ドライフラワー雑記

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寂しい時間

一番寂しい時間は朝だ

しかも目覚めた直後

夢の続きの現実が

いきなり胸の中に飛び込んでくる時

しばらくして

うろうろとどこかえ消えていく迄

沈黙してコーヒー一杯

何かといえば

目覚める瞬間にキミが目の前に現れて

寝てる間中、頭の中を占拠していたことが分ってしまうのだ

それがくやしい

忙しい昼と小難しい夜はなるべく出てこないし

もう、眠らないようにしよう

1970年頃から起き続けている

社長さんは言う

寝てないんだから!

新聞記者は叫ぶ

わたしだって寝てないんだから!

ボクは思う

ボクの方がもっと寝てないんだからね

朝 意識戻って

肩懲り治ってたら

文字どおり

肩の荷おりた

それが寂しいと思えば

きりがないきるしかない

桐の花

 

 

 

 

2002年5月3日

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