環状道路
凱旋門通り

基本情報施設・名所人物・集団


 

基本情報


○解説

 エルザ運河にかかるリンウィード橋から時計塔広場までの通りのことで、その名の通り凱旋門を通ることから名付けられました。
 ここから北太陽通り、南太陽通りへと繋がる道は、アイリストールの中心を通る幹線道路で、非常に交通量が多いことで知られています。また、エルザ運河と交差する場所には、エルザ・ポートと呼ばれる船着き場があり、貨物や乗客の移動が頻繁に行なわれ、周辺は非常に混雑しています。


▼分類
・種別

 商業地
 住宅地(上層〜中上層)
・交通
 多い
・治安
 良い
・警察
 環道警察署
 


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施設・名所


○種類

▼公共
 凱旋門リンウィード橋時計塔広場大時計塔監獄跡中央郵便局


○凱旋門

 中央郵便局の南西の端にある高さ30mに達する門で、アーチの上には王と槍を掲げる騎士たちの彫刻が施されています。この隣には記念柱が建てられており、その由来が共通古語で刻み込まれています。
 この場所に凱旋門がつくられたのは、ミュンフ王朝(聖歴66年〜402年)の時代となります。聖歴380年代のことですが、当時の国王アルファリドが病床にあったため、長子であるアルティス王子が政治の実権を握るようになります。しかし、アルティスが海洋上での同盟を結ぶべくカルネアを訪れていた隙に、異母妹ジャクリーヌ王女による王位の簒奪が行われました。しかし、アルティスはアルメアやカルネアの力を借りて兵を集め、篭城していたジャクリーヌ勢を倒すことに成功します。
 この勝利を讃えて建設されたのが凱旋門で、この下には戦いで亡くなった戦士たちの墓が納められています。その後、何らかの業績を上げて帰還した人を迎える時は、常にこの門から入って通りをパレードするという慣習となり、その他の凱旋門がつくられることはありませんでした。


○リンウィード橋

 凱旋門通りとマーブル街を繋ぐ大きな橋で、両岸にそれぞれ建てられている2本の塔の間に架けられています。もともとは橋脚のある石造りのアーチ橋でしたが、これが河川交通の妨げになるため、建築家「ローラン=ティドー」の設計により、聖歴744年に吊り橋へと作り替えられました。この際に道幅もだいぶ広くなり、陸上交通の混雑もだいぶ解消されています。
 ここの塔は橋が架かる前から存在していたもので、給水塔として利用されていたものです。これらは補強されると同時に、新しい給水施設に改装されており、現在の周辺に上水を供給しています。


○時計塔広場

 凱旋門通りの南端に位置する広場で、これより南側には高級商店街である北太陽通りが続いています。ここはミュンフ王朝時代(聖歴66年〜402年)にリュヒース王城が置かれていた場所ですが、次のマルグリット王朝期に改修が施され、警察署、裁判所および国事犯の幽閉施設へと役割を変えることになりました。しかし、聖歴478年に付近で大火が起こり、貴族を含む多くの刑人が獄中で命を落としたことから、現在の監獄通りに面するレスターファ川沿いに施設が移され、この場所には新たに時計塔広場がつくられます。物見の塔が大時計塔へと改修されたのはこの時のことで、現在は観光名所の1つとして人々に親しまれています。また、この他に焼け残った建物も、観光施設などに利用されています。


▼大時計塔
 本来は物見の塔として建てられたもので、先端までの高さは105mあります。後に塔の中程に時計盤が設置され、大時計塔の呼び名で市民に親しまれることになりました。なお、その当時の技術では大がかりな改造が必要だったらしく、時計塔として完成するまでには設計段階も含めると10年程かかったそうです。100エラン支払えば頂上まで登ることができ、アイリストールの全景を一望することが出来ます。


▼監獄跡
 焼け残ったかつての監獄の跡で、市の倉庫として長く利用されていました。しかし、監獄通りに新しくつくられた犯罪資料館が好評だったため、観光協会がこの施設を利用した監獄巡りツアーを企画して売り出したところ、意外なことに人気を博して観光名所の1つに数えられるようになりました。当初、市側は施設の利用に難色を示していましたが、予想外に動員数が伸びたことから、未改修の地下施設の改修を検討している最中です。
 ここには囚人や看守を模した蝋人形が置かれており、当時の監獄の風景をリアルに再現しています。なお、獄中で無惨に焼け死んだ人々の怨念が人形に宿るという噂や、囚人たちの霊が人間を蝋人形に変えるという話もありますが、実際にそのような事件が起こったという記録はありません。

・関連ジェシー=ジェイドリン


○中央郵便局

 かつて市庁舎として使用されていた場所で、環状道路のすぐ内側にあります。旧市庁舎を改修して郵便業務に用いるようになったのは聖歴728年のことで、これが行政による現在の郵便制度のはじまりです。その後、国家全土をカバーする郵送網や、切手による料金システムなどが確立され、郵便による情報伝達が一般にも広く普及するようになったのです。
 市の内外から送られてくる郵便物は、まずここに運ばれてから市内の支局へと渡され、そこから各家庭へと届けられることになります。また、現在は下水道を利用した気送管も整備されており、圧縮空気を用いた高速伝達も行なわれています。なお、人口の増加にともなって、最近は建物が少し手狭になっているようで、拡張計画が持ち上がっています。


○その他

・カーティス写真館:時計塔広場のすぐ前にある写真館。記念写真を求める客が多い
・オード記念館:文豪クリストファー=オードと、詩人として活躍した妻リリー=オードの記念館


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人物・集団


○人物

▼監獄案内人 ジェシー=ジェイドリン(ミスJJ)
 種族:白人  性別:女  年齢:24  職業:ガイド
 居住:紫陽花通り  出身:アイリストール市

解説:時計塔広場で行なわれている監獄巡りツアーの案内人で、ピシっとした制服に身を包んだ女性看守姿が人気です。彼女は当時の看守になりきっており、ノリまくって鞭を振るう狂的なその姿が、一部の人々に特に人気を博しているとか。しかし、衣装を脱ぐとまるっきり別人になってしまうので、何かに取り憑かれているのではないかと心配する人もいます。

一言:「お前たちに与えられた自由は、私の命令をきくことだけだ!(びしっ)」

・関連監獄跡


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