系(作業技能)


説明  仮面に様々な能力を与える術法で、ペルソニア大陸の仮面使いから伝わった技だと考えられています。
認識  異端術法
使い手  仮面使い
行使制限  面を媒介して術をかけます。ほとんどの場合は、面と接触していなければなりません。また、術によっては予め面を作製しておく必要があります。
習得方法  異端:その他△
スタイル  面に指で、文字のような特殊な紋様を描くことで術を発動させます。この紋様はペルソニアの一部族が使う文字に似ているという説があります。 面を誰かにかぶせることで効果を発揮する術の場合は、あらかじめ仮面に紋様を彫り込んでおき、それを指でなぞることで術をかけます。この仮面のことを刻印仮面といい、紋様のない仮面は術をかけても反応しません。通常は念を込めて細工道具を用い、刻印仮面を作製します。
 ×面操り×偽りの面×仮面つくり×怒りの面×飛面使い×恐怖の面×永遠の仮面×多面使い×仮面のしもべ×面の知覚×面うつし×呪面×生き仮面×獣の仮面×鏡仮面×戦士の仮面×殺しの仮面×死面使い×破滅の仮面×封じの面×支配の面×操り仮面×呪詛仮面


×面操り

 レベル:2  タイプ:通常
 距離:接触  持続時間:1時間  効果範囲:刻印仮面
 顔のパーツを彫り込まれていない面を対象に被せると、溶けるように顔に吸い込まれてゆきます。これにより対象の精神の動きは絶対に顔に表われず、常に無表情でいることが可能です。このことが有利に働く判定では、+4の修正値を得ることができます。逆に、これによって不利になるような場面では−4修正を受けます。持続時間が過ぎると面がゆっくりと浮かび上がり、顔から外れてしまいます。

×偽りの面

 レベル:2  タイプ:通常
 距離:接触  持続時間:1時間  効果範囲:刻印仮面
 対象の顔に面を被せるとゆっくりと顔と一体化し、やがて面と同じ顔に変わってしまいます。面は完全に皮膚に変化しており、触れても気づかれることはありません。誰かの真似をした場合でも、細かな仕草などを不審に思われなければ、絶対に気付かれることはないでしょう。

×仮面つくり

 レベル:2  タイプ:通常
 距離:接触  持続時間:永久  効果範囲:1つの仮面
 接触した仮面の下地に、自分の思い通りの顔を映し出すことが出来ます。いかなる材質からでも、思った通りの仮面をつくることが可能となります。ただし、記憶の中にある顔の通りにつくるには、記憶術の達成値以上に似ることはありません。

×怒りの面

 レベル:2  タイプ:通常
 距離:接触  持続時間:1分  効果範囲:刻印仮面
 怒りの面を被せることで、対象の精神を高揚させます。術法なども含めた戦闘中の攻撃行動に、+4の修正を得ることができるようになります。ただし、逆に回避行動には−4の修正を受けることになります。

×飛面使い

 レベル:2  タイプ:通常
 距離:10m  持続時間:1分  効果範囲:1つの面
 仮面を操って攻撃することができます。噛みつきによって成功値ポイントのダメージを与えることが可能です。これは攻撃をしかける度に術法の判定を行って下さい。

×恐怖の面

 レベル:3  タイプ:限定範囲
 距離:接触  持続時間:30秒  効果範囲:刻印仮面
 恐ろしい形相の面を被せることで、周囲の者に恐怖を与えます。抵抗に失敗した者は、なんとかしてその場から逃げ出そうとします。逃げ出せない場合は、抵抗や回避に専念します。

×永遠の仮面

 レベル:3  タイプ:通常
 距離:接触  持続時間:永久  効果範囲:1つの面
 仮面を劣化させることなく永遠に保存することができます。この術をかけた面は絶対に壊れることはありませんし、死体の顔でも腐ることはありません。

×多面使い

 レベル:3  タイプ:通常
 距離:接触  持続時間:1分  効果範囲:刻印仮面
 面を体につけることで、顔を1つふやすことができます。その面は普通の顔と同じように機能します。

×仮面のしもべ

 レベル:4  タイプ:呪詛
 距離:接触  持続時間:永久  効果範囲:刻印仮面
 対象は仮面に与えた1つの命令を、絶対に達成しなければならなくなります。使命が達成されるまで、この面は絶対にはずれることはありません。また、対象は仮面をつけている間の記憶を完全に失います。

×面の知覚

 レベル:4  タイプ:通常
 距離:接触  持続時間:1日  効果範囲:刻印仮面
 1つの仮面に自分の知覚力を与え、面が得た知覚情報を自由に受け取ることができます。なお、情報を受け取っている間は、術者自身の感覚で周囲を把握することはできなくなります。

×面うつし

 レベル:4  タイプ:通常
 距離:接触  持続時間:永久  効果範囲:1つの面
 一度でも見た顔であれば、寸分違わぬ面として作り出すことができます。なお、術者は記憶術などの判定で思い出す必要はありません。

×呪面

 レベル:4  タイプ:呪詛
 距離:接触  持続時間:永久  効果範囲:刻印仮面
 この面を最初に身につけた者から、永久に面がはずれなくなります。これは呪いの一種で、物理的な手段によって外したり破壊したりすることはできません。

×生き仮面

 レベル:4  タイプ:呪詛
 距離:接触  持続時間:永久  効果範囲:1対象
 対象の体に人面瘡をつくりだします。人面は対象の不利になるように行動しますし、攻撃を加えても対象の体が傷つくだけに終わります。これは呪いの一種であり、魔力解除の術法で解呪することはできません。

×獣の仮面

 レベル:4  タイプ:通常
 距離:接触  持続時間:30秒  効果範囲:刻印仮面
 対象に獣の仮面を被せて同調させます。これによって、獣の顔がもつ能力を1つだけ使用できるようになります。判定が必要な場合は、その獣の判定値を用いて下さい。

×鏡仮面

 レベル:5  タイプ:通常
 距離:接触  持続時間:30秒  効果範囲:1つの面
 仮面に術者が認識している相手の顔を写し取ります。相手が精神抵抗に失敗した場合、この面を被った者は顔の主と完全に動きを同調させることが出来るようになります。これにより相手の行動に合わせたり、逆に操ったりすることが可能となります。相手に合わせた場合は、判定の順番なども含めて、自分の能力や技能に関係なく対象と同じ行動を取ることになります。判定を行わなくても成功値は±0扱いとなり、戦闘でも相手の剣などを完璧に受けとめることが可能です。

×戦士の仮面

 レベル:5  タイプ:通常
 距離:接触  持続時間:10秒  効果範囲:刻印仮面
 勇者を模した仮面を被ることで、戦闘中の全ての行動に+5の修正を得ることができるようになります。

×殺しの仮面

 レベル:6  タイプ:呪詛
 距離:接触  持続時間:永久  効果範囲:刻印仮面
 この面を身につけたものは、周囲のものを見境無く殺そうとします。この時、全ての行動に+3の修正を得ることができます。また、面をつけている時は痛みを全く感じなくなり、気絶判定を行う必要がなくなります。

×死面使い

 レベル:6  タイプ:通常
 距離:接触  持続時間:永久  効果範囲:1対象
 術をかけると死人の顔が面となって浮かび上がり、体から切り離されます。面を奪われた死者は、顔のパーツが失われた死体となって残ります。この面はこれ以後は腐敗することがなく、永遠にそのままの形で保存されます。面を身につけたものは、持ち主の能力を全て使用できるようになります。

×破滅の仮面

 レベル:7  タイプ:呪詛
 距離:接触  持続時間:永久  効果範囲:刻印仮面
 この面を手にしたものには、不運が永久に襲い続けることになります。仮面は次々と破滅を導きますが、持ち主を殺すようなことはせず、ひたすら長く苦しめようとします。面の所有者となるのは術者が手放した後に最初に手に触れたもので、この面を手放そうとは思わなくなります。これは呪いの一種です。

×封じの面

 レベル:7  タイプ:通常
 距離:接触  持続時間:永久  効果範囲:刻印仮面
 対象に顔のない面を被せ、永遠の眠りにつかせることができます。面を被った者は仮死状態となり、一切の活動を停止することになります。

×支配の面

 レベル:8  タイプ:通常
 距離:接触  持続時間:永久  効果範囲:刻印仮面
 1つの面に自分の精神をうつすことができます。面をつけた相手との対抗判定に勝利すれば、相手の肉体を奪い取ることが可能です。奪い取った肉体の能力は、すべて術者のものとして使用することができます。

×操り仮面

 レベル:8  タイプ:通常
 距離:接触  持続時間:永久  効果範囲:刻印仮面
 この面を身につけた相手を、術者の自由に操ることができます。相手はいかなる命令にも盲目的に従うことになります。

×呪詛仮面

 レベル:8  タイプ:呪詛
 距離:接触  持続時間:10分  効果範囲:刻印仮面
 術者の顔を模した仮面を被せることで、相手を術者の身代わりに変えてしまいます。仮面は相手の顔に溶けるように消えてゆき、一体化してしまいます。これにより術者が受ける傷や病などの全ての苦痛は、相手が全て代わりに受けることになります。この術法は呪いの一種で、魔力解除の術法で解呪することはできません。


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