空白
ボクの記憶の中と外
空白の時期があって
これが相当長い
どんな思いを閉じ込めたのか
催眠テストを受けるというやり方もあるにはあるが
危険が伴うこともあるというので
取り合えずはやめている
ところで
思いでの比率
というのがあるそうだ
6:3:1
いいこと:よくないこと:どちらでもない
ということなのだが
人は生きて行く上で
いやな思いでを自然に切り捨てている
というこのなのかもしれない
いやなことはボクを傷つける
すると自発的に傷をいやそうとして
ボクはそれを何かのせいにするか忘れるか
そうやって行かないと
楽しく生きていけないということなのかもしれないが
その結果
結構いい人生だったな、、、
と素直にこの世を去る準備が出来る
ってことならそれもいいのかもしれないし
だからと言って
忘れてしまったことは
無理して思いださない方がいい
といういとではない
空白の中に何があったのか
思いだしたとたん
復讐開始!
なんてことが出来るくらい元気回復していれば
記憶にない思いでをひり出して
それが、ボクのせいだったのかキミのせいだったのか
どうしようもないことだったのか
それくらいの決着は
締めくくりだ
10分間しか記憶できない人がいて
どこに行ってもポラロイド写真を撮る
だれに会っても写真を撮り
その人がどういう人なのか、メモを添える
そして10分たつと忘れ
だれかに会うたんびに
写真の中からその人を捜し
メモを読む
、<こいつの言うことを信用してはいけない>
という風に書いてあっても
10分後には忘れてしまい
また写真を見てメモを読む
<こいつの言うことを信用してはいけない>
15分しか記憶していられないボクは
カメラもメモもないものだから
すっかり話しが分からなくなって
二つの記憶喪失が時間をずらして進行して行く
メメント
こいつの言うことを信用してはいけない
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2002年3月21日
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