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現代日本文学書評(テーマ別)  [1997-2005]

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○植民地文学から世界文学へと脱皮するために

ジョン・M・クッツェー『エリザベス・コステロ』(鴻巣友季子訳、早川書房)
丸川哲史『冷戦文化論〜忘れられた曖昧な戦争の現在性』(双風社)
村上春樹『象の消滅〜短篇選集1980-1991』(新潮社)

○大陸と群島〜旅する視線のむかうところ

多和田葉子『旅をする裸の眼』(講談社)
杉田敦『アソーレス、孤独の群島』(彩流社)

○音楽ではなく、音楽とともにある生活について書くということ

ニック・ホーンビィ『ソングブック』(新潮社)
生田倫哉『ミッドライフ・クライシスに迷って』(晶文社

○ルート66よりワイルドな首都高速埼玉大宮線

吉田修一『ランドマーク』(講談社)
マイケル・チミノ『ビッグ・ジェーン』(ソニー・マガジンズ)
リチャード・ヘル『GO NOW』(太田出版)

○閉じた「コスモポリス」とオープンな「都会」

柴崎友香『ショートカット』(河出書房新社)
ドン・デリーロ『コズモポリス』上岡伸雄訳(新潮社)

○ジャンプスタート・フォー・ゾンビーズ

舞城王太郎『阿修羅ガール』(新潮社)
島本理生『リトル・バイ・リトル』(講談社)
島本理生『シルエット』(講談社)
よしもとばなば『ハゴロモ』(新潮社)

○僕たちよ、「熊の場所」へ戻れ

舞城王太郎『熊の場所』(講談社)
法月綸太郎『ノーカット版 密閉教室』(講談社)
村上春樹『海辺のカフカ』(新潮社)

○2002年のパブリックスペース

吉田修一『パーク・ライフ』(文藝春秋)
吉田修一『最後の息子』(文藝春秋)
坪内祐三『後ろ向きで前へ進む』(晶文社)

○レンタルスペースにひそむリアル

山本直樹『テレビを消しなさい』(平凡社)
都築響一『賃貸宇宙 Universe for Rent』(筑摩書房)
ホンマタカシ『東京の子供』(リトル・モア)
吉田修一『パレード』(幻冬舎)

○思考の自由を取り戻すために

澤野雅樹『不毛論ーー役に立つことのみじめさ』(青土社)
柄谷行人『トランスクリティーク』(批評空間)
三浦雅士『青春の終焉』(講談社)

テロも平和ボケもどっちもいやだ。さあ、考えろ!

大塚英志『戦後民主主義のリハビリテーション』(角川書店)
見沢知廉『テロならできるぜ銭湯は怖いよの子供たち』(同朋舎、角川書店)
永江明『批評の事情〜不良のための論壇案内』(原書房)
平岡正明『ザ・グレイテスト・ヒッツ・オブ平岡正明』(芳賀書店)

教科書が教えてくれない歴史たち

高橋源一郎『日本文学盛衰史』(講談社)
中ザワヒデキ『西洋画人列伝』(NTT出版)
平井玄『引き裂かれた声〜もうひとつの20世紀音楽史』(毎日新聞社)
清野栄一『デッドエンド・スカイ』(河出書房新社)

戦闘的少女趣味の逆襲

嶽本野ばら『鱗姫』(小学館)
嶽本野ばら『ミシン』(小学館)
小林エリカ『ネバーソープランド』(河出書房新社)
篠原一『アウト トゥ ランチ』(集英社)

「ふつうの人たち」の言い分

矢部史郎、山の手緑『無産大衆神髄』(河出書房新社)
小谷野敦『軟弱者の言い分』(晶文社)
田口ランディ『ぐるぐる日記』(筑摩書房)
吉田修一『熱帯魚』(文藝春秋)

スーパーフラットな戦場で僕らが生き延びること

港千尋『予兆としての写真―映像原論―』(岩波書店)
切通理作・丸田祥三『日本風景論』(春秋社)
椹木野衣『平坦な戦場で僕らが生き延びること』(筑摩書房)
植田正治・鷲田清一『まなざしの記憶―だれかの傍らで』(TBSブリタニカ)
東浩紀『不過視なものの世界』(朝日新聞社)
東浩紀『不過視なものの世界 Appendix CD-ROMs』(自費出版)

読書は思考のためのダンスだ

保坂和志『生きる歓び』(講談社)
ダグラス・ラミス『経済成長がなければ、私たちは豊かになれないのだろうか』(平凡社)
バックミンスター・フラー『宇宙船地球号操縦マニュアル』(筑摩書房)
糸井重里『豆炭とパソコン』(世界文化社)

続・失われた「東京小説」をもとめて

沼田元気『ぼくのおじさんの東京案内』(求龍堂)
松浦寿輝『花腐し』(講談社)
野坂昭如『少女M』(講談社)
竹中労、かわぐちかいじ『黒旗水滸伝―大正地獄編』上・下(皓星社)

失われた「東京小説」をもとめて

越智道雄『幻想の郊外―反・都市論』(青土社)
富田均『東京私生活』(作品社)
ロバート・ホワイティング『東京アンダーワールド』(角川書店)
藤野千夜ほか『東京小説』(紀伊国屋書店)
堀江敏幸『郊外へ』(白水社)

人殺しなんてやめときな、と言えばいいのだ

村上龍『共生虫』(講談社)
望月峯太郎『ドラゴン・ヘッド』10(講談社)
柄谷行人『倫理21』(平凡社)
橋本治『天使のウインク』(中央公論新社)

「マイ教育」の向こうになにが見えるか

西尾幹二『国民の歴史』(産経新聞社)
松岡正剛『日本流』(朝日新聞社)
シリーズ20世紀の記憶『連合赤軍"狼"たちの時代――なごり雪の季節1969‐1975』
山本直樹『ビリーバーズ』(小学館)
やまだないと『東京座』(飛鳥新社)

世代を超えて届く言葉はどこにある

島尾伸三『ひかりの引き出し』(青土社)
枡野浩一『君の鳥は歌を歌える』(マガジンハウス)
重松清+長谷川集平『エイジNewspaper Version 1998.6.29-8.15』(朝日新聞社)

最低限のプロトコルとしての教養

山形浩生『新・教養主義宣言』(晶文社)
笙野頼子『ドンキホーテの論争』(講談社)
佐伯一麦・古井由吉『遠くからの声』(新潮社)
永井豪、江川達也、岩明均ほか『ネオデビルマン1・2』(講談社)

『宝島』幻想から遠くはなれて

東浩紀『郵便的不安たち』(朝日新聞社)
串間努編『ミニコミ魂』(晶文社)

こどもはうつくしくなんかない

村上春樹『スプートニクの恋人』(講談社)
赤坂真理『コーリング』(河出書房新社)
高見広春『バトル・ロワイアル』(太田出版)

パブリック・イメージ・リミテッド

平野啓一郎『一月物語』(新潮社)
橋本治『双調平家物語3』(中央公論新社)
小林よしのり『新・ゴーマニズム宣言6』(小学館)
保坂和志『<私>という演算』(新書館)
いとうせいこう『ボタニカル・ライフ』(紀伊国屋書店)

無情の世界を生き抜くヒント

阿部和重『無情の世界』(講談社)
ホンマタカシ『TOKYO SUBURBIA』(光琳社)
すぎむらしんいち『ALL NUDE』(講談社)
宮台真司『これが答えだ!』(飛鳥新社)
芹沢高志『月面からの眺め〜21世紀を生きるヒント』(毎日新聞社)

残虐行為博覧会1998

中原昌也『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』(河出書房新社)
アーヴィン・ウェルシュ『アシッドハウス』(青山出版社)
J.G.バラード『殺す』(東京創元社)
法月綸太郎『謎解きが終わったら』(講談社)
笠井潔『天啓の器』(双葉社)

シブヤ系なんて知らないよ

保坂和志『アウトブリード』(朝日新聞社)
堀江敏幸『おぱらばん』(青土社)
藤沢周『スミス海感傷』(集英社)
村上龍『ライン』(幻冬社)
水野純子『PURE TRANCE』(イーストプレス)

似ていることの共同性へ

笠原美智子『ヌードのポリティクス』(筑摩書房)
森村泰昌『芸術家Mができるまで』(筑摩書房)
森村泰昌『踏みはずす美術史』(講談社現代新書)
柳美里『仮面の国』(新潮社)
内田春菊『彼が泣いた夜』(角川書店)

非国民でかまわない

福田和也・島田雅彦『世紀末新マンザイ』(文藝春秋)
岡田斗司夫『マジメな話 世紀末・対談』(アスペクト)
京極夏彦『塗仏の宴』(講談社)
リービ英雄『国民のうた』(講談社)
魚喃キリコ『ハルチン』(マガジンハウス)

ゲンダイ日本の光と影

椹木野衣『日本・現代・美術』(新潮社)
『写真集をよむ〜ベスト338完全ガイド』(メタローグ)
荒木経惟『荒木経惟文学全集――東京情事』(平凡社)
荒木経惟『夏小説』(平凡社)
古谷実『僕といっしょ』(講談社)

セックス、ドラッグ、ダンスミュージック

清野栄一『RAVE TRAVELLER―― 踊る旅人』(太田出版)
ハキム・ベイ『T.A.Z.――一時的自律ゾーン』(インパクト出版会)
ギルバート・アデア『ポストモダニストは二度ベルを鳴らす』(白水社)
アーヴィン・ウェルシュ『エクスタシー』(青山出版)

オンボロ日本語をチューンせよ

片岡義男『日本語の外へ』(筑摩書房)
デイヴィッド・ハルバースタム『フィフティーズ』(新潮社)
宮台真司『世紀末の作法』(メディアファクトリー)
阿部和重『インディヴィジュアル・プロジェクション』(新潮社)


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