2004年3月の柿のたねニュース

野沢温泉スキー旅行報告〜やっぱり「ゆら」は最高です〜

今年も行ってきました、野沢温泉村のスキー旅行。参加者は子どもも合わせて12名とこじんまりしたちょうどお手ごろのパーティ。常連組から初参加の人までバラエティにとんだメンバーです。

宿泊場所はおなじみの民宿「ゆら」さん。物静かなご主人と元気で明るい女将さんがいつもあたたかく出迎えてくださいます。女将さんいわくシーズン中はほとんど居付いていて、普段は出稼ぎに出て週末に帰ってくる!?(ごめんなさい)常連の高橋さんや西山さんを始め、「ゆら」ファミリーはほんとうにステキな面々ばかりです。

高橋さんにはいつもお世話になりっぱなしで、今回は子どもたちのスキー指導までしていただき、感謝しきりです。そして西山さんは恭子さんにとって「あこがれの王子様」。食事の時に顔を合わせると満面の笑みを浮かべて近づいて行きます。今回は念願のツーショット写真までゲットしていました。そして「ゆら」を語る時にはやっぱり欠かせない、ご夫婦の本当においしい食事のメニュー。ついつい食べ過ぎてしまうのはちょっと怖い気もしますが、この旅行の楽しみのひとつです。

ゲレンデでの溜まり場はクラブハウス「ひなたぼっこ」。邦ちゃん、恭子ちゃん、孝広くんとそれぞれに声を掛けていただき、笑顔で出迎えてくださいます。私たちもご好意にすっかり甘えて、ほぼ1日中占拠しまくりです。

邦彦さん、恭子さんはいつもそり部隊なのですが、今回はいつにもましてのチャレンジャー振りを発揮していました。邦彦さんはいつもファミリーゲレンデのすぐ横にある丘までそりを引きずり登っては滑りを繰り返すのですが、リフトに乗って滑ってみようよと声を掛けても「乗らない!」それならばリフトの脇を登っていこうと無謀な提案?をしたところ、まあ仕方がないなという素振りでそりを引きずり登りはじめ、介助者はいっしょにスキーを担いで登ります。私も挑戦しましたが、中腹まで登ったところであえなく断念。「そりとスキー板ではハンデがあり過ぎだよ」などと負け犬の遠吠えをさらりと聞き流し黙々と上に向かう邦彦さん。その姿はまるで修験者のようです。一方もう一人の同行者三谷くんはさすがに若い!なんと2往復もいっしょにこなしていました。

恭子さんは今回もリフトで上がり、滑り降りてきました。いつもはスピードが怖いのか、自ら足でブレーキを掛けてしまうのですが、今回はがっちりと両足をキープ、上からノンストップで降りてきました。とても楽しそうで終始けらけらと笑っていた恭子さん。さぁクラブハウスに戻ろうかと誘ったところ、あれ、方向がちがう。行く先にはリフト乗り場が…。いつもは怖がってあまり積極的ではなかったのに。結局リクエストに応えてさらなる滑走を繰り返しました。

初日に降った雪のおかげで、上の方はとても雪質がよく、ゴンドラで山頂まで上がった組もいつもなら躊躇してしまう上級者向けのスカイライン(尾根伝いのコース)を楽しんだようです。でもさすがに上は非常に寒くて、フェイスマスクが必需品。そこを孝広くんはマスクなしで滑っていました。見上げた根性の持ち主!でも来年は用意したほうがいいと思うよ。

とても楽しかったスキー旅行の後日談。毎度のことながら私は帰って来てから筋肉痛が始まるのですが、火曜日に邦彦さんが工房から帰ってくると、あれあれあれー、ちょっと歩き方がヘン。「もしかしてあなた筋肉痛?」苦笑いしてごまかす邦彦さん。そうだよな、かなりハードな登山を繰り返していたもんな。お互い四十路にはつらいよな。でも一年後にはそんなことすっかり忘れて、またそりを満喫しましょう。

(チェリー)