クリケットで使う道具

まず基本的な道具としてボールとバットがいります。


<ボール>
大きさは野球とあまり差はないが、非常に硬いボールを使用します。コルクの芯にウール糸を巻き皮革で包んであります。色は基本的に赤色です。試合によっては白いボールを使用。 
製作工程の違いで2種類のボールがあります。2ピースボールと4ピースボール。サイズや大きさは同じですが、強度ともちが少々違います。サイズも2種類あり156gの男性用、142gの女性・子供用があります。


<バット>
野球のような円柱形のものは使用しません、簡単にいうとボートのオールのような形をしています。長さが1m弱、幅が10cmほどで、ヤナギの木を使用しています。イギリス産のヤナギを材料としたものが一番いいとされています。金属製のものはなし。
いろいろなメーカーのものがあり、デザインや形が違います。重さやバランスも違い選手によってかなり好みが分かれます。

 

<プロテクター類>
ボールが硬いので打者はバットと共にプロテクターを使用します。プロテクターには手にはめるグラブ、足に付けるパッツ、頭にかぶるヘルメットなどがあります。
守備者は基本的に捕手以外は何も使用しません。捕手はグラブとパッツを使用しますが、これは打者のものとは多少異なります。

 

<服装>

服装は白い上下のユニフォームを着ます。少し寒いときなどはベストやセーターを着て試合をします。
シャツには必ず襟がついています。スポーツですが、かなり服装にはうるさく、厳しいです。
大会によってはカラーシャツを使用することもあります。プロの着ているのは色はかなり派手、チームにもよりますけど、デザインはあまりいいものはないです。

 

 

<ウィケット>
最後はクリケットで攻守の中心となるウィケット。
これはちょっとややこしいですが、野球でいうベースのような役割もあります。しかし、もっと重要なのは、打者は投手からこのウィケットを倒されないように守らなければいけないこと。倒されるとアウトになってしまいます。三本のスタンプと1対のベイルで組み立てられているものです。スタンプは地面に刺してあり、ベイルはその上に置いてあるだけなので、ボールがあたると派手に崩れます。で、また組みなおす。