<Gold Disk>
Released
(Up)date
Jacket
Title
Artist
(Genre)
Comment
2001

(03.1.4)

1集
Brown
Eyes

(R&B)

 2001年韓国音楽界期待の男性デュオ、ブラウン・アイズのデビュー作。R&B嫌いの私でも「これほどまでに美しい曲があったんだろうか」と唸らせるほどの傑作。中でもシングル扱い曲"ポルソ イルリョン"(もう一年)は名曲です。
2001

(03.1.4)

2集
Wax

(Vocal)

 元オルタナ・ロック・バンド"Dog"の紅一点ヴォーカリスト、チョ・ヘリのソロ・プロジェクト第2弾。1集ではドッグ時代を継承したサウンドを展開するもシンディ・ローパーのカバー曲"オッパ"(お兄ちゃん)で注目を浴びました。
 しかし2集では、ドッグ時代を思わせるロック・ナンバーと韓国ダンス・ナンバーにアレンジしたアラベスクのカバー曲"Money"以外に強力バラード・ナンバー"ファジャンウル コチゴ(化粧を直して)"、"サランハゴ シポ"(愛したい)等を収録しました。この初とも言えるバラードは見事チョ・ヘリの声にハマリ、Waxは、この作品で見事にスターダムに伸し上がることになりました。
2000
2集

日常茶飯事

Roller
Coaster

(Acid
Jazz)

 都会的で大人の音楽を演奏するローラー・コースターの2集。イギリスやスウェーデンの音楽から影響を受けているのは明確なのですが、それでも韓国で、これほどまでにオシャレな音をつくれるバンドは他に存在しないような気がします。
2000
2集

I.N.L.O.V.E

J

(R&B)

 誰にでも失敗はあるもので、1集のヒップホップ路線では大コケするも、この2集では女性R&Bシンガーとして、見事ジェイが蘇りました。ジェイはR&Bシンガーとしては韓国で、確かに後発なのですが、バックの音と声の一体感は実に自然で、その溶け合いが生み出す透明感は本当に素晴しいの一言です。
1999
2集

Cho PD
In Stardom 2.0

Cho PD

(Hiphop)

 インターネット上に発表した曲からブレイクした変り種のチョPDですが、彼のコンセプト「韓国歌謡のダサいノリはもう止めようよ」も実に斬新です。実際チョPDの音楽性は韓国外でも珍しく、音のコラージュにラップを被せ、いわゆるノリを一切排除しています。しかしながらイ・ジョンヒョンとのコラボ曲"Fever"では見事なまでにキャッチーな曲を披露しており、彼の才能には脱帽します。
1998
1集

Blue Rain

Fin.K.L

(Dance)

 SESの対抗として登場した、ピンクルのデビュー作。SESの登場以降、雨後のたけのこのように女性アイドル・グループが結成されたわけですが、結局、SESを脅かす存在にまで成長したのは、このピンクルしかいないのが現状です。ピンクルは韓国歌謡のフィールド内を成長しているわけですが、やっぱり1集のキャピキャピさが一番新鮮で、軽めのポップ・ダンス・ミュージックも悪くないです。
1997
1集
SES

(Dance)

 初の韓国女性アイドル・グループと言っても過言ではない、SESのデビュー作。SESは、この後、日本進出やR&B路線へと進んでいくわけですが、やはり韓国歌謡にこだわった、この1集が一番SESらしい作品に感じられます。
1997
1集

進化

Lee
Yoonjung

(Techno)

 韓国初のパンク・バンドと言われた・Pipibandの元女性ヴォーカリスト、イ・ユンジョンのソロ第1弾。なんとマジなテクノに挑戦で、かなり驚かされました。ポップ性を一切排除しており、見事なまでにアンダーグランド・ワールドを展開しています。ただし韓国音楽シーンにおいては、ちょっと早すぎた作品だったかもしれません。
1994
Remix
Album

Rhythm
Light
Beat
Black

Deux

(Hiphop)

 韓国におけるヒップホップの定義づけは、ひじょうに難しく、本家アメリカの影響を直に受けているものは「本格ヒップホップ」、そして韓国歌謡にヒップホップの要素が導入されたものは「韓国ヒップホップ」と認識されています。
 このデュースは後者にあたり、メンバーであるイ・ヒョンドのポップ・センスが光っています。ソテジワアイドゥルと活動時期が重なっているため、泣き組の印象も強いですが、ソテジが音をコロコロ変えるのに対し、一貫してヒップホップ路線にこだわりました。
 この作品は1・2集から選曲されたリミックス集ですが、古さを感じさせない音作りになっています。
 1995年にデュースは解散しており、イ・ヒョンドは現在ソロ活動およびプロデュース業をしていますが、彼の作品にハズレなしと言うぐらい、今でもいい音楽センスをもち続けています。

Perfect Kiss