市外
ゴルゴーニュの森

基本情報人物・集団


 

基本情報


○解説

 アイリストールのすぐ南に位置する広大な森林地帯です。昼でも薄暗い闇に包まれているような、非常に陰気な雰囲気の漂う場所で、何も知らない者でも近づくのを躊躇うといいます。
 はるか昔のことですが、この場所にはゴルゴーニュという化け物が住んでいたそうです。その怪物はアイリストール市が誕生する前に倒されたそうですが、死の間際に森全体に呪いをかけたという伝承が残っています。
 その怪物の正体については、様々な異なる伝承が残っているため現在も不明ですが、この森で数々の不思議な現象が起こることは事実のようです。たとえば鬼火が漂うという泉の噂や、実際に起こった数々の失踪事件、周辺で起こる正体不明の獣による惨殺事件、あるいは森の上空にだけかかる謎の虹の存在や、大勢が目撃した妖精の大量出現など、古くから近郊に住む人々は森の怪異に悩まされ続けてきました。
 そのため、この森に踏み込む人は殆どいないまま現在に至り、都市が南部へと拡張を続けられても、ここだけは開発の手を逃れている状態にあります。わずかに伝えられる話では、森の奥には湖や岩山などがあり、変異現象と思われる不思議な環境変化が起こったりもするようですが、これらのことを確かめた者は誰もおりません。このような事情から、森には多種多様の野生動物が生息しており、まれに住宅地へと迷い込んで騒動を引き起こすこともあります。



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人物・集団


○集落

▼咎人村
 犯罪をおかして行き場をなくした人たちが集まる、森の中につくられた小さな集落のことです。彼らは、おそらく空白期の遺跡と思われる岩窟住居に住み、森や湖などで狩猟採取の生活を送っています。遺跡の入り口は巧みに隠されていますが、近くには岩山から降り注ぐ滝があって、それが目印となります。


▼奇眼集落
 変異現象のために身を隠さなければならなくなった人々が住んでいる集落です。変異によって瞳に不思議な力を宿した男が、かつてこの集団の長を務めていたため、このように呼ばれることになりました。


○人物

▼美を損ねし娘 サータ
 種族:白人  性別:女  年齢:19  職業:無職
 居住:ゴルゴーニュの森  出身:アイリストール

解説:殺された恋人の仇を討つために、呪いで自らを怪物に変えてしまった少女です。復讐を遂げた現在は、森の中でひっそりと隠れて暮らしています。この森で出会った2人の黒人少年と仲良くなり、普段は彼らを守るようにその側についています。

一言:「夢を見ました。まだ私が人の形をしていた頃の夢です……」

・関連ニオ&トーリッド


▼ニオ&トーリッド
 種族:黒人  性別:男  年齢:13  職業:無職
 居住:ゴルゴーニュの森  出身:ペルソニア大陸

解説:ペルソニアから買われて来た黒人奴隷の双子ですが、アイリストールまで運ばれて来る途中に馬車が怪物に襲われ、うまく逃げ出すことが出来ました。近くにあったゴルゴーニュの森に身を隠した彼らは、木の上に小屋をつくって狩りをしながら生活しています。非常に警戒心が強く、人が近づくとすぐに身を隠してしまうので、なかなか2人を見つけることはできないでしょう。

一言:「母さんは木に吊られて死んでいたよ」

・関連異形のサータ


▼死に損ない ラティス=ソーエ
 種族:白人  性別:男  年齢:27  職業:軍人/ユノス
 居住:ゴルゴーニュの森  出身:ユノス

解説:一昨年の海戦でロンデニアの捕虜となったユノスの軍人です。郊外の捕虜収容所にいたのですが、3か月前にそこを逃げ出してこの森に隠れ住んでいます。武術の使い手で、現在も訓練は続けているようです。ユノスに帰還することを夢見ていますが、現在はまったく打つ手なしのようで、状況を静観しているところです。

一言:「祖国よ、待っていろ……俺は必ずたどり着く!」


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