ドライフラワー雑記

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ゴッホのひまわり

1888年2月20日、アルルに到着

ゴッホはサンレミの精神病院に行く翌年5月8日迄

ここで過ごすことになる

この間、

しばらくゴーギャンと一緒に暮らし

耳切り事件を起こし

アルルのはね橋をはじめ

多くの作品を描いた

今では、アルルはゴッホの町になり

観光客もゴッホを目当てに来る

それなのに、アルルにはゴッホの絵が一枚もないそうだ

100年前の祖先達は、

彼をやっかいな存在として嫌っていた

池田満寿夫は

アルルの人は恥をしれ!

と本に書いている

でも、彼自身、

ゴッホと友だちになれたかどうか分らない

とも言っている

唯一の理解者である弟のテオでさえ

最後は心が離れそうになるくらいだった

ゴッホは生きてる間は嫌われものだったが

今では

ひまわりの名前にまでなっている

ゴッホのひまわり

モネのひまわり

それぞれに描かれたひまわりを思い出させる

やさしい雰囲気を持った花だ

余談です

神奈川県に岡本太郎美術館を作る話が起きた時

近隣の一部住民が反対運動を起こした

きつねが住んでいる環境を壊すな

というのだが

計画された場所はゴフル場と隣接し、すでに開発は進んでいた

文化放送が番組でそのことを取り上げた

池田満寿夫は電話で出演し

もし、これが印象派の美術館だったら

反対しなかったんじゃないか?

岡本太郎だから反対したんじゃないか?

と怒りをあらわにしていた

ボクはその時、池田満寿夫を少し尊敬してしまった

岡本太郎は

日本では変人という印象が強い

海外での評価は高い

  

 

    

 

 

2001年8月18日

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