Lee Junghyun
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1996年、少女役として映画デビューするも、1999年満を持して歌手デビュー。適当なダンス・バックトラックに女性ヴォーカルを重ねて、売れれば儲けもの的な考えが目立つ韓国音楽メジャー・シーンにおいて、最初から絶対に売るをコンセプトに、音楽性、キャラクター設定、コスチューム、振付け等を緻密に計算したイ・ジョンヒョン、そんじょそこらのアイドルとは格が違います。彼女こそ完全武装の韓国No.1アイドルです。 | ||||||
*日本編集アルバムは掲載しておりません。
Released
(Up)date |
Jacket
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Title
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Comment
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1999
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1集
Let's Go To My Star |
女テクノ戦士イ・ジョンヒョンのデビュー作にして最高傑作。ポップスのフィールドに本格テクノを導入しているものの、欧州ダンス・ミュージックからの露骨なフレーズのパクリは一切なく、完全オリジナリティ作品です。 特にシングル扱い曲"ワ"(来て)、"パクォ"(変えろ)は傑作で、韓国歌謡の歴史に残る名曲です。 また聞きどころはもう一点あり、韓国異端児ラッパー・Cho PD、そして後に猟奇歌手として名を轟かせたPhyとのコラボ曲"I Love X"です。アンチ・ポップス曲上でのラップの掛合いは見事ですし、イ・ジョンヒョンの狂気に満ちたラップも結構ゾクゾクものです。(余談ですが、Cho PDの2集"Cho PD In Stardom 2.0"収録曲"Fever"にイ・ジョンヒョンが参加しており、こちらも彼女のラップが見事ハマっており名曲です。) |
2000
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2集
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クレオパトラに扮したイ・ジョンヒョン第2弾。1集ではテクノというキーワードを元に統一感をだしていましたが、今作は欧米音楽をかなり研究した音作りで、かなりバラエティに富んだ選曲になっています。 勿論、軽快なダンス・ビートに絶叫ヴォイス・パートありのイ・ヒョンジョン節も健在で、シングル扱い曲"ノ"(あなた)は1集の"ワ"、"パクォ"を継承した曲になっています。 しかし、なんと言っても今作の目玉は韓国ハードコア(ミクスチャー・ロック)・バンド、Dr.core911とのコラボ曲"チャルモッコ チャルサララ"(よく食って、元気でいろよ)です。意表を衝く組み合せにも驚きですが、さすが猟奇歌手、イ・ジョンヒョン、見事に歌い上げています。 |
2001
(02.1.3) |
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3集
Magic To Go To My Star |
初の歌もの勝負にでたマジシャンことイ・ジョンヒョン第3弾。1・2集とバック・サウンドに多少助けられた感もあるイ・ジョンヒョンですが、今作では彼女の歌にスポットを当てています。また楽曲面ですが、今回は音色抜きに正統派韓国歌謡を歌い上げています。確かに派手さのない、こじんまりした選曲ですが、それでも秀作揃いで、すべてシングル・カットをしてもおかしくないレベルにはなっています。なかでもテクノ歌謡"No More Terror"、初の超ド・ポップ曲"Surprise Party"、唯一のイ・ジョンヒョン節(絶叫ラップ付)"パン"、リズムがカッコイイ"Anti Drug"そして各楽器パートとメロディー・ラインのユニゾンが印象的な"French Kiss"等は特に傑作です。 |
2002
(02.11.20) |
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4集
I 。 Natural |
ついにジャケットに姿を現わしたイ・ジョンヒョン第4弾。アルバム・タイトルのとおり、今回は自然児ファッションに身を包み、ベタの韓国ポップスに挑戦しています。 1・2集で聞かせてくれた玄人好みの曲は残念ながら1曲も無く、9割が韓国系ダンス・ナンバーで占められており、イ・ジョンヒョンも、ダンス・ビートをバックに生き生きした歌声を聞かせてくれます。 しかし個人的には、それらのダンス・ナンバーより、歌ものである"Believe"、"Sun Flower"をオススメしたいです。 今作で、すべてのコンセプトを原点に戻してしまったイ・ジョンヒョン、次回どうでるか楽しみなところです。 |
2003
(03.7.26) |
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Special
Album Summer Party ! |
ニュー・アルバムというよりはシングル扱い曲"Summer dance"を含んだ新曲4曲+新曲4曲のリミックス+新曲4曲のノンストップ・ミックスを収録したシングル的要素の作品です。 新曲4曲のオリジナル・バージョンは基本的に4集を継承した、ベタな韓国ポップスですが、リミックス・バージョンはトランス・アレンジのテクノ・スタイルに仕上がっており、イ・ジョンヒョンの代表的アルバムでもある1・2集を思い起こさせる出来になっています。特に"マレ"(Hyper Trance Mix)におけるスピード感とイ・ジョンヒョンのラップの絡みは絶妙で、やっぱり彼女の声には無機質なテクノ・サウンドがピッタリだなと実感できます。 またこのアルバムには、おまけVCDも付いており、"Summer Party !"のメイキングと1集から今作までのシングル扱い曲のビデオ・クリップがすべて収録されています。 |
2004
(04.9.24) |
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5集
Passion |
韓国TVドラマ「美しき日々」の日本放映により、その姿をブラウン管に登場させてくれたイ・ジョンヒョンの新作。 前半、スパニッシュ・サウンド、後半、70年代ソウル・ディスコ(orフユージョン)系サウンド、そしておまけは前半ナンバー2曲のリミックスという構成です。 すっかり4集以降パワー・ダウンし毒気もなくなってしまったイ・ジョンヒョンですが、今作も、今何故スパニッシュなのか解読不明です。ただし後半のローラーコースターを思わせるクールなナンバーは彼女にとっては新境地で、悪くはありません。しかし、おまけのリミックスが、一番、彼女らしいんじゃないでしょうか。 |
2004
(04.12.19) |
Heaven/ワ
日本限定 1st(Maxi.)Single |
「第55回NHK紅白歌合戦」にも出場が決定しているイ・ジョンヒョンの日本デビュー第1弾シングル。韓国TVドラマ「美しき日々」の挿入歌"Heaven"及び1集よりの第1弾シングル扱い曲"ワ"(来て)の日本語バージョンをメインに各々のオリジナル(韓国語)・バージョンと日本語バージョンのカラオケ・バージョンの計6曲を収録しています。 現在「美しき日々」がNHK(地上波)で放映されていることや、韓国のアイドル?ということを考えれば選曲やジャケ写は止む負えないところでしょうか。 日本語の歌に関しては特に違和感はありませんが、特に"ワ"のリミックスは低域押さえめで、ラップ・パートも英語になっており、全体的にソフトな雰囲気の仕上がりになっています。個人的にはバスドラがドスンドスン聞こえ、鋭角な韓国語による猟奇的?ラップ有りのオリジナル・バージョンの方が好みです。 先に日本で大成功を収めている韓国アイドル・BOAにどれだけ迫れるかは分かりませんが、彼女の正式コンサートは是非、日本で見てみたいところです。 |
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2005 (05.3.21) |
Wa(Come On)
日本限定 1st (Mini)Album |
日本語による全7曲(内2曲はリミックス)を収録したイ・ジョンヒョンのミニ・アルバムです。収録曲は1集より"ワ"、"パクォ"、"GX 339-4"、TVドラマ「美しき日々」OSTより"Dream"、"Heaven"、そして"ワ"、"パクォ"のリミックスという構成になっています。 日本語バージョンのミックスは、各トラックのバランスがひじょうに良いのですが、高域重視のトランス風仕上げで、何か物足りなさを感じますし、日本語歌詞のノリも"ワ"、"Heaven"以外は、ピリッとこない感じです。(ミックスと日本語歌詞に関しては好みの問題なんでしょうが・・・) おまけDVDでは"ワ"、"パクォ"のオリジナル・バージョン、そして"Heaven"の日本語バージョンのミュージック・クリップ映像を見ることができます。 |
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2006
(06.10.21) |
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6集
Fantastic |
イ・ジョンヒョン2年振りの韓国語アルバム。今回のキーワードは"ファンキー"らしく、ソウルフルな曲も数曲収められていますが、音色や曲選曲は、むしろ3集にちかく、テクノそして韓国ポップスをソフトにした曲を多く収録しています。 今作の一番の注目は、今までにないくらいメロディーラインを大事にした曲を揃えたことで、メロディーラインの耳への入りが、ひじょうに良く、安定感もあり、まとまったアルバムに仕上がってはいますが、キャッチーと言うか、絶頂期を超える曲不在が痛いところでもあります。 |
2009
(09.5.31) |
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Ava Holic
(Mini)Album |
イ・ジョンヒョン2年半年振りの新作(今回より"AVA"名義になっており、1st Mini Albumという扱いになっています)。6集以降は中国圏で活動していたようですが、久しぶりに本国での活動になるようです。コスプレ?・シリーズも復活しているのか、今回はゴスロリ系のジャケットになっています。 今作はセルフプロデュースで、感触的には3集に近いサウンドに仕上がっており、彼女も、この頃の曲が好きなように思われます。 Mini Albumということで6曲入りですが、メインはTake1"Vogue Girl"、Take2"Crazy"になると思われます。残念ながら、個人的に好きな1・2集の毒気はありませんが、"Vogue Girl"は歌メロが耳に残る曲で悪くないと思います。 次回の正規アルバムもセルフプロデュースであるならば、ちょっと楽しみですね。 |
2010
(10.5.22) |
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7集
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昨年発表した6曲入りミニ・アルバムの全曲が収録されているので、新作感はあまりなく、ミニ・アルバムの延長的作品となっており、やはり3集に近い雰囲気になっています。残念ながら、強力にインパクトのある新曲は見当たりませんが、ポップテクノであるTake5"ウェ イレ"(どうして)や歌モノである"ヨン"(縁)は、なかなかイイ曲です。 近年、韓国メジャー音楽シーンはガールズ旋風が吹き荒れていますが、元祖猟奇娘にも、もうひと頑張りして欲しいところです。 |