ドライフラワー雑記

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別れ途

数え切れない分岐点を

踏み外しながら、今に至ってるのは確かで

踏み外さなかったらどうなっていたかと想うと

複雑な気持ちにもなろうというものだ

いずれにしろ

枝別れのたんびに何かになりたかったのは

何故なんだろう

???

考えて実感するに

決断する時々に ある将来は閉ざされるが

なくなってしまったわけではないのだ

ボクの世界とは決してまじわらない無数のパラレルワールド

そこには、ボクと同じ顔をした別のボクが

風邪をひいて歌えない とか

絵が描けないが締めきりが来た とか

捻挫して踊れない とか

計画に頓挫した り

恋いに鎮座した り

銀座の店の常連だった りして

それは、ボクが選ばなかったボクなんだ

ボクは決して交わらない世界のボクとは会えないが

時々、妖しいメールがくるんだよ

先日も、ハイCが出ないんだけど、どうしようと言うから

渋谷に米山耳鼻咽喉科というオペラ歌手が行く専門医がいるから

注射してもらって来なさい

と言ったが、うまくいったかな

先生、癖があるから、怒られてなきゃいいけど、、、

ボクがボクを

応援する密かな愉しみ

すると力が湧いてくるんだよ

ボクだって!

もうちょっとずつ頑張ってみよう!!

ドコかでボクのヒトリが灰になるまでは

まだまだまだまだまだ

間がある

 

    

 しゃぼんだまクリエーターの兄弟

これで生きて行けると思ったところが

 前人未到

 

2001年7月24日

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