解説
○基本情報
初等学校、中等学校、高等学校の3校と、教育省や市の教育委員会といった学校関係の建物が並ぶ一帯です。これらの学校は、聖歴732年の教育制度の改正時にモデル校として設立されたもので、外観は非常によく似ております。それぞれロンデニアの中でも規模の大きい学校であるため、朝夕になると通りは学生でごった返し、非常に歩きにくくなります。
▼分類
・種別:
公共施設
・交通:
普通(朝夕は多い)
・治安:
やや良い
・警察:
環外西警察署
▼制服通り
中等学校と高等学校は制服制度を導入しているため、校舎の前の道は制服通りと呼ばれています。
▼子羊通り
初等学校の校門が面する通りのことで、朝は通学する子供たちで溢れかえっています。
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施設・名所
○種類
▼公共
中央初等学校、中央中等学校、中央高等学校、学童図書館、教育委員会、教育省本部、ミス・レーゼ館
▼アイリストール市立中央初等学校
1000人以上の子供が通っている国内最大の初等学校です。商店街や住宅地が近いことから生徒は商人の子供などが多く、基本的に中層市民の通う学校として認識されています。モデル校であることから躾が厳しく、礼儀正しい子供たちが多いことでも有名です。そのため、少し離れた地域からここへ子供を通わせる親もいます。
▼アイリストール市立中央中等学校
主に中央初等学校の生徒が入学するため、生徒の顔ぶれはあまり変わりません。しかし、授業料等の関係から進学できない場合が多いため、中層市民の中でも比較的裕福な家庭の子供が通う学校となります。
▼アイリストール市立中央高等学校
国内でも最高レベルの教育が受けられるエリート高で、市外から入学する者も多くいます。そのため、家から通えない子供たちのために、ミス・レーゼ館と呼ばれる寮が設けられています。
▼学童図書館
教育関連施設の中央に置かれている図書館で、児童書や学問関連の書物が多く揃えられています。
▼教育省本部
ロンデニアの行政機関の1つである教育省の本部で、市の教育委員会の建物と並んで建てられています。
▼教育委員会
アイリストール市の教育委員会の建物で、教育省の本部と同じ敷地にあります。
○ミス・レーゼ館
中央高等学校の寮舎として20年ほど前から利用されている建物です。元々はコートニー男爵家の屋敷だったのですが、最後の当主「バーナード男爵」は極端に人を恐れる性格で、両親の死後はほとんど外出することもなく、屋敷で本を読みふけって生涯を終えたそうです。こうしてひとり寂しく死んだ貴族が唯一言葉をかわす相手は、生涯を独身で通して最後まで自分に仕えてくれた、メイドの「メルシエ=レーゼ」でした。他に身寄りのない彼は、感謝の印としてほとんど唯一の財産である屋敷を彼女に譲り渡しました。
しかし、職を失い屋敷を維持することが出来なくなった彼女は、譲り受けた全ての財産を市に寄付することにしたのです。市はこの建物を、当時探していた高等学校の寮舎として利用することに決め、行く当てのなかったレーゼを寮監として雇い入れました。ミス・レーゼは12年前に亡くなりましたが、寮生たちに母のように慕われていた彼女の記憶をいつまでもとどめておくため、この建物はミス・レーゼ館と親しみを込めて呼ばれるようになりました。
屋敷は庭園のついた2階建ての大きな建物で、現在は約40名ほどの学生が暮らしています。ここは男女が一緒に住んでいますが、生活空間は完全に2つに分かれており、右翼は男子生徒が、左翼は女生徒が利用しています。共用スペースとしては1階中央の食堂と、その上にある図書室があり、これらは談話室も兼ねています。図書室はバーナードの書斎だった部屋を改装したもので、壁には彼の愛した数々の書物が所狭しと並んでいます。この部屋はコートニー図書館と呼ばれており、寮生たちの知識を豊かにする手伝いをしています。
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人物・集団
▼リトルレディ エルウィナ=ブルーノ
種族:白人 性別:女 年齢:10 職業:学生/初等学校
居住:蔦通り 出身:アイリストール解説:とても大人ぶった態度を取る少女で、教師たちからはリトルレディと呼ばれています。資産家の娘で、成績も優秀であることから周囲から一目置かれており、女の子たちの間ではリーダー的な存在となっています。しかし、礼儀作法に口うるさいことや、クラスの男の子たちを子供扱いすることから、男子たちからは目の敵にされており、よく揉めごとを起こしているようです。まれに男の子たちに泣かされることもあるのですが、後で必ず手ひどい仕返しを実行するため、担任教師は後始末に苦労しています。
一言:「貴方たちはそれでよくても、周りのこともきちんと考えて行動するべきなのよ」
▼黒い予言者 グレゴリー
種族:白人 性別:男 年齢:63 職業:不明
居住:不定 出身:不明解説:ぼろぼろのロープをまとい、首から水晶の髑髏をさげている老人です。他人から注目を浴びたいためか、口を開けば不吉なことばかり言うので、周囲の誰からも嫌われています。もともとは、大鷲広場の辺りによく居たのですが、大人たちには全く相手にされなくなったためか、今度は学校街に訪れて子供たちに声をかけているようです。神出鬼没で、ふらっと現われてはすぐにどこかへ消えてゆくので、教師たちが注意をしようとしてもなかなかつかまりません。もっとも、騙されれる子供もいないので、実際に被害が出ているというわけではないようです。
一言:「3日後の深夜にアイツがやって来るよ……ヒヒヒヒ」
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