東京スパローズシリーズについて

東京湾岸球場に本拠地を置く万年最下位のプロ野球球団東京スパローズ。野崎（投手）・大友（捕手）・中井（内野手）の三選手を中心に、球場の売り子やマスコットのスーツアクター、女子アナに金髪娘におっさん顔の妖精？などが繰り広げる、事件有り人情有り恋愛有りちょっぴり野球ありの物語。 1990年から94年にかけて秋田書店「ボニータ」「ミステリーボニータ」「不思議ミステリー」「ミステリーEX」に掲載された全８本288ページです。

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1）スタジアムGO!GO!-謎の応援団-

球場の売り子が主人公のお話です。スパローズの選手では最初に登場したのがピッチャーの野崎。キャッチフレーズは「軽い性格重い球」背番号24は当時のスワローズだとギャオス内藤投手ですね。
これは球場のスタンドにいるシーンが多かったので、なにしろモブが多かった。多かった…多かったです。

この作品は電子書籍で「とびだせ！東京スパローズ」の第１話として収録されています。

2）東京湾岸バトルスタジアム

球団マスコットの中の人（などいなーい！）が主人公のお話。選手ではキャッチャーの大友が登場。背番号27。当時のスワローズでは古田捕手ですが。私のイメージとしてはもっとずっと前の大矢捕手です。主人公がおとなしくてちょっとうじうじした性格で、相手役は超真面目、という私としては大変描きにくいキャラが中心だったんですよね。よく描いたな(^_^;)。

この作品は電子書籍で「とびだせ！東京スパローズ」の第２話として収録されています。

3）ベースボールアイドルを狙え！

遊撃手中井が初登場です。少年っぽい見た目でアイドルを自認する中井。悪気はないけどムカつく奴です。キャラとしてはとても動かしやすいイイコです。

この作品は電子書籍で「とびだせ！東京スパローズ」の第３話として収録されています。

4）ウィニング•フェアリー

シリーズ初の40Pです。野崎投手が主役です。ミステリーというよりファンタジーかも(^_^;)。スタジアムGOGOのミポリンもちょっと出てきますよ。魔球を投げるかつてのエースのモデルはもちろん安田投手ですが、妖精さんのビジュアルは杉浦亨さんです。目の辺りとか。

この作品は電子書籍で「とびだせ！東京スパローズ」の第４話として収録されています。

5）不思議の国のスラッガー

中井くんが主役です。40Pあるとこんなお話も作れるという感じでしょうか。これもファンタジー的な設定ですが一個前の話よりはぐっとミステリーになってるかと思います。中井の性格の悪さが、描いていて楽しかったです。

この作品は電子書籍で「とびだせ！東京スパローズ」の第５話として収録されています。

6）プロ野球好プレー珍プレー殺人事件

久々の女性キャラ主役回です。女子アナですよ。ついにミステリーの王道殺人事件！好プレー珍プレーのナレーションに定評のあるタレント、みのも…じゃなかった、うのるんたがテレビ局の非常階段で！謎解きに乗り出した女子アナ遠藤珠梨はスポーツ情報番組のメインキャスターだが、実はプロ野球選手が大っ嫌いなのです。この子は屈折してて描いてて楽しかったですね。

この作品は電子書籍で「とびだせ！東京スパローズ」の第６話として収録されています。

7）天使とプレイボール

ミステリー誌からボニータ本誌に移りました。ミステリー縛りなしってことで、でも今までも結構自由だったのであまり変わらない感じです。女性キャラ続きます。スパローズにやってきた新外国人選手は女性!?アンジーことアンジェリカ•マクドウェルを球団は客寄せ目的で入団させるのだが…。解説者の王島さんに注目(^_^;)。

この作品は電子書籍で「とびだせ！東京スパローズ」の第７話として収録されています。

8）野球小僧の悲劇

女性キャラメインが続いたので今度は選手がメイン。とは言ってもあまり内容はないです(^_^;)。選手たちがほぼキャッキャウフフしてるだけ…。内容のないものを描いてしまった…と反省していたら届いたファンレターに「いままでので一番面白かったです！」……正直傷つきましたが、まあそんなもんなんでしょうね。

この作品は電子書籍で「とびだせ！東京スパローズ」の第８話として収録されています。