下町漫画回顧展

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初出:ミステリーボニータ '94 11/15号
94.10.8発売 45P
雑誌掲載時の煽り文句
【闘拳!血統ロマン 突然現れたヘンな中国人、苗(ミャオ) だが、美美(みみ)の体が、何かを覚えていて———!?】

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緋龍の娘について


「ミステリーボニータ」の”スポーツロマンミステリー特集”(^_^;)で描いた読み切りです。
当時プロ野球モノのスパローズシリーズを描いていて、桃園部屋もあったし、わたしがスポーツと言うと”野球か相撲”だったんですが、「今回は野球と相撲以外で」という編集サイドの意向だったんです。
さあ困った!じゃあなにをやろう。他のスポーツなんてよく知らないよ(^_^;)。知ってる人に聞くしかないじゃん。…というわけで、当時中国武術をやっていた友人夫婦に頼んで監修に入ってもらいまして、資料を借りたり相談しつつ、ネームを中国語に翻訳してもらいーの、描きあげたのがこの作品です。そんなこんなでネームにかなり時間がかかってしまいまして、作画に時間をかけられなかったので白いですね。あとキャラの服装がひどい…。わたしの場合作画の時間があったかどうかを判断するには、キャラの服装を見ると一目瞭然です。背景はアシさんに手伝ってもらえたけど、キャラは自分で描かないとならないしファッションは苦手分野です。資料を見たり、事前に場面ごとの服装を設定して描いてるっぽいものはそれなりに時間があった時で、キャラがトレーナーやTシャツになんのひねりもないズボンやスカート、ひどいとジャージだったりと、いーかげんな服装をさせられている時は時間がなかったと思って頂ければ大抵当たりです。その点学園モノはいいですね。制服さえ設定すればほぼそれだけで済みますから(^_^;)。ばれにくいです。
作中、苗がついでに日本中あちこち観光して来たという様な事を言ってまして、監修の友人から中国の人が日本に来た場合、個人でそこまで自由に行動する事はできないと指摘されたのですが、あの下りは苗の嘘なんですね。だからかえってあり得ない事の方がいいのでそのままにしました。

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