| 更新日:1999.12.01(水) |
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以下の文書はパソコン通信NIFTY-ServeのInternet User Forumで議論された時にアホリアSSが書いた意見です。
パソコン通信ではローディストSSと名乗ってました。あと、当時に書いたものをそのまま載せてますので内容が古いかも…
00325/00358 HCD01670 ローディストSS RE:プロバイダの責任範囲について (14) 97/08/05 00:57 00299へのコメント コメント数:1 ども、ローディストSSです。 すでに一区切りついたようですが、私の意見も書いてみます。 自己中心的に書きますので、一般的な良識とはズレる可能性があることを 予めおことわりしておきます。(←どういう意味だろう?) >データを置くスペースを賃貸しするプレゼンス・プロバイダ >には、そのデータの内容について責任を負う >必要があるのでしょうか? ん〜・・・一言で『必要がある』『必要がない』と断定したくないです。 以下のように3つの場合に分けてみます。 1)ユーザーのデータを監視すること 2)ユーザーの違法行為が判明した場合、それに対処すること 3)悪い(?)データを流さないようにユーザを啓蒙すること 以上の3つの観点で、プロバイダがそれを行う義務があるかどうかを考えて みました。 んで、全部書いたらムチャクチャ長くなったので、この後3つの発言に分け て投稿します。ツリーがおかしくなったらごめんなさいね〜(^-^;) ではまず、『ユーザーのデータを監視すること』について書きます。 (つづく)
00326/00358 HCD01670 ローディストSS ユーザーのデータを監視すること (14) 97/08/05 00:59 00325へのコメント コメント数:1 プロバイダが『ユーザーのデータを監視する』という義務があるでしょうか? これに関して、『義務があるか』というだけでなく、『プロバイダがその能力 があるか』『プロバイダにその権利があるか』の問題もありますね。 『義務』に関しては、私は『プロバイダにその義務はない』と思います。 『能力』に関しては、基本的には外部の者がどーこー言うことではないです。 しかし、後で解説する『権利』の方で『能力』が問題にもなるかもしれません。 自主的にプロバイダがユーザーデータを監視する場合、どうやって監視するの でしょうか。考えられる手順をいかに書いてみます。 ■ユーザーディレクトリの調査方法 まず考えられるのは『担当者がユーザーのページを一通り見ていく』というも のです。同じネットワーク内のデータを見ていく場合、電話線で接続するより 高速で表示できるかと思います。ただし数万人のユーザーがいた場合、まとも に見ていったら大変です。各ユーザーの『トップメニュー』のページだけを見 るとか、アクセス数の多いページを見るとか、ランダムに見るとかいう感じに なると思います。 しかし、プロバイダによってはこのような手間や人件費がかけられないでしょ うね。こういう場合は、サーチロボットを使ってユーザーのディレクトリの内 容を調べるという手もあります。問題のありそうなキーワードを抜粋してその ページを調べるというものです。さらに、やろうと思えばgifやjpgの画像を一 覧表示することも可能と思います。 ■ユーザーのデータを監視する『権利』はあるか? 『通信の秘密は、これを侵してはならない』と憲法21条に書かれています。 まあ、プロバイダのディスクに置いたデータが、憲法でいう『通信』に該当す るかどーかは一考の余地がありますが・・・・ 非公開の情報まで監視するのは問題です。例えばプロバイダのディスクを補助 記憶装置として使っている場合を考えてみましょう。個人的に使うデータをプ ロバイダに置いておき、旅行先などでノートパソコンで見る、という使い方を したとします。んで、このデータが無修正アダルト画像など、公開すると問題 のありそうなデータだった場合、恐いですねぇ・・・ ■ここでの結論 私は以下のように考えます。 ・公開したデータをプロバイダがチェックするのは構わない。 ・非公開のデータをとやかく言われたくない。 ■ついでに例え話 プロバイダを『大家さん』、ユーザーを『間借人』という例えをします。 原則として、間借人が部屋の中でどんな行動を取ったとしても、大家さんがそれ に関与すべきではないと思います。 ただし、間借人が借家の中から外部に対して行動を起こした場合、大家さんが介 入することも考えられます。例えば、部屋の戸を開けたままにして、外の通行人 に向かっていかがわしい物(?)を見せたとか、部屋の外に聞こえるように放送禁 止用語を叫んだとか・・・ あと、窓の外にテレビカメラがあり、それが世界各国に中継されてたとします。 (どーゆー状況だ?) そのカメラに向かって、見せてはいけない物(?)を見せ、世界中に発信した場合 とか・・・ ああ・・・自分でもわけのわからない例え話ですね。何が書きたかったかわかんな くをなりました。(^-^;) とりあえず、次は『ユーザーの違法行為が判明した場合』について書きます。 (更につづく)
00327/00358 HCD01670 ローディストSS ユーザーの違法行為が判明した場合 (14) 97/08/05 01:02 00326へのコメント コメント数:2 ユーザーの違法行為が判明した場合、プロバイダはそれに対処する義務はあるで しょうか? いきなり『変な例』を使って私の考えを書きます。 ■こーいう場合 私ローディストSSの顔写真が勝手に誰かのページで公開されていたとします。 しかも、首から下は女性の無修正ヌード写真で、ペイントソフトで見事に合成 されてたとします。(うげげ、想像したくねえ・・・) 更に私のプライバシー情報と、私に対する誹謗中傷なども書いてあったとします。 さて、このようなシチュエーションで、私が取る行動は以下のようになります。 [1] ページの作者に苦情メールを出す。 そのページに、作者のメールアドレスが明記されていたならば、とうぜん苦情の メールを出します。 私が該当ページの存在を「迷惑」だと考えていること、そのページを「削除して 欲しい」ということも知らせます。 作者がちょっとした出来心でやったとか、悪趣味なジョークのつもりだったかも しれないです。あと、作者には何かそのページを公開しなければならない理由が あったかもしれません。まあ、こちらが迷惑してるとわかれば、普通はそこで削 除するか、内容の訂正をしてくれて解決すると思います。 しかし、作者が該当ページの「削除」や「修正」を拒否することも考えられます。 「表現の自由」という言葉を持ち出して、「人の『作品』を削除させようとする のは違憲だ」などという理屈を出すかもしれません。 また、該当ページを作ったのが単なるジョークではなく、本気で私に被害をあた えるつもりであった場合、削除しないでしょうねぇ・・・ [2] プロバイダに相談する 私がプロバイダに相談するのは2つの場合です。 ・作者のメールアドレスがわからない場合 ・作者との交渉が決裂し、なおかつ『該当ページの削除』を私が望んだとき 前者の方は当然ですね。こうしないと連絡が取れないですから。 ただし、いきなりプロバイダに削除を要請するのではなく、作者への苦情メール の配送を依頼します。まあ、『一刻一秒でも早く削除して欲しい』という状況の 場合は別ですが・・・ 後者の方に関しては、賛否両論あるでしょうね。 例えば作者のページが『違法』の場合は、『プロバイダを介さず警察などに訴え た方がいい』という意見もあると思います。 私は警察沙汰にする前に、プロバイダに相談します。該当ページが『私にとって 迷惑である』ということ、『作者との交渉がうまくいかなかった』ということな どを話します。そして、『該当ページを削除して欲しい』ということをお願いし ます。 その後で、プロバイダの担当者はどのような行動を取るでしょうか? −−−プロバイダの動き(予想)−−− (A)「当事者間で解決してください」と言って無視する。 (B)「申し訳ありません。すぐに対処します」と言って、該当ページを問答無用 で削除する。 (C)「わかりました。こちらでも調べて対処します」と言って、該当ページの 内容を確認する。『該当ページに問題あり』と判断すれば、ページの作者 に問い合わせる。該当ページがプロバイダの利用規約に反していて、なお かつ作者が該当ページの訂正または削除に応じない場合、プロバイダでの 強制削除を行う。 −−−ここまで−−− 恐らく(C)の対処が行われるかと思います。 仮に、ページの作者の意思に反してプロバイダによる強制削除が行われた場合、わ だかまりが残るでしょうねぇ・・・ ページの作者は他のプロバイダに新規ページを作り、私と前のプロバイダに対する 批判を行うかもしれません。 ■プロバイダは『規約に反したページ』を削除する権利があるか? プロバイダには利用規約というものがあります。『課金はいくら』とか『質疑の 問い合わせ先』とか『禁止事項』などがあると思います。ユーザーがWebページ を持てる場合、『公序良俗(?)に反してないこと』とか、『著作権に反してはいけ ない』などの規約もあるでしょうね。こういった規約はプロバイダによって異なっ ていると思います。 私は、ユーザーはこの規約を『守って当然』だと思います。また、『ユーザーが 規約を反した場合、プロバイダがどうするか』も規約に載っていると思います。 ■検閲について 憲法21条にはこうあります。 (1)集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。 (2)検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。 で、ここでの『検閲』とは以下の意味です。 『調べあらためること。特に、出版物・映画などの内容を公権力が審査し、 不適当と認めるときはその発表などを禁止する行為をいう』 この解釈によっては、『プロバイダがユーザーのデータを削除すること』は 『違憲』だと言うこともできます。 しかし、私は憲法が禁じてるのは『公権力』によるもの、つまり政府や自治体 が介入した場合にだと思います。プロバイダが持っている『利用規約』に反し たデータであれば、それを削除することは違憲ではないと思います。 ■ここでの結論 ユーザーの違法行為が判明した場合、プロバイダはそれに対処する義務はあるで しょうか? 誰かの違法行為で私が迷惑してる場合は『ある』と思います。私の違法行為で誰 か迷惑してる場合には・・・憲法21条を持ち出すかも(汗) さて、最後は『悪い(?)データを流さないようにユーザを啓蒙すること』について 書きます。 (次がラスト)
00328/00358 HCD01670 ローディストSS ユーザを啓蒙すること (14) 97/08/05 01:06 00327へのコメント プロバイダは『悪い(?)データを流さないようにユーザを啓蒙する』という義務が るでしょうか? 啓蒙は、ケーモーと読みます。いやらしい響きがありますね。 ようするに、『ネットワークではどんな行為が違法になるか』とか、『アダルト画 像はどの程度まで隠せばOKか』とか『うまく合法的にやる(?)のはどうするか』な どをユーザーに知らせることですね。 また『聞けば、やってみたくなるイタズラ』とか『他人になりすまして悪さする方 法』とか『パスワードの破り方』とかを紹介して、『絶対にこんなことをやっては いけません』と念をおすのもいいかも・・・ ■ここからは真面目に え〜と・・・書いてるうちに変な話になりました。ここで軌道修正。 ネットワークで違法なことをしたり、他人に迷惑をかけることはあります。 しかし『他人に迷惑をかけることが目的』という人はほとんどいないと思います。 『自分では気づかないうちに他人に迷惑をかけてしまった』というのが多いので はないでしょう。 ユーザーが『ネットワークでのマナー』を学ぶことができれば、自ずとトラブル が減るのではないでしょうか。 ■ここでの結論 プロバイダは『悪い(?)データを流さないようにユーザを啓蒙する』という義務が るでしょうか? 『義務』と言ってしまうと、それは『ない』と思います。 しかし、プロバイダのやってることは、単に『回線とディスクを貸し出すだけ』で はありません。ユーザーのホームページ一覧を作ったり、オリジナル会議室を作っ たり、FAQを作ったりと、いろいろなサービスをやってると思います。 そういった『プロバイダのサービス』の1つとして、ユーザーを啓蒙することも いいかと思います。 ■ネチケットのページ ここで私のページ『ネチケット千夜一夜』を紹介します。 ネットワーク活動での色々な場合のネチケットを、読み物形式で紹介しています。 URLは以下のとおり。 http://www.big.or.jp/~roadist/netiquette/ Webページでのアダルト画像等に関する内容はまだありませんが、近日中に執筆 する予定です。この『ネチケット千夜一夜』に多くのプロバイダの代表ページから リンクしてもらえれば、もっとネットワーク全体のマナーが良くなるかも。 てなわけで、長々と読んでいただきまして、誠にありがとうございます。 結局は私のページの『宣伝』でした。苦情メール攻撃は勘弁してくださいね。m(__)m ---- http://village.infoweb.ne.jp/~roadist/ roadist@mb.infoweb.ne.jp HCD01670@niftyserve.or.jp ローディストSS(斉藤慎也)