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プレイヤーおよびキーパーは、サポートアクションと呼ばれる判定を行うことによって、行動の成功確率を上昇させたり、失敗の回復を試みることが出来ます。
▼選択ルール
サポートアクションは選択ルールとなります。これによって緊張感が失われると思った場合、キーパーはこのルールを使用しないよう定めることが出来ます。
▼判定の分類
シナリオアクションは特殊判定に分類される行為となります。
▼種類
サポートアクションには、セレクトアクションとフォローアクションの2種類があります。
▼影響力
サポートアクションを1回行うごとに、影響力を1ポイント消費します。
▼アクションシーン
サポートアクションは能動行動には含まれません。ですから、制限に抵触しない限りは、1ラウンドの間に何度でも試みることが出来ます。
▼制限
1つの行為に関して、2回以上のサポートアクションを適用することは出来ません。つまり、セレクトアクションの失敗をフォローアクションで穴埋めしたり、同じ事柄に対して2回以上のフォローアクションを試みることは不可能となります。
これはホラーゲームとして緊迫感が薄れるのを阻止するためのルールであり、場合によってはキーパーの判断で認めてあげても構いません。
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行為判定時に2つのダイスを振って、好きな方の結果を適用することが可能となります。この判定をセレクトアクションと呼びます。
■ 制限 ■ |
▼宣言
セレクトアクションを試みる場合は、実際に行為判定を行う前に宣言しなければなりません。
▼特殊判定
セレクトアクションは正気度判定などの特殊判定には適用されません。
■ 判定と結果 ■ |
▼判定方法
セレクトアクションの判定は、通常の技能判定/能力判定と同じように行います。ただ1つ違うのは、1度に2つのダイスを振るということです。実際に判定に用いるダイスは2つのうちの1つで、ダイス目を見て好きな方の結果を選択することが出来ます。
▼特殊な結果
判定の結果、どちらかに決定的成功もしくは致命的失敗が出ていた時は、強制的にその結果が適用されることになります。ただし、決定的成功と致命的失敗が同時に出た場合は、好きな方の結果を選択できます。
■ 支援 ■ |
キーパーが認めるのであれば、他のキャラクターが支援を試みることによって、セレクトアクションと同じ効果を引き起こすことが出来ます。この場合は、支援する側が影響力を1ポイント消費することになります。判定方法は通常のセレクトアクションと同じで、実際に行動するキャラクターが、ダイスを2個振って結果を判断します。
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■ 基本 ■ |
行為判定の結果が失敗だった場合、1度だけダイスを振り直してミスをフォローすることが可能となります。この判定をフォローアクションと呼びます。
▼行動の描写
フォローアクションに成功した場合でも、その前に失敗したという結果そのものが消えるわけではありません。たとえば〈信用〉の判定で失敗した時は、後から言葉を付け加えてどうにか言い繕ったという具合になりますし、木に登っている途中で落ちそうになった場合であれば、なんとか枝を掴んで体勢を立て直したというような描写を行って下さい。
行動の描写は基本的にフォローを行った側がしなければなりません。もし、どのようにフォローしたのかを説明できない場合、キーパーはフォローの結果を取り消すことが可能となります。
■ 条件 ■ |
▼宣言
フォローアクションを行う場合、最初の判定に失敗した直後に宣言しなければなりません。宣言が遅れてしまった場合は、フォローを試みることは出来なくなります。
もし、この制限が厳しすぎると感じる場合は、キーパーの判断で時間を遡ってのフォローを認めてあげてもよいでしょう。ただし、1つの行動/1つの判定を間に挟む毎に、影響力を1ポイント余分に消費しなければなりません。
▼制限
◇キーパーによる制限
キーパーがどうしても不可能だと思った場合は、フォローアクションを止めさせる権限を持ちます。
◇回数
1つの行動に対して、同じPCが2回以上のフォローアクションを試みることは出来ません。
◇特殊判定
フォローアクションは正気度判定などの特殊判定には適用されません。
■ 種類 ■ |
▼自己フォロー
判定に失敗していた場合、フォローアクションに成功すれば、自分の失敗を回復することが出来ます。これはプレイヤーの判断でいつでも試みることが可能です。
▼他者フォロー
判定に失敗した仲間をフォローアクションによって手助けすることが可能となります。ただし、助けようとする相手(プレイヤー)に許可を得て行わなければなりません。また、複数のPCが同じ判定を行っていた場合、自分の判定に失敗した者が他者をフォローすることは出来ません。
■ 判定と結果 ■ |
▼判定方法
フォローアクションの判定は、通常の技能判定/能力判定と同じように行います。用いる技能/能力は、フォローする手段に応じたものをキーパーが指定して下さい。たとえば〈登攀〉の判定で失敗した際に、近くに生えていた木や岩を掴んで対処する場合は、再び〈登攀〉の技能値を基準として判定を行うことになります。
▼成功
フォローアクションに成功した場合、現在の状況を1つ良いものへと変えることが出来ます。これによって、受けるはずだった被害を軽減したり、相手に悪い印象を与えずに済ませることが可能となります。決定的成功が出た場合はそれ以上の結果を与えても構いません。
▼失敗
フォローアクションに失敗した時はミスを回復できなかったということになり、行為の結果はそのままとなります。ただし、致命的失敗が出た場合に限り、現状より悪い結果に陥ります。たとえば、高い場所から落ちそうな仲間を助けようとした場合、自分も一緒に転落してしまうといった具合です。
最初の行為判定で致命的失敗となっていて、フォローアクションでも致命的失敗が出た場合、考えられる限り最悪の結果が適用されます。これは他者のフォローを行った場合も同様で、双方とも致命的失敗の影響を受けることになります。
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SacrificeSyndrome-Rule