1998年8月の柿のたねニュース

みさお絵日記

うみ合宿絵日記

南部恵子さん海合宿参加日記

今回初めて夏合宿に参加してくれた南部恵子さん。3日間という長丁場にもかかわらず、介助だけでなく、小さな子の面倒まで見てくれて本当に私達は楽いやいや助かりました。これに懲りず、これからもいろんなイベントに参加してね。

初めてのボランティアでとても緊張していましたが、気さくな方が多くてホッとしました。旅行が終わって振り返ってみると、障害を持つ人たちからずいぶん色々なことを教わりました。とてもすべては書ききれませんが、いくつか挙げてみたいと思います。まず、駅の中。ケイコちゃんは階段を「降りる」のがこわいと言っていました。そういえぱ高齢の方々も、階段は上るよりも降りるほうがこわいというのを聞いたことがあります、でも「上り」しかついていないエスカレーター。これって誰のためにあるんだろうとちょっとかんがえてしまいました。

次に、みんなそれぞれ独自のペース(世界?)があって、大事にするべきであること。例えば、私が10分で終わることが30分かかるのならば、私にできることは早くしようとせかすのではなく、30分前に声をかけて見守っていることなのかなと思いました。それは周りの人たちが大らかにかまえているのを見て感じたのですが。初めのころは、「キョウコちゃん、早くたってよお。」とあせってばかりいました。でもチェリーさんがrキョウコちやんにしてみれば、立つときは面倒なことをするためのときが多いからわかるなあ」と言っていてハッとしました、キョウコちゃんの心に寄り添って考えること。これはこの先も忘れてはいけないことでしょう。

私も夏の良い思い出がたくさんできました。海は好きなので、気持ちよかったです。東京に帰ると意外に黒くなっていて、みんなにからかわれました。係の人たち力作の花火はとても素敵でした。浜辺で食べるおにぎりやスイカはどうしてあんなに美昧しいんだろうと、タツオ君としゃべったりもしていました。私は、この先卒論や進路のことで忙しくなってしまうので、また参加できるかわかりませんが、とても楽しかったので、またみんなに会いに行きたいです。

(南部恵子)