2006年8月の柿のたねニュース

夏合宿だより

1日目

横浜駅に集合。遅刻も無く、みんなで電車に乗り込み、車内でまったりしていると、一人が新聞を買いに途中下車。気がつくと、邦彦さんの介助で隣に座っているはずの、Sさんを駅に置き去りにして、電車が出発。どうしようもないので、Sさんだけを残して、みんなで楽しく電車、バスを乗り継ぎ、平八屋へ。

お昼を食べながら、実行委員の紹介、班割り、部屋割りをみんなに告げ、海へ出発☆〃

海はとても冷たく、みんな入る気がしなかった…。でも子ども達は元気に泳ぎ始めた。おとなは半分しか海に行かなかった。

1日目の海のイベントはなし。夜には過去最大の観客数を動員し、花火大会。スタンディングオーベンションにて幕を閉じました。一日目の反省として、勝手な行動があったため介助ローテがなしくずしに…。

2日目

Kさんが大泣き!原因は騎馬戦で使うカツラをかぶること…。女の子には非常にかぶりたくないカツラでした。選んだHさんにも、泣かした責任が…。結局、心優しい、SさんがKさんの代わりに騎馬戦にでて、カツラをかぶってくれました。

海に出て、水中運動会を開催。一回戦の水中騎馬戦で、H兄弟大活躍でした! パン食い競争では、B班が圧勝かと思いきや、S君が反則して、B班はビリになってしまった。

生き物探しゲームでは、多数の伊勢えびと引き換えに、H氏とD氏が終了時間を守らず、A班は減点のすえ、ビリ。

スイカ割りはみんなで楽しく邪魔しながらも割り食べました。結果は、A班1位、B班とC班は同点で2位でした。今回は新しいイベントとして、水中運動会を行った結果、とても盛り上がりました。来年以降もバージョンアップし続行予定!

夜はナイトウォーク。 Kさんの妹のRさんとSさんが号泣。こちらも、すごく盛り上がりました。2日目の反省として、班長さんは、きちんと班の人間をみるように!

3日目

海で、M彦さんとG太君が砂に埋まり、Mさんはビール片手に満面の笑みでとても、楽しそうでした。K林さんは1日目と2日目は楽しそうに踊っていたけどさすがに3日目は疲れたのか波打ち際でたたずんでいるのみでした。3日間楽しく無事に終わり、平八屋に挨拶。バスで下田駅まで行き、電車の時刻を見ると予定の電車がありませんでした。急遽前倒しで、去年と同じで予定より早い電車に乗って帰路に着くことになった。

車の中では、約2名を除きみんな疲れて車内では熟睡していました。学芸大学駅に着き、天狗で打ち上げをしました。今年は夏合宿に参加しなかったT家の次女も実行委員なので打ち上げだけは参加しました。3日目の反省電車の時間はきちんと調べる!

今年も無事楽しく終わった海でした。今年の反省を活かしまた来年へ繋げていきたいと思います!!! また来年ね。

(実行委員会より)

(来年の実行委員募集中だよ!!)


小学生に戻った気分!

今回初めて夏合宿に参加させていただいて、小学生の頃に戻ったような、どきどきわくわくした夏休みを味わうことができ、こころが洗われました。誘われるがままに軽い気持ちで参加したので、介助のお手伝いしてもらうから、と言われた時は、私に何が出来るんだろうか?と思っていました。結局私の任務はちびっこが海で遊んでいるのをそばで見守っていることだったので、無事に任務を終えることが出来、安心しました。今回初めて障害を持った方と一泊二日ですが一緒に過ごしてみて、最初はどうすれば良いのか分からなかったのですが、一日一日と過ごすうちにだんだんと色々な意味で慣れてきました。社会においても、きっとそういうもんなんじゃないかなぁ、と感じました。本当に良い夏休みを過ごすことが出来ました。どうもありがとうございます。自分が人見知りじゃなかったら良かったのに…と思いつつ。

(広瀬です)

タンクトップで花火は熱い!

皆さん、初めまして、こんにちは!

私は、横浜市在住の井村寛明と言います。今年柿のたねの夏合宿に初めて参加させていただきました。今日は当紙面をお借りして合宿の感想を少し述べさせていただきたいと思います。

まず、柿のたねの行事に参加させていただいたのは、今回で2度目で、最初は今年のゴールデンウィークに実施した潮干狩りでした。その時は、昼過ぎからあいにくの雨で少々大変でしたが、子どもの頃以来ぶりに浜辺で多くの人と一緒に時間を忘れて一日を過ごすことができ、とても楽しい思い出となりました。そのためその後は機会があればまた皆さんの行事に参加したいと思っており、今回の合宿はまさに「待ちに待った」という感じでした。

合宿の日程は7月29日〜31日の予定で実施されましたが、私は仕事の都合により1泊のみの参加でした。しかし、幹事の方々の綿密な計画により皆さんと様々なイベントを楽しむことが出来て、とても良かったです。特に2日目の水中運動会は、もうほとんど小さい頃の気持ちに戻って参加し、とても楽しいひとときを過ごすことが明けず、私が参加した1日目と2日目は晴れたり曇ったりという感じでしたので、来年は100%晴天の夏空の下、また皆さんとご一緒できたらと思っております。不慣れな点もあり皆さんにご迷惑をお掛けしたりもしてしまいましたが、次回何かの行事に参加させていただく際も、またよろしくお願いします。ありがとうございました。

P.S.:タンクトップで花火係をすると、とても熱いです。いい教訓になりました(苦笑)

(井村です!)

豪太インタビュー

■夏合宿で一番楽しかったことは?


東が丘福祉工房のゆくえ

この件に関しては、まだ『柿のたね』で検討できておらず、1情報の投稿ということで掲載させていただきます。指定管理者への移行は、すでに選択の余地はなく、東が丘工房の今後の動向には、気を配っていきたいと思います。民営化になった場合、職員が安定して働ける環境が利用者の安定にもつながるのではないかと思います。


隣接地(23区宿泊所等跡地)に改築中の区立東が丘福祉工房は、来年度から定員が40名に倍増され「障害者自立支援法」にもとづく通所の生活介護施設となる。新たな運営主体は、8月18日を期限に指定管理者の公募が行われ、選定委員会(行政1、民間関係者2、学識者2の5名)で審査のうえ、11月議会での議決を経て決定される。

ところが、応募した社会福祉法人は1法人のみ。私は、当初から区に対して選定の基本方針再考を求めてきた。けれど、目黒区には再検討の意向はなく、最も尊重されるはずの利用者・家族は選択の余地なく結果を受け入れるしかない事態となっている。

◎なぜ、応募は1法人のみだったのか?

改築後の建物(母子寮跡地)は、総床面積5524平方メートルの5階建で、障害者施設は1階部分(1358平方メートル)。障害者の短期入所施設(ショートステイ)と、生活介護施設(グループホーム)も併設される。2階から5階は、特別区人事・厚生事務組合(23区合同での採用や福利事務や福祉を行う公共団体)が運営する従来の宿泊施設に加えて、生活保護法に基づく単身女子向けの更生施設が新設される。区内に歓迎すべき施設なのだが、「複合施設である」という条件によって、そもそも合築を持ちかけた側の目黒区は、特人厚組合との協議によって、区の障害者施策の独自の検討の余地を失ってしまった。施設の効率化をはかるため「指定管理者に運営を委ねる」こと、事務所スペースの限界や防災上の管理面から「全ての施設を1法人が一体運営する」こと、したがってその法人の条件は「障害者関連施設と生活保護関連施設の双方の運営実績のあり、本部が都内に存する法人に限定する」ことが最終合意で決定され、目黒区社会福祉事業団や区内民間法人は対象から除外された。

この条件を満たす6法人のうち、7月21日の現地見学説明会に参加したのは3法人で、応募の意向を示すのは1法人のみだった。企業とは違い社会福祉法人は「人材」を重視し急ごしらえの職員採用で拡大ははからない。年限(5年)のある指定管理者制度自体も福祉施設運営にはそぐわないのだ。応募した(社福)東京援護協会は都や関係区の退職幹部採用などで行政との関係が深く、公設民営施設の受け皿的な大規模規法人である。

◎また「引継ぎ期間は3ヶ月だが、4月以降も、引継ぎが円滑に行われるよう区の職員の巡回指導など必要な支援体制をしく」とはいっても、具体的な保証はない。

◎第二田道保育園〔改築後の08年度〜〕の公設民営化をめぐる協議会では、保護者側の納得がいまだ得られず協議が続けられている。福祉工房の今後についても、利用者・家族や障害者関係団体への説明・協議と、選定委員会への代表者の参加をはかるべきだ。(詳しくは佐久間ホームページを参照してください)

(佐久間やす子(区議))