ドライフラワー雑記

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バベットの晩餐会


いつどこにいてもあなと一緒でした

それは御存じですね

これからも毎日あなたとともに生きる

夜毎あなたと食事をする

肉体がどんなに離れていようとかまわない

心は一緒です

今夜わたしは知りました

この美しい世界では

すべてが可能だと

 バベットが全財産をかけて作った晩餐が終わり
 ひとときを一緒にすごした二人が別々になっていく時の言葉です。
 この映画を最初に見た時から、その後、何回か見たの時も
 ひさしぶりに見た今も
 ここで涙してしまいます
 こんなことは僕には起きないと分っていてもです
 
 どうしようも出来ない事情で別れた二人が
 数十年たって、再会し
 天使もうっとりするような食事をするのです
 
 こうな風に心から思えたら
 

 嫉妬もなく
 独占もなく
 束縛も
 執着もない

 すると愛もなくなってしまう僕は
 いつか
 嫉妬もない
 別離の悲しみもない
 愛のようなものを
 一人、心の中に共有するのだ

 と
 幻想の希望が、僕を勇気ずける

 時々は
 




心は一緒




 

    

 

2001年4月22日

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