霊獣/高位霊獣

素体酸霧獣海魔幻夢獣赤血獣風鈴獣鏡霊獣時限獣


高位霊獣-素体
◆判定
副技能  専門:異端知識【霊獣】/一般:怪物知識、地域知識【アルメア】
不明度  5
影響度  さまざま
◆名称・分類(一般:±0)
名称  高位霊獣-素体
一般認識  霊獣/脅威/嫌悪
利用法  不可能/霊獣使いによる使役
外見  異形の怪物たちです。形態はそれぞれの獣によって異なります。
◆能力・技能(専門:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
13 14  気力:19/
 自我:13/
12 13  活力:18/
14 14  生命:20/
打撃  さまざま
防御  なし
移動力  3(+10)
◆特殊能力(専門:+3)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗

さまざま

◆戦闘(一般:+3)
 基本的に攻撃的な性格で、霊獣使いが使役していない状態では、積極的に人間に攻撃を仕掛けます。

◆生態・反応(一般:+1)
分類  霊獣
生息地  不定
活動期  不定
出現頻度  きわめてまれ
出現数  不定
反応  不定/敵対的
調査法  聖職者
弱点  なし
 一般的に最もよく知られている霊獣で、非常に攻撃的な性格を持っています。霊獣による被害の大半が、この高位霊獣たちの仕業なのです。性質や生態はそれぞれの獣で異なっていますが、特殊な能力をもって人間を攻撃してくることだけは共通のようです。
◆詳細(専門:+2)
分類  霊獣/高位霊獣
属性  中立
知能  動物なみ
感覚  霊的感覚
状態変化  気絶なし/通常
 霊獣の中でも非常に強力な存在です。霊獣系の『霊獣つくり』の術で生み出すこともできます。多彩な異能を持ち、相手をするには非常に厄介な相手です。


酸霧獣
◆判定
副技能  専門:異端知識【霊獣】/一般:怪物知識、地域知識【アルメア/ライヒスデール】
不明度  4
影響度  3
◆名称・分類(一般:±0)
名称  酸霧獣
外見  酸性霧でできた体を持つ、不定形の雲のような怪物です。普段は半径1mほどの球状に形を保っていますが、生物の存在を感知すると体を広げてつつみこむようにして襲ってきます。

◆詳細(専門:+2)
 ライヒスデールの酸性霧地帯によく出没します。普段は霧に紛れてじっとしており、人間が接近すると攻撃を仕掛けるようです。霧に紛れている時は、肉眼ではまず発見できないでしょう。襲われてみて初めて存在に気づくことが殆どのようです。
 酸霧獣の体に触れた者は、難易度4の肉体抵抗の判定に成功しないと、感覚器官が酸でやられてしまいます。抵抗できなかった場合は、洗浄するなど何らかの処置をほどこすまで、感覚に関する判定に−4の修正を受け続けることになります。遠くの敵には酸の球をぶつけて攻撃します。酸霧獣は火炎に弱く、火を近づけると蒸発して消えてしまいます。
◆特殊能力(専門:+3)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗

霧化

飛行

酸性霧

接触

永久

半径1m

難易度4

肉体

酸霧球

10m

一瞬

半径5m

効果値7

肉体


海魔
◆判定
副技能  専門:異端知識【霊獣】/一般:怪物知識、地域知識【アルメア/セルセティア】
不明度  4
影響度  2
◆名称・分類(一般:±0)
名称  海魔
外見  海の水からできた霊獣で、形のはっきりしない4つ足の動物の姿をとります。体の表面は軽く波打っており、白い気泡が浮いています。

◆詳細(専門:+2)
 セルセティア近海によく出没する霊獣で、船や海岸近くで働く人間を襲います。通常は海の中を漂っているようですが、人間が接近した時は起き出してきて、積極的に攻撃を仕掛けます。海の中にいる時は水と区別することは不可能で、水中から這い出してきて初めて認識可能となります。
 この霊獣は相手を水にひきずりこんで溺れさせるか、あるいは相手をつつみこむかの、どちらかの攻撃法方をとります。海魔は生物の水分を吸収する力があり、相手を窒息させると同時にこの能力でダメージを与えます。取り込まれた者は組打ちの判定で逃げ出すことに成功しなければ、いずれ体中の水分をすべて吸い尽くされて死亡することになります。海魔が大量に出現して船を襲う場合があり、そうなると手に負えない脅威となります。
◆特殊能力(専門:+3)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗

水化

水中移動

水分吸収

接触

永久

1対象

効果値5

肉体


幻夢獣
◆判定
副技能  専門:異端知識【霊獣】/一般:怪物知識、地域知識【アルメア】
不明度  6
影響度  2
◆名称・分類(一般:±0)
名称  幻夢獣
外見  虹色の光の粒子でできた鳥の姿を持ちます。シルエットは孔雀によく似ていて、翼を広げると2mほどになります。

◆詳細(専門:+2)
 エルモア中で発見の報告がありますが、普段はどこに生息しているか全く知られておりません。道に迷った旅人などが遭遇することが多いようですが、場所や条件は一定していないようです。ただ、突然空中から姿を現わし、攻撃を仕掛けてくるという話が多く伝えられています。
 幻夢獣は生物の精神に作用する攻撃を得意としています。夢入りは相手の心の中に入り、様々な夢を見せる能力です。この間、幻夢獣の実体はなくなってしまい、術法などの特殊な手段を用いなければ、心の中から追い出すことはできません。対象の嫌な記憶をさぐりあて、巧みに相手の心を傷つけます。これは自我に対する精神攻撃扱いになり、抵抗できなかったものは自我の値にダメージを受けることになります。幻夢獣は非常に長い時間をかけて相手の自我を崩壊させますが、早く追い出さなければ、いずれ自我のない植物人間のような存在に変えられてしまうことになります。
◆特殊能力(専門:+3)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗

飛行

夢入り

10m

永久

1対象

難易度7

精神

精神攻撃

一瞬

1対象

効果値5

精神


赤血獣
◆判定
副技能  専門:異端知識【霊獣】/一般:怪物知識、地域知識【アルメア】
不明度  5
影響度  3
◆名称・分類(一般:±0)
名称  赤血獣
外見  粘液状の赤い霊獣で、アメーバのように動きます。通常は1平方mぐらいの範囲に薄く広がっており、常にボコボコと空気泡を吹き出しています。

◆詳細(専門:+2)
 血だまりから生まれるので、アンデッドの一種と間違えられることもあります。戦場などで、死亡してからあまり時間が経っていない死体から這い出してくることが多いようです。
 この霊獣は強力な酸化能力をもっており、接触した鉄などを瞬時に錆びつかせてしまいます。しかし、赤血獣が真の恐怖はこの酸化能力ではなく、相手の体内に入り込む浸透能力です。赤血獣に接触されたまま30秒たつと、皮膚から体内に浸透を開始します。そして血管から心臓に達して、目標の生命活動が停止するまで破壊しつくすのです。これを防ぐためには浸透される以前に振りほどくしかなく、組打ちによる対抗判定に勝利しなければなりません。
◆特殊能力(専門:+3)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗

酸化

浸透

接触

1対象

難易度1

組打ち


風鈴獣
◆判定
副技能  専門:異端知識【霊獣】/一般:怪物知識、地域知識【アルメア】
不明度  6
影響度  0
◆名称・分類(一般:±0)
名称  風鈴獣
外見  音そのものといってもいいかもしれない存在で、視覚的に捕らえることは不可能です。

◆詳細(専門:+2)
 どこに存在するのか全く確認できない、不可視の化け物です。襲われたと気づいた時には既に死んでいる場合が多く、報告例も非常に少ないようです。
 標的にまとわりつくように周囲をぐるぐると飛び回り、音による多彩な攻撃をしかけてきます。風鈴獣は音を自由につくり出す音使いの能力をもっており、それで相手を脅かしたり幻惑したりすることができます。また、音による催眠術で生物を操ったり、振動によって一定範囲内の存在にダメージを与えることも可能です。風鈴獣の唯一の弱点は、攻撃時に風鈴のようなチリーンという甲高い音を立てることでしょう。そのため直接攻撃する際でも、姿が見えないことによるペナルティは−3にしかなりません。
◆特殊能力(専門:+3)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗

音使い

飛行

催眠音

10m

10分

1対象

難易度7

精神

破壊音波

一瞬

半径10m

効果値6

肉体


鏡霊獣
◆判定
副技能  専門:異端知識【霊獣】/一般:怪物知識、地域知識【アルメア】
不明度  7
影響度  0
◆名称・分類(一般:±0)
名称  鏡霊獣
外見  全身が光を跳ね返して銀色に輝いている、直径1mほどの金属球のような姿をしています。

◆詳細(専門:+2)
 複製体をつくることができる奇怪な霊獣で、他の擬態する化け物や、錬金術師や傀儡使いが使役する怪物などと間違えられることも多いようです。発見例の少ない化け物で、生息環境や生態はまったくの不明です。ただ、ふわふわと宙に浮いて、一定の範囲を周回する習性があることだけはわかっています。
 この霊獣の唯一の能力は、複製体をつくりそれを自由に操ることです。この複製体は外見、能力、そして技能や武装まで完全に模倣し、本当の鏡の像のように見えます。ただし、これは人形のような存在であり、話したり自由に動くといった行動はとれません。1度に操ることができる複製体はたった1体だけなのですが、それがやられるとまた違う複製体をつくりだすことが可能です。鏡霊獣を倒さない限り、この攻撃が止むことはありません。
◆特殊能力(専門:+3)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗

飛行

鏡複製


時限獣

◆判定
副技能  専門:異端知識【霊獣】/一般:怪物知識、地域知識【アルメア】
不明度  6
影響度  0
◆名称・分類(一般:±0)
名称  時限獣
外見  鋭く尖った真っ直ぐな2本の角をもった、毛の長い鹿のような姿をしています。頭胴長は2mほどで、細く長い手足を持ちます。毛の色は赤褐色で、銅のような光沢があります。顔は鋭角的な印象を受け、目は赤く輝いています。

◆詳細(専門:+2)
 時を操る獣、それが時限獣です。普段は時の狭間に住んでおり、静かに現実世界を眺めているのだと言われていますが、実際のところは定かではありません。ただ、いきなり空間を割って飛び出してくることは事実のようで、危なくなった時も空間を裂いてその中へと逃げ込むのだと言います。
 生き物を見かけるとその長い角をふりかざして攻撃してきます。時限獣は時間の流れを調節し、能働行動を2回行うことを可能とします(時の加護)。また、10秒経たないと絶対に通り抜けられない、見えない壁をつくりだすことも可能です。しかし、何よりも厄介な能力はいつわりの時の法と呼ばれるもので、過去の10秒間に起こった出来事のうち1つを選択して、それをなかったこととすることができるのです。そのため、この霊獣を倒すことは非常に難しく、姿を見かけたら逃げるのが利口といえるでしょう。
◆特殊能力(専門:+3)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗

時の加護

時の狭間

時限結界

10秒

1平方m

いつわりの時の法


素体酸霧獣海魔幻夢獣赤血獣風鈴獣鏡霊獣時限獣