植物名 | 不明度 | 生息地 | 説明 |
---|---|---|---|
ヤエアブラナ (八重油菜) |
3 | 南部 | アブラナの仲間であることは間違いないのですが、その花弁は通常の十文字に開くものとは異なり、八重咲きに変化してしまっています。花も少し大きめで、その姿はまるで黄色い薔薇のようにも見えます。そのぶん種も大きいものがとれ、収率がよいことから好んで栽培されます。 |
ヤエカタバミ (八重カタバミ) |
2 | 全域 | カタバミの仲間に含まれますが、1つの柄に葉が何枚もつくことからこのように呼ばれています。茎や葉には炎症を抑える効果があり、よくすりつぶして患部に当てておくと化膿止めになります。また、風邪の時などもこれをタオルに含ませて喉などに巻いておくと、腫れがひくようです。 |
ヤマニガグリ (山苦栗) |
5 | ライヒスデール | 非常に苦い実をつける栗で、食用にはなりません。その代わり、この実を煮詰めて除虫剤として使うことができます。よく未婚のまま老いた険のある女性を例えて、山苦栗のようだといいます。 |
ヤマニンニク | 4 | ユークレイ周辺 | 低山に生える1mほどの潅木で、白くてつやのある親指大の実をつけます。これはニンニクと同じくアリシンという成分を含んでいますが、香りはあまりきつくないので好んで食用に使われています。 |
ユウカレン (夕可憐) |
5 | カルネア | 花弁の縁にほんのりと紅を含んだ夕日色の花を咲かせ、これから紅を取ることができます。アザミの一種ですが、棘がまったくないため非常に採取しやすく、好んで栽培されています。夕日が傾き始めた頃になって咲き始め、日が沈む頃には閉じてしまうので、刹那橙とも呼ばれています。 |
ユキサラサ (雪更紗) |
6 | 中央部 | 高山植物の1つで、オトギリソウに似た形をしています。晩秋になると紅まじりの白い可愛らしい花を咲かせますが、冬を待たずして枯れてしまいます。幼くして死んだ子供を、雪更紗のように短い命だったということがあります。根をすり下ろして塗ると、打撲傷によく効きます。 |
ユキジャガイモ (雪ジャガイモ) |
1 | 北部 | ジャガイモの中でも特に低温に強い種類で、フリスタスでも栽培されています。少し粘りけが強く、加工して食べるのに向いているようです。 |
ユキワタ (雪綿) |
2 | カルネア周辺 | 黄色の花を咲かせる腰ぐらいの高さの草で、比較的寒い地方でも栽培できる綿花です。上質の綿を取ることができ、カルネアの主要産物の1つとなっています。 |
ユミカラタチ (弓カラタチ) |
4 | ルクレイド周辺 | 非常に長い棘があるカラタチで、それが弓のように曲がっていることから、このように呼ばれています。この棘はしなやかで非常に丈夫なので針の代用として使うことができ、料理用の串やちょっとした布の留め具として利用されることもあります。 |
ユメカズラ (夢蔓) |
6 | カイテイン | 森林の周縁部に生える蔓草で、主に杉などに寄生しています。この葉を煎って睡眠薬として利用することができ、昔から寝る前のお茶に入れて飲まれていました。いい夢を見るためのおまじないとして、枕元に置かれることもあります。 |
ユリアリス | 3 | ライヒスデール周辺 | 小型のユリのようなオレンジ色の花を咲かせる草で、よく草原に生えています。花弁のつけねの方に音符に似た模様があることから、夕日のメロディと呼ばれることもあります。かの作曲家ウィスペルベルクが、この花を見て楽曲「夕日色の娘」を思いついたという逸話は、あまりにも有名です。 |
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