はじめに
勝三郎は私達の父です。父達が戦争で体験した様々なことを私だけでなく、出来る限り多くの人々につたえ、覚えて置いてもらいたいと願って作りました。戦争を体験した世代はどんどん過ぎ去ろうとしています。二度とあってはならないと誰もが誓ったはずの戦争は、その後も次々と悲惨な状況をつくりだして今にいたっています。 父自身、あらためて自分の思いを伝えたい気持ちを強くしています。 今、このページを作ることが私達の小さな意思表示であり、義務だと考えています。

父は当時一兵士にすぎなかったため、全体の作戦や、経路などはわかりませんでした。 地名、人名など正確でないところも多いかと思います。ご教示をいただければありがたく存じます。

父と違って生きて帰れなかった多くの方々、お世話になった沢山の方々(現地の方々はじめ、当時関わりのあったすべての国の方々)に感謝と哀悼の気持ちを込めてお送りしたいと思います。



1978年、勝三郎はビルマでの戦争体験を一冊の本にしました。このページはその本をもとに作っています。
絵本南戦録
忘れないうちに
野重五第一大隊の記録
渡辺勝三郎 1978.8 福岡、葦書房
品切れ

この本の改訂版が刊行されました。

画文集 私のビルマ敗走録
渡辺勝三郎
(c)2002.4
福岡、葦書房
ISBN4-7512-0837-3
\2,800
品切れ

このページの英語版を作るにあたってNick Minaさん、 Lai Ping Manさん、Stephen Boyes さんに英語をなおしていただきました。Lai Ping Manさんには英語以外にもいろいろアドバイスをいただきました。Stephen Boyes さんには英語版「別編 満州 1941-1944」でお世話になりました。

軍隊の階級を英語になおすにあたり、京都大学の吉田純先生のホームページ、「吉田純のウェブサイト」を参考にさせていただきました。
渡辺せつ子
set@bu.iij4u.or.jp

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