<Disappointed Disk>
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Title
Artist
(Genre)
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2002

(02.9.22)

5集

Diet

Kim Hyunjung

(Vocal)

 進化し続ける女、キム・ヒョンジョンの5集です。いつも陰がありクールな曲を聞かせてくれるのですが、今回は初とも言える、ド韓国ポップスに挑戦しています。良いのか悪いのか判断が難しいところですが、聞いていて何か妙です。
 ただし"タンカル"(一刀両断)のダンス・バージョンでは、久々にキム・ヒョンジョン節を披露しており、何か懐かしさを感じさせてくれます。
2002

(02.9.22)

3集

Wax

(Vocal)

 2集により、その名を韓国に轟かせたワックスの3集です。2集によりワックス・サウンドを確立させたせいか、今作では得意の洋楽カバーやロック・テイストな曲は収められていません。
 また2集のプレッシャーからか、"サラン ハゴシポ"(愛したい)、"ファジャンウル コチゴ"(化粧を直して)以上の出来の曲は見当らず、前半から後半までバラードおよびミディアム・ナンバーの連打で、息苦しささえ感じます。
 しかしラスト・ナンバー"チハチョルル タゴ"(地下鉄に乗って)では、ワックスにしては実験的サウンドを聞かせており、今後の展開に期待したいところです。
2002

(02.5.5)

1st
(日本盤)

Listen To My Heart

BoA

(Dance)

 イ・ジョンヒョンと同じく緻密な計算のもと絶対に売るをコンセプト(もっともボアは正当派路線ですが)に韓国でデビューするも、イマイチに終りましたが、日本マーケットでは大ブレイクとなりました。
 特にボアの歌唱力やバックの楽曲が優れているとは思わないのですが("Listen to My Heart"はいい曲ですが)、オリコン・チャートで1位を獲得したことを考えると、やはり素直に評価せざる負えません。
 近年、日本の女性ヴォーカリスト達のレベルもかなり上がっていますし、韓国映画ブームやWカップの関係だけで、なし得た偉業とは考えずらく、彼女の何らかの魅力が日本で受入れられたのでしょう。
2002

(02.5.5)

5集

Choose My Life-U

S.E.S.

(Dance)

 個人的にはS.E.S.熱もかなり冷めきっていたのですが、ジャケ写のムードから、つい手を出してしまいました。S.E.S.の特質から今回も革新的サウンドを見つけることはできませんでしたが、今作では本格R&B路線を止め、原点回帰を試みています。確かにソウル・フレイヴァーを感じさせる曲も数曲ありますが、鼻に付くことなく見事なまでにS.E.S.サウンドに仕上げています。
 ひじょうにS.E.S.らしい"Just A Feeling"、マイナー調がクールな"Requiem"、そして大人のムードを漂わせる"Red Angel"等、バラエティーに富んだ選曲でS.E.S.の作品では好盤にあたります。
 最近、後発のピンクルに溝を空けられていた感もあるS.E.S.ですが、さすが元祖韓国女性グループ、起死回生の一発です。
2001
2集

Best of
The Best

Funny
Powder

(Hardcore)

 紫雨林とも交流のあるハニー・パウダー2集です。確かにバック・トラックはギンギンのロック・サウンドなのですが、ミクスチャーというよりは、むしろヒップホップ色が強いユニットのような気がします。シングル扱い曲"Off-Side"はギターのフレーズといいムチャクチャ・カッコイイのですが、他の曲はどうも緊張感がなく、バックの音とラップが上手く噛み合ってないような気がします。普通のヒップホップ・リズムでラップをキメた方がいいような気もするのですが。
2001
2集

六感

Lee
Yoonjung

(Techno)

 革命才女、イ・ユンジョンのソロ第2弾。前作では、あれだけ斬新な本格テクノと見事な合体を果たしたのに、今作では、なんとバリバリ売れ線路線に大変身です。バック・トラックは確かにテクノなのですが、これといって飛び抜けた曲がないのが、ちと残念です。これだと現テクノ少女、イ・ジョンヒョンに勝てない気がします。
2001
1集
Jadu

(Alternative
Rock)

 イ・ジョンヒョンと同じプロデューサーということで、猟奇シリーズ第2弾と言われていたジャドゥですが、正直ただのポップ・ロックといったところで、もう少し何か工夫が欲しいところです。ただしシングル扱い曲"チャルガ"(じゃあね)は、いい曲だと言えます。

Perfect Kiss