ドライフラワー雑記

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おやすみ

聞けない声で

さよなら

すると

キミは消える

目の前にいても見ない

見なければいないということだ

目を閉じれば世界が消滅 

と思っていたのに

消えたのはボクかもしれなかった

ああ

 胸が潰れる予感がするのは 

だれかにつけた傷の記憶

なんてさ

ともかく

片方が消えてしまわないよう

おやすみ

夜を消すことにした

問題は

次ぎの景色が変化してないかどうか

だからボクは

毎晩

さよならの代わりに

おやすみ

くりかえす


 

2002年6月30日

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