下町漫画回顧展

シリウスシリーズについて

シリウス.png

秋田書店「ボニータ」に掲載された宇宙海賊が主人公のSF設定物です。
全15話くらいのあらすじを付けた企画書を出して、とりあえず三回目までは続けるということで始めたのですが、三回目のプロットを出したところまでで打ち切られてしまった幻のシリーズです(T_T) 。

シリウス・ブルーは私のキャラの中ではかなりの古株になります。最初はジョウとイデアが主人公の、初投稿作品に登場したんだったと思います。その作品は小学館新人コミック大賞の少年漫画部門に応募したもので、最終選考の32本まで残って原稿用紙を50枚貰いました(^^;;)。この頃の彼の職業は泥棒だったかと思います。

それから彼はやはりジョウとイデアの脇役として、白泉社のアテナ大賞に応募した作品にも登場し、確か5万円程の賞金を稼いでくれました。このときは賞金稼ぎ(^^;;)だったかと思います。
その後、同人誌用に描いた「シリウスコネクション(一話目 と同名タイトル)」でやっと主役に踊り出て、ジョウとイデアを脇役に押しやりました。このときの職業は宇宙の非合法宅配便屋(見た目はバイク便ぽい)でした。

こんな風に変化してきたシリウスはついに商業誌デビューを果たしたのです。
三回目までと約束した編集長が移動になったりもしたし、不運もありましたが、少女雑誌でこの手の設定のものを描けたというのは幸運だったと思います。「花とゆめ」の時はSFは駄目と最初から言われてましたしね。しかしこれはSFとは言えないと自分では思っています。"スペオペ"描きたいという夢はあったのですが、今見てみると星空の中のラブストーリーですね。いわゆるSF考証なんてものは重視してないです。今読んでみると「少女漫画家だったんだな。<自分」と思います(^_^;)。

作中に「婦警」という言葉が何度か出てきます。今では使わない言葉ですが(女性警察官の意味ですが、単に「警官」とするのが今では適切かも)敢えてそのままにしました。そういう時代の作品だという事で。

この作品は電子書籍で「椎名見早子SF作品集」に収録されています。

シリウスコネクション

初出:ボニータ 1994年11月号
94.9.24発売 45P
雑誌掲載時の煽り文句
【SPACE LOVER45P 銀河を見上げて溜息ひとつ…シリウス・ブルーの「野望」とは!?】
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「椎名見早子SF作品集」収録

左のアイコンをクリックすると電子書籍版の取扱サイトが開きます
pc.png Amazonです。Kindle版はこちら。
suma.png hontoのサイトです。こちらはEPUB形式のファイルです。

シリウスコネクションについて


宇宙海賊シリウス・ブルーの恋と冒険の物語。第一話。
一話目と二話目でイデアの目の描き方が変わっています。担当編集者に美人の設定なのに目が怖いという指摘を受けまして変えました。古いキャラでずっと目の描き方は同じだったので、当時はピンと来なかったんですが、今見るとなるほど一話目の目は怖いですね。

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シリウストライアングル

初出:ボニータ1995年 新年号
94.11.24発売 40P
雑誌掲載時の煽り文句
【期待に応え再び登場!!宇宙海賊シリウスの野望と「悩み」とは!? SPACE LOVER40P】
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「椎名見早子SF作品集」収録

左のアイコンをクリックすると電子書籍版の取扱サイトが開きます
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suma.png hontoのサイトです。こちらはEPUB形式のファイルです。

シリウストライアングルについて


宇宙海賊シリウス・ブルーの恋と冒険の物語。第二話。
ゲストキャラのゴメイザですが、キモいという指摘があったんですけどやっぱり当時はピンと来なかった。今見ると確かにキモい。頭がおしりっぽい(^_^;)。

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