fMSX ver1.2.2 日本語暫定ドキュメント 1996.3.21 文責:タカミチ 目次 1 このソフトについて 2.1 このアーカイブに梱包されているファイル 2 実行する前に 3.1 実行方法 2 実際の基本的な起動コマンド 3 起動するとどうなるか 4 fMSXの終了方法 4.1 スイッチについて  2 理想的なスイッチ設定 5. キー操作について 6. ディスクイメージのつくり方 7. このfMSXの問題点 8.1 質問・疑問・サポート 8.2 転載条件 9. お世話になった方々 qpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqdbdbdbdbdbdbdbdbdbdbdb 1  このソフトについて PC/AT互換機のMS−DOS上において作動する、MSX2+エミュレーターで す。基本設計はアメリカのMarat Fayzullin氏、移植はオランダ(?)のMarcel de Kog el氏によって行われました。今までのヴァージョンと違い、ロシアのAlex氏とカザ フのIgor氏の手によるものではありません。ですから、かなり細部は異なっているよ うです。日本では村上 歴氏がPC−98用のものからver1.1をAT用に移植していま すがそれとは関係ありません。 まだ実物のMSXに比べればかなり見劣りがしますし、ディスクの入れ替えもできません。ペンティアム マシンを使用すれば、実物のMSXより早い動作をさせる事もできます。 2 このアーカイブに梱包されているファイル FMSX-DOS.EXE エミュレーター本体です。以前のように、「fmsx 何とか」で作動させ ようとしないで下さい^^;。 FMSX.DOC マラット氏によって書かれたドキュメントです。詳細に読む事をおす すめします。 FMSX-DOS.TXT マルセル氏の手による短いドキュメントです。キー操作などについて かかれています。この日本語DOCに大抵の内容は写しておきました。 CWSDPMI.LZH この中にはCWSDPMI.EXEという画像を扱うソフトとCWSDPMI.DOCという ドキュメントが圧縮されています。以前のDOS4GW.EXEに代わるもので す。ドキュメントは読む必要はありません。 DCOPY.EXE ディスクイメージを製作するツールです。庄子達彦氏の作った「PHYLO COPY」を使用しても構いません(PHYLOCOPYは98用fMSXには同梱され ています)。 JPDOC.TXT この日本語テキストです。 2.1 実行環境 CPU:486DX 33MHZ以上(ペンティアム75MHZが最適です) 画像:VLBまたはPCIベースのVGAコンパチブルなビデオカード 音源:Adlib系。つまりSoundBlasterなんかが備わっていればいいということです。A dlibはサウンドブラスター系の前進です。現今の機種ならまず作動するでしょ う。 ジョイスティックを挿しても意味はありません。挿さっていれば判別だけしてエ ミュレート直後にその旨を表示しますけど^^; 2.2 実行する前に まず、同一ディレクトリ内に、以下のファイルを入れます。 FMSXDOS.EXE メインプログラム CWSDPMI.EXE 画像操作用プログラム。ないと作動しません。 そして、以下のROMデータを入れます。 MSX.ROM - MSX1のBIOSとBASIC MSX2.ROM - MSX2のBIOSとBASIC MSX2EXT.ROM - MSX2拡張ROMシステム MSX2P.ROM - MSX2+のBIOSとBASIC MSX2PEXT.ROM - MSX2+の拡張ROMシステム。しかし漢字もFM音源も入ってい ません(泣き)。 DISK.ROM - MSXディスクROM。BDOSとDISK BASICが入っています。これ が無くても、FDドライブがない状態でfMSXは作動は、します。 RS232.ROM - RS232 BIOSとBASICらしいんですけど、今の所どうやって使うものな のか全然判明していません^^;。これも無くても動きます。 CMOS.ROM - これは、実際のMSXでは、S−RAMに保存されている情報です。 例えば、SET SCREENなどの、いわゆる投稿プログラムでは使ってはい けないとされている命令の情報を保存するデータです。ですからこの ROMデータだけは変化します。 エミュレーションを終了した時に、このROMデータは書き換えられ 、その旨が表示されます。 98用では作動する、FMBIOS.ROMやKANJI.ROMは残念ながら作動しません^^;;;;;;; *これらのROMデータは、世間で98用fMSXに同梱されるなどで流通している MAKEROM.BASというプログラムを使って実物のMSXから取り出して下さい。 --------------------------------------------------------------- 3.1 実行方法 MS−DOSのコマンドライン上より fmsx-dos [スイッチ各種] [スロット1に挿さっていると仮定するカートリッジの名 前] [スロット2に挿さっていると仮定するカートリッジの名前] と入力します。 スイッチは、必ず小文字で入力して下さい。大文字では受け付けません ~~~~~~~~ カートリッジの名前は、拡張子(大抵.ROM)を付けるのを忘れないで下さい。ワイ ルドカードは使えません。 また後述しますが、-diskaというスイッチを使わなくても、drivea.dsk及びdriveb. dskという名前のファイルがディレクトリ内に存在している場合、そのディスクイメー ジがMSXのFDドライブに挿さっているものだとして起動します。ですから、msxd os.sysやcommand.comがそれらのファイルのディスクイメージの中に入っていれば、f MSXを立ち上げた直後にMSX−DOSが作動しますし(もちろん扱えるのはdrive a.dskの中身だけです(苦笑)実際の機械のCドライブなんて扱えませんよ^^;)、au toexec.basが入っていれば自動的に起動します(重要)。 3.2 実際の基本的な起動コマンド ---------------------------------------------------------------------------- | MSX1のベーシックが使いたい場合^^;(そんな局面あるかよおい) | |           | | fmsx-dos        | | | | MSX1用のsabu.romというROMデータで遊びたい場合: | | | | fmsx-dos sabu.rom | | | | MSX2+用のaniki.romというROMデータで遊びたい場合: | | | | fmsx-dos -msx2+ aniki.rom | | | | ディスクマガジンの入ったDM.DSKというディスクイメージを読み込んで鑑賞した| |い場合: | | | | fmsx-dos -msx2+ -diska dm.dsk | | | | barazoku.dskというディスクイメージの内容が気に入ってしまい、毎回それで | |楽しみたいと思った場合: | | まず、barazoku.dskの名称をdrivea.dskに変更します。 | | | | fmsx-dos -msx2+ (これだけでOK) | | | | *これらを打ち込むのはかなり面倒くさいので、上のようなコマンドのバッチフ| |ァイルを製作し、そして「ゲーム名.bat」というようなファイル名にしておけば、| |それを打ち込むだけでfMSXを立ち上げて遊ぶことができます。 | ---------------------------------------------------------------------------- 3.3 起動するとどうなるか ROMデータを読み込んだり、ディスクイメージを読み込んだりする過程が刻々と 画面に表示されていきます。ありもしないスイッチ(-adlibなど)を指定したり、デ ィレクトリ内に存在していないディスクイメージを指定したりしていれば、その旨が 表示されます。 そして、ここからが以前のバージョンと違うのですが、一旦止まります。 ここでリターンキーを押して下さい。ROMゲーム名前を指定していれば、それを スロットに挿さっているものだと仮定してゲームが始まります。 そのゲームROMデータがディレクトリ内に存在していなければ、BASIC画面 が立ち上がるか、あるいはディスクイメージ内の自動立ち上げプログラム(MSX− DOS,autoexec.bas)が起動するかします。ROMゲーム名を何も指定していなく ても当然もちろん同様です(当たり前)。 また、ROMゲーム・ディスクイメージが、高次のMSX用であった場合、つまり -msx1モードでMSX2用のゲームを遊ぼうとしたり、-msx2モードでディスクイメー ジ内にMSX2+対応の自動立ち上げプログラムが入っていた場合には、単にMSX 1もしくはMSX2のBASIC画面となります。 ウィンドウズ上で立ち上げた場合は、即座にフルスクリーンにMSXの画面が広が り、小さくする方法はありません。 3.4 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜fMSXの終了方法(重要)〜〜〜〜〜〜〜〜 F12キーを押して下さい。即座に突然MS−DOSプロンプトに復帰し(本当に即座 です^^;)、場合によってはCMOS.ROMの内容を変更した旨が表示されます。また、CWSDPR0 .EXEというファイルが生成あるいは更新され、何やらメッセージが表示されますが意味 は分かりません。 ただし、ver1.2では、立ち上がるまでの間はF12を受け付けないようです。 また、ウィンドウズ95のMS−DOSプロンプトでは、F12を押しても一番下の方 にアクティブなアプリケーションとして小さくなってしまうだけであり、fMSX自 体はちっとも終了してくれない時がままあります(苦笑)。音楽とか鳴りっぱなし です(苦笑)。この場合はMS−DOSプロンプトを右クリックして強制終了して下さ い。この場合は、CMOS.ROMは変更されませんし、変な音の出る状態が残ってしまいま す。何でもいいですから音の出ることをして、止めて下さい^^;。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 4. スイッチについて 順序が少し後になりますが、説明します。指定して良いスイッチの数に制限はあり ません。また、スイッチの命令自体と、ページ数・ファイル名の間には半角スペース を一文字分あけないと、ただの変なスイッチだと判断されて駄目になります。 まず最初に、以前のバージョンとの違いを申し上げます。 音を出すためのスイッチ「-adlib」は、廃止されました。音源が存在していれば、自動 的に音は出ます^_^。 -help - ヘルプメッセージをバっと表示します。エミュレーターは立ち あがりません。こまめに見るように心がけてください。 -msx1 - MSX1モードで起動させます。-msx何とかスイッチを何も指 定しなければこうなります。 -msx2 - MSX2モードで起動させます。 -msx2+ - MSX2+モードで起動させます。 画面モードが一番完全なので、なるべくこのモードで立ち上げ るように心がけてください。 -verbose レベル - デバッギングメッセージの選択です。デフォルト=1 0 - 無し。起動直後に何も表示せずにfMSXが立ち上がりま す。 1 - スタートアップメッセージが表示されて立ち上がります。 これは2,4,8,16でも共通です。 2 - V9938命令表示 大量のVDPメッセージが画面に表示され ます^^; これを指定するとすごく待たされます。 4 - ディスクアクセス詳細 fMSXがディスクイメージを読 みに行く度にしょうもないセクターだのなんだのがいちいち表 示されます。 8 - メモリー詳細 MSX内のデータの受け渡し状況をモニタ ーしてくれます。ただの迷惑です。 16 - 不正なZ80命令 良く意味が分かりませんが、とりあえず ズラズラ出てきます^^;;;;。 *2,4,8,16は、元来マラット氏がUNIX上でC言語バージョンを走らせるに 当って、MSXで言う所のTRON命令と同じような意味で設けたものだと思われます。 使用するとエミュレーションどころではなくなりますし、読めませんので、避けた方 が無難です。 -ifreq 周波数 - 外部走査線割り込み周期です。デフォルトがヨーロッパの 50Hzですので、念を入れたい人は日本のソフトを走らせる 時は -ifreq 60 を指定して下さい。 -iperiod 時間 - 内部割り込み周期です。デフォルトは6000。上げると実行速 度が遅くなり、下げると早くなります。2000-5000の間くらい にしておきましょう。下げすぎるとハングアップします^^; -uperiod 時間 - 画面表示更新の割り込み周期。デフォルトは2。 上げると早くなりますが雑になります。下げると実行速度は 遅くなります。3-6の間でとどめておくのが賢明です。それ以 上上げると表示が変になります。 ----------------[説明]------------------------- *完全なエミュレーション実行スピードは、-iperiod 10000 -uperiod 1の状態であ ると言われています(すごく遅くなる)。ペンティアム150を使っている方はどう ぞ。 -iperiodの数字は、走査線割り込み一回の間にいくつのCPUコマンドが実行され るかを示しています。 -uperiodの数字は、一回画面を書き換えるたびに、いくつの走査線割り込みが入る かを示しています。 詳しい方は研究してみて下さい。 なお、音楽エディターMGSELは50MHZモードでは動かないことがあるとされています。 --------------------------------------------------- -video 1又は0 - マシンの画面表示モードを変えます。「0」(デフォルト)で は320x200ピクセルですが、「1」を指定しますと320 x240ピクセルになります。            デフォルトですと画面の下端が切れる事がありますので、1を            指定しておくのが無難です。 -printer ファイルネーム- プリントアウトをfMSX上で行なった場合、その内容を 指定されたファイル名に保存します。ファイル名を省略すると 「stdout」というファイルを生成し、それに出力します。 -ram ページ数 - 16KBを1ページとしたRAM数です。デフォルトは、M SX1=4(64KB)、MSX2及び2+=8(128KB )です。この数字を増やせば、巨大なRAMを持つMSXを 仮想することができるのです!!^O^ -vram ページ数 - 同じく16KBを1ページとしたVRAM容量です。デフォ ルトは、MSX1=2 、MSX2/2+=4となっています が多分2+では128KBでしょう。 -rom ロムタイプ - メガロムマッパのタイプを選択します。デフォルト=0 0 - コナミ 8kB 1 - コナミ 16kB 2 - コナミ5 8kB 3 - コナミ4 8kB 4 - アスキー 8kB 5 - アスキー 16kB このスイッチは、メガロムカートリッジが作動しない場合に色々変えて適合するも のを探すためのものです。 ------説明--------------------------------------------- メガロムとは、32KB以上あるROMデータのことです。大きく分けてコナミ型 とアスキー型があります。 SCC搭載のコナミ製のメガロムカートリッジデータはコナミ5型で、SCCのつ いていないコナミのメガロムカートリッジはコナミ4型です。 実際には、fMSXにはかなりの自動判別機能が備わっています。 --------------------------------------------------------- -diska ファイル名 - 指定されたディスクイメージファイルがドライブA:に挿さっ ているものだと仮定して起動します。ファイル名を省略すると drivea.dskというファイルを探し、あれば読み込みます。 -diskb ファイル名 - 指定されたディスクイメージファイルがドライブB:に(以 下省略)。ファイル名を省略するとdriveb.dsk(以下上記に同じ )。 *注意! この二つのスイッチがなくとも、fMSXは同一ディレクトリ内にdrivea.dsk、dri veb.dskと言うファイルがあれば必ず起動時に読み込みます! ですので、毎回立ち上げたくない場合は、それらのファイル名前を変えて下さい。 -font ファイルネーム- テキストモードの為に、指定されたフォントデータを読み込 みます。デフォルト=DEFAULT.FNT 使わないのが無難でしょう。 -serial ファイルネーム - 指定されたファイル(ハイフンで区切る)にシリアル I/Oのデータを入力/出力します。指定しなければ、 stdin/stdoutとなります。 このスイッチは良く意味が分かりません。 -sound ファイルネーム - もっとも奇怪な、ver1.2になって新設された機能です。 指定されたファイルネームに、fMSXを立ち上げてから 終了させるまでのサウンドトラックを実行中録音するとい うものなのですが、その録音したファイル(巨大になりま す)の使い道が全然分かりません。ファイル名を指定しな いと機能は作動しません。 FMSX.DOCにおいてマラット氏曰く: =========================================================================== MSXは、PSGのサウンドトラックを2種類の記録の連続によってファイルに 記録していく事ができます。 Record Type 1: (an interrupt mark) DB FFh Record Type 2: (a write to a PSG register) DB Register - Register number DB Value - Value to write DQ Count - 4 bytes (LSB first) containing the number of T-states since the last interrupt 例: FF FF 01 15 3C 04 00 00 FF 03 EA 12 00 01 00 04 31 AC 00 01 00 FF FF... ----- ----------------- -- ----------------- ----------------- ----- int-s PSG[1]=15h in PSG[3]=EAh PSG[4]=31h int-s ========================================================================= ↑意味が分かる人は再生ツールを作って下さい^^; 4.2   理想的なスイッチ  デフォルト設定が余り好ましくない、という事は、以上の説明でお分かりいただけ たと思います。  面倒ではありますが、下記のスイッチを毎回指定する事が好ましいでしょう。 ==================================================================== |    -msx2+ -verbose 0 -ifreq 60 -video 1          | ====================================================================  「実際の基本的な起動コマンド」の節に書いたように、毎回MS−DOSコマンド ラインから入力するのは煩雑ですので、バッチファイルを作って置く事をおすすめし ます。   例:marat.romというSCC搭載メガロムカートリッジを、nfban.dskという記録用デ ィスクが挿さった状態で立ちあげたい。   MS−DOSコマンドライン上より (1)    copy con marat.bat と入力し、リターン。 (2)  バッチファイル制作モードに入るので、 fmsx-dos -msx2+ -verbose 0 -ifreq 60 -video 1 -diska nfban.dsk (下段に続く)                              -rom 2 marat.rom と一行入力してリターン。 (3)ctrlキーとZキーを同時押し。直後にリターン。 (4)marat.batというバッチファイルが製造されます。  この後は、MS−DOSコマンドライン上より「marat」と入力すれば、fMSX が起動し、先程述べた理想的な設定でゲームが始まります。  ウィンドウズ95を使っている方は、このバッチファイルからショートカットを作 成すれば、画面をクリックするだけでいつでもfMSXを立ち上げることが可能にな ります^_^。 5. キー操作について 当たり前ですが、MSXとAT互換機とではキーボードが違います。 以下の対照表を見て下さい。 =========== MSX DOS/V GRAPH - 左alt かな - 右alt(ロシア向けフォントがあればロシア語が打てます^^;) SELECT - PageDown STOP - PageUp fMSXを制御するキーは以下の通りです。 ============ F9 - 一時停止(pause)。え?スピコンと連射?そこまでは..。 F11 - 音のon/off F12 - エミュレーターを終了させます。 6. ディスクイメージのつくりかた fMSXで、フロッピーディスクに入っているMSX用データを扱うには、マシンに 備え付けのFDドライブは使うことができません!(がーん!)。 それではどうすればいいのでしょうか? まず、DISK.ROMというファイルがディレクトリ内にあることを確認してください。 そして、dcopy.exeというプログラムを使って、「ディスクイメージ」すなわちMSX 用FDの内容を、fMSXが使用できる形式にして、ハードディスク上から読み込める ようにしたデータを作成するのです。 MSX用のフロッピーディスクを(2HDとかだめです)、マシンのA:ドライブ に挿しこみます。 そしてMS−DOSのコマンドライン上から: DCOPY ドライブ名:ファイル名.DSK と入力します。例えば、男色ゲームのつまったディスクをfMSXで遊びたいのであれ ば、 DCOPY A: homo.dsk と入力すれば、homo.dskという、FD一枚の情報が全ておさまった一つのファイルが 生成されますので(これがディスクイメージと呼ばれるものです)、今まで説明して 来たような方法で起動時に、その.dskファイルがMSXのFDドライブにささった状 態で立ち上がるように設定して下さい(具体的に言うと「-drivea homo.dsk」という スイッチを付けろという事です)。 無論、 DCOPY A: drivea.dsk とすれば、スイッチを指定せずとも毎回fMSXを起動するたびに立ち上がるディス クイメージを生成できる、という事は既に説明しました。 この方法で扱えるのはせいぜい二枚だけであり、fMSXの動作中にディスクを差 し替える事は今の所できません。 また、C:上であるのにも関わらず、実物のMSXよりはるかにおそいスピードで しか読み込みんでくれません^^;;;;;。 「ディスクイメージ」dskファイルとは、FDのセクタ・ブロックと、情報を読み込 んだものです。 7. このfMSXの問題点 まず、画面表示がメチャメチャです^^;。-uperiodがデフォルトのままでは、スプライ トがワープします。シューティングなどゲームになりません。 2+モードで立ち上げると、背景色がなぜか緑です。 音楽演奏機能は、PSGだけという、98用に比べると貧弱なものです。 しかも、Alex氏が作った-adlibスイッチがあったころに比べて、テンポずれが激しく なっています。 画面の下の方が消えています(苦笑)。気になる人は「-video 1」スイッチを付け て下さい。 8.1 質問・疑問・サポート まず、何よりも、インターネットを使い、マラット氏のホームページ http://www.freeflight.com/fmsx/fMSX/ に行って熟読して下さい。ここにはいつでも最新情報がのせられています。  以下のftpサイトをたずねて、MSXのプログラムやデータを手に入れて下さい。珍 しいものも沢山ありますよ。 ftp://altair.komkon.com/pub/MSX/ ftp://ftp.funet.fi/pub/msx/ ftp://riaph.irkutsk.su/pub/ ftp://ftp.saitama-u.ac.jp/pub/msx/ 上のサイトには、マラット氏のホームページからクリック一つで飛ぶことができます 。日本人の皆さんは、4つめの埼玉大学のサイトに行けばすばやくダウンロードできる でしょう。他はどれも信じられないほどの僻地にあります(苦笑)のですさまじい時 間がかかります。 質問は、英語のできる方は、 fms@freeflight.com Marat Fayzullin氏 m.dekogel@student.utwente.nl Marcel de Kogel氏 にメールを送って問い合わせて下さい。マラット氏は、「fmsx.docに書いてあるこ とには答えねー」そうなので、fmsx.doc及びこのドキュメントを良く読んでから質問 して下さい。 日本人では、98版作者でおられる 90315054@ex.ecip.osaka-u.ac.jp 村上 歴氏 がもっともAT版に近いかと存じます(この方の製作したDOS/V用fMSXも あります)。 また、国内のメーリングリストに参加し、質問すれば、一日もあれば色々な解答を 得る事ができるはずです。 一つは、どんなマニアでも満足できる埼玉大学メーリングリストです。 msx-ctrl@athena3.cent.saitama-u.ac.jp 宛に、subjectを「HELP」としたメー ルを送って下さい。すぐに入会方法が書かれたメールが返送されてきます。 もう一つは、アットホームでバカネタ満載だが多いが現役同人クリエイターの多い GML(げぬいネットメーリングリスト)です。 nagae@mickey.ai.kyutech.ac.jp 宛てに、subjectを「[GML:]HELP」としてメールし ていただければ、これも入会方法が書かれたメールがすぐに送られてきます。 この二つに入会すれば大丈夫でしょう。 また、 http://www.ylab.tutics.tut.ac.jp/ylab/makuta/msxpage.html/ のMSXリンキングページに行けば、インターネット上でのMSX情報が見つかる場所 がほとんど分かるはずです。 パソコン通信ならば、0427-95-3421 MARIO−NETに入会すれば、すぐにヘヴィ ーな情報を得られます。 それほどでもありませんが、092-606-1496(夜9時から朝6時) げぬいNETも、 ある程度は期待ができます。 私(タカミチ)自身は、03-5818-3587(夜18:30から朝11:30まで)Wonder N etworkにおいて質問を承ります。won0009までメールするかまたは、MSXのボ ードに書き込んで下さい。私はDOS/Vには素人同然ですので答えられるかどうか 不安ですが、なるべく誠意のある解答はいたします^^;。 インターネットもパソ通もできない環境にある方は、雑誌TOMBOYに質問して 下さい。 〒358 福岡市 東区 和白東 3-20-7 スペースクリエイト106号 野中方「TOMBOY係 」 に、600円の郵便小為替を送れば最新号が送られて来ます。 8.2 転載条件 このアーカイブに含まれている内容はftpサイトを含むどこにでも転載可能ですが、 商業ネット及び多くの草の根ネットは、ROMデータのアップロードを認めていま せん。 必ず同梱して欲しいファイルは、 fmsx-dos.exe cwsdpmi.exe dcopy.exe fmsx.doc fmsx-dos.txt です。 このjpdoc.txtは、なるべく同梱することを薦めますが、必要ないと判断されれば同梱 しなくとも構いません。 また、jpdoc.txtの内容の改変は一向に構いませんが(間違いがあったらどしどし改 変して下さい)、その際にはその旨を表記して下さい。  問い合わせ先は削除して構いません。 jpdoc.txt単体でのアップロードを許可します。 有償での配布を禁止します。 9. お世話になった方々(敬称略) Marat Fayzullin あなたはただの悪質コピー野郎なのかも知れませんが、世界のM SXユーザーの福音には違いありません。メール回答ありがとう ございました。 村上 歴 98版との互換性について教えていただいてありがとうございま す。日本版AT用fMSX完成版を期待しております。 幕田 好久 unzip.exeを手に入れられたのはあなたのおかげです。これがなけ れば、元々.zip形式で圧縮してあったこのfMSXver1.2を私は 一生解凍出来なかったでしょう。仙南弁の普及にがんばって下さ い。 サイバラ 埼玉大学メーリングリスト上での質問に答えて下さってありがと うございます。03-3721-2501 サイバラ電劇ネットにはかなりfM SXが充実しています。 夢神楽 遊睡 いつもいつもGML上での私の気違いじみたゴミ書きにつきあっ て下さってありがとうございます(激苦笑)。TOMBOYに人生 捨てて下さい、これからも(鬼)。 神風 WonderNetworkのシスオペくん、世の中にはああいう ネットが必要なんだよ。 その他数え切れない方々 ありがとうございましたっっ!!!!! Wonder Network(03-5818-3587) won0009 商業ネット Super-Links(03-3453-8080,0120-25-1063)spl31369 げぬいNET(092-606-1496) genu0034 YU-KI NET(03-3580-8277) yuki031 e-mail: c9005917@mn.waseda.ac.jp タカミチ(鈴川 隆紀)the 人間アルファベット男 *このアーカイブは、吉崎栄泰さんのフリーソフト「LHA」を用いて圧縮されていま す。