ミャンマー2004 勝三郎 60年後のビルマ
付録 その2
ひかり座

新生劇団とひかり座
↑ ひかり座全景 舞台下手には花道がついている。
 緞帳のライオンの図柄は勝三郎がデザインしたものでアップリケになっている。

 マンダレーの収容所に移された時、既にいくつかの劇団が競って演劇活動をしていた。勝三郎のいた部隊はメイミョーでも演劇をしていたので、ここでも新たに 自分たちの部隊の劇団「新生劇団」を設立した。専用の劇場もつくった。劇場は「ひかり座」と言った。何もかも、自分たちで集め、工夫して作り上げたものである。

 上演は土曜の夜。キャンプ内は電気がなかったが、英軍から借りた機材で照明もできた。英軍はまた、テントの腰布をたくさん支給してくれたので、それをほどいて引き幕や緞帳、衣装をつくった。  

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