ドライフラワー雑記

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破壊

 先日、日本のジャーナリストがアフガニスタンの取材を敢行。

 テレビでバーミヤン遺跡の映像が流された。

 ここには有名な巨大石仏があって、アルカイダによって爆破壊されたシーンは

 すでに世界中で放映されている。

 石仏の他にも、壁画が剥がされたりして執拗な破壊の後が見られる。

 これまでにも、歴史的遺物は壊され続けてきた

 アンコールワットは有名で、ポルポト支配時、

 石像の顔が壊されたり、首が飛ばされたり。

 で

 考えてみたのだが、これがが遠い国の話しか?。ということだ

 熊本の川辺川のダム建設。

 日本有数の清流が消えることになり、上流の五木村はダムに中に沈む。

 諫早湾の干拓工事。

 環境アセスメントが行われたが、調査結果とは逆の異変が起き続けている

 これは破壊ではないのだろうか

 目的は遠い国と同じくらい不明だ。

川辺川は熊本県の球磨川の支流

日本一の清流と環境庁が認定している

尺鮎は有名で、絶滅危惧種クマタカの生息地も水没する

計画は36年前にさかのぼり

それを理由にアセスメントは行われない

最初、上流の五木村は反対したが、

下流の水害を防ぐためとの説得で移転を決めた

現在は下流で漁業権をめぐっての反対運動が起きている

国土交通省はこれを強制収容するという違例の決定をした

球磨川には市房ダムがあり

1965年の水害の時

このダムからの放流が被害を大きくした

と水害を体験した人は考えていて

これが、治水のためと主張する国に対する不審の原因になっている

扇国土交通省大臣は今だ現地を訪れてない

 

2002年5月5日

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