ドライフラワー雑記

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冬仕度

朝の窓外はいきなりの雪景色

予報は微妙にはずれ

こっちの方まで雪を降らした

夏に聞いた長期予報では

暖冬だったはずだ

それで

急に思い出したことがある

10月初めの清里の

ニガイチゴ林の薮の中の

カマキリの卵

地面から15cmくらいの棘だらけの茎に

しっかり固定されていた

カマキリは冬の予測が出来る

と言われている

雪の多い年には高いところに卵を生むらしい

これを観察して降雪予想をたてるアマチュア予報士がいて

これがよく当るそうだ

今年の冬はすでに雪が多い模様

そこで問題

カマキリは何故、地上すれすれに卵を生んだのでしょうか?

4たくです。

1 結局、今年の冬は雪が少ない

2 カマキリの勘違い

3 外敵に襲われて、ぎりぎり辿り着いた

4 森田さんの言うことをを信じた

さて はて

カマキリ子供の場合

1つのタマゴからカマリキの子供がぞろぞろ出てくる

羽は生えてないが、親と同じ形態で

鎌もりっぱに一人前

大きさ2cmくらい

これから、一人で獲物を狩り

生まれた途端、自立していくのだ

自立出来ない子カマキリは

死ぬ前にお母さんにお願いする

今度からナミアゲハみたいに

サンショウの上に生んでちょうだいね

カマキリ母の場合

メスがオスを食べてしまうのは

タンパク質が必要だからと言われてる

カマキリが言ったわけじゃないから

本当のところはわからない

我に返ったメスカマキリが

なんだ、こんなオトコ!

と自らの錯覚を激怒して頭から食べてしまう

ということなのかもしれない

ボクの場合

子カマキリの大変さと母カマキリの怒りを考えると

ボクの日常的な悩みは

実にどうってことない

辛いことがあると

人工衛星に乗せられたライカ犬を考えた子供のように

ボクはカマキリの卵のことを考えることにした

 

2002年12月9日

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