ドライフラワー雑記 vol 2

6

存在してるということ

ボクの空が落ちてきた

約束通りそっちへ行くよと

まっ逆上にかぶさってきた

ボクは両手でノーのサイン

空切る未来を想像する

心配は時間をスローにするからさ

ニュースペーパー隙間から覗いた瞬間

キミが後ろに立っていて

ボクの2/3を染めたつけた

ああ、してはいけない油断した

マイクロセカンドずれていれば

出会うこともなかったろうに

出会わなければ

続きの話しもなかったろうに

存在が試行錯誤なのは日々の経験

しかし

いつもでいつまでも取り返しがつくとは限らない

少しずつ溜まっていった傷は

痛みを残さないほど確実に

いつかどこかで頭を出す

そしてそれが

一時間後だったりする

一時間前は呑気だった

取り替えられない過去

変えられる未来

その真ん中に現在がある

 

2003年8月17日

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