基本情報
○解説
ロンデニアの主要省庁、国会議事堂、党本部などの建物が置かれている、非常に治安の良い地域です。近くには公園や博物館などもあり、休みの日には1度に大勢の人や馬車が通行することから、道幅は特に広くとってあります。なお、付近にある公共施設は、聖歴720〜730年代に行なわれた都市大改造の時代に建設されたもので、比較的新しい建物が並んでいます。
▼分類
・種別:
公共施設
商業地
住宅地(上層〜中上層)
・交通:
多い
・治安:
良い
・警察:
環外南警察署
▼大通り
官庁街の周辺には省庁の建物以外にも、様々な民間のオフィスが整然と並んでいます。
▼シルクハット通り
南太陽通りとミンキッシュ川の間を東西に貫く大通りです。
▼茨通り
シルクハット通りとレントン氏通りの間を繋ぐ道です。国会広場や博物館には大勢の観光客が訪れるため、付近には土産物屋や飲食店などが多数あります。
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施設・名所
○種類
▼公共
国会議事堂、国会広場、首相公邸、市民公園(市民広場/森林公園)、市民動物園、市立植物園、美術博物館、ロンデニア国立美術学校、工業博物館▼特殊
ロンデニア国家情報部
○国会議事堂
市民公園と広場に挟まれているため、この周辺は非常に見通しのよい区域となります。王宮並みの警備体制が敷かれており、国会の会期中は特に厳重に見回りが行なわれます。
建物のエントランスホールは、マーブルウォールと呼ばれる大理石の壁で覆われています。これには珍しい化石が含まれており、生物学的に非常に貴重な標本なのですが、一般人は入場出来ないため生物学者たちはとても悔しがっています。
○国会広場
国会議事堂の南に広がる、市で最も美しいといわれる広場です。広場の南側には、ミンキッシュ川から水路を引いてつくった浅い池があり、周辺にはきれいに手入れされた庭園が広がっています。休みの日には大勢がピクニックに訪れ、芝生の上でお弁当を広げてくつろぐ人々の姿が見られます。薔薇園の中には白薔薇の小径と呼ばれる散歩道があり、若い恋人たちのデートスポットとして人気があります。
○首相公邸
議事堂がある区域の一角にあり、現在の首相であるドナン=ミラルドとその家族が住んでいます。
・関連:ドナン=ミラルド
○市民公園
聖歴720〜730年代の都市大改造時代に、旧練兵場を改装してつくられた公園です。西側を市民広場、東側を森林公園と呼び、全体を合わせて市民公園と呼んでいます。子供たちが安全に遊べる場所であり、休日には多くの家族連れが訪れます。
▼市民広場
舗装された道と庭園で構成された美しい広場で、観光地の1つとして知られています。ここは市の式典などのイベントにもよく利用されています。
◇聖獅子像
公園の門の上には、聖獅子像と呼ばれる大きなライオンの像があります。これはペルソニアの植民地の遺跡にあった像を移設したもので、征服のシンボルとして建てられました。
◇大輪池
市民広場の中央にある大きな円形池で、ボートに乗って周囲を巡ることが出来ます。橋を渡って行ける中洲には小さな庭園と散歩道があり、季節の花々を楽しむことが出来ます。また、噴水が施された流水路には時刻を知らせる仕掛けがあり、1時間ごとに水のダンスを披露してくれます。
◇フェルケイ王像
フェルケイ王(聖歴689〜748年)は、環状道路などの都市整備を行った先々代の国王で、市民公園の設計を自ら手掛けた人物でもあります。この像は大輪池の中洲に建てられています。
◇市民動物園
市民広場の東側には動物園があり、毎日多くの見物客が訪れます。檻の前では動物に餌をやる子供たちの微笑ましい姿や、動物と張り合うように芸を披露する大道芸人たち、あるいは熱心に写生をする画家たちがおり、非常に賑やかな一角となります。ここは単に檻の中の動物を見るだけではなく、子供たちをヤギが引く車に乗せて園内を一周したり、訓練した動物(犬、猫、馬、猿、オウムなど)が芸を見せるイベントなどもあります。・入園料:200エラン
・動物:ライオン、ゾウ、クマ、ヒョウ、サル、シカ、ルー、ヒツジ、ヤギ、イノシシ、ペリカン、オウム、ツルなど
▼森林公園
森林公園は緑があふれる市民の憩いの場で、イチョウ、ポプラ、マロニエ、ニレなどの木々が植えられており、リスや小鳥などが戯れる姿を見ることが出来ます。
◇市立植物園
森林公園の中には大規模な植物園があり、プラントハンターが各地で集めた植物が栽培されています。中でも、近年になって建てられたガラス張りの巨大温室(グラスハウス)が有名で、南方の植物を集めて展示している温室や、蘭や薔薇などの美しい花々を何千株も置いてある庭園風温室、あるいは新大陸から持ち込んだ新しい植物が植えられている温室もあり、植物を愛する人々で連日賑わっています。・入園料:200エラン
○美術博物館
ミンキッシュ川沿いに建つ美術館で、狂気と奔放の彫刻家と呼ばれた「シド=マーロック」氏の作品を中心に、国内の有名芸術家の作品がほとんど揃っています。また、美術品の展示だけではなく、技法や美術史などに関する研究資料の公開や、古代美術の復元なども行なわれています。なお、月曜日は常設展示館が入場無料となっているため、この日を狙って訪れる観光客も多いようです。
○ロンデニア国立美術学校
聖歴732年に設立された美術学校で、芸術家の育成、技術の継承、美術研究などを目的としています。幾つかあった王立学校を統合してつくられた機関であり、絵画、彫刻、陶芸、硝子工芸などの部門があります。
○工業博物館
聖歴752年に行なわれた産業博覧会の展示品をメインに、工業製品や発明品の数々が納められています。館内の図書館には工業に関する技術資料や、特許資料も数多く保管されています。
これらの展示品の中には、試作品として廃棄されたようなものも含まれており、失敗も含めて技術の変遷を眺めることが出来ます。赤煉瓦の壁に囲まれたホールには、初期型の機関車が展示されており、特に子供たちに人気があります。
○ロンデニア国家情報部
▼限定情報
政府直属機関である国家情報部は、官庁街のビルの1つに本部を置いています。しかし、その存在自体が秘匿されているため、実際の場所を把握しているのはごく限られた人物のみとなります。・関連:サミッシュ=エル、ウィメット=オリヴェイラ
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人物・集団
▼ドナン=ミラルド
種族:白人 性別:男 年齢:62 職業:国家首相
居住:官庁街 出身:ロックグリン市解説:現在のロンデニア首相であり、日和見主義と中道政策で生き残った人物です。責任回避に関しては天才的ともいえる能力をもっており、部下や秘書は道具や踏み台としか思っていないようです。
一言:「謙虚は長生きの友である」
▼ツグミ飼い ノーマン=フリーデン
種族:白人 性別:男 年齢:55 職業:情報屋
居住:倉庫街 出身:アイリストール市解説:ノーマンはこの近辺で活動している名の知られた情報屋です。市民公園を散歩するのが日課で、肩にツグミのカーマインを乗せています。カーマインは半分の長さしかない翼をもつ奇形で、生まれつき飛ぶことが出来ませんが、ノーマンに拾われて幸せに暮らしています。
一言:「飛べないから可哀想だなんて、誰が決めたのかね?」
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