ほーだい日記

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ガソリン税と県知事

さきほど、セルフスタンドで満タンにしてきた。

ぴったり50リットル。

ガソリン代が高いのは仕方がないのかもしれない。

けれど、2500円のガソリン税を払ったと思えば、従順な自分に腹が立くる。

その内1250円が、今、問題になってる暫定税率による税金だ。

これを、納税意識もなく、30年以上ずっと払い続けてきた。

意識がないから、適当に使われても気がつかない。

気がつかない理由の一つには情報が公開されなかったということもある。

何故、今頃、情報が出てくるかというと、いわゆる衆参ネジレの結果らしい。

だから、ネジレはいいことだ。

さて、いったん自由になるお金がコンスタントに入ってくるとどうなるか。

それに依存して、それがなくては生きて いけなくなるような仕組みが出来上がる。

どうせなら全部使ってしまおう、なんて気分にもなったりする。

アロマやらカラオケやらウィキペディアやらでお金を使っても別に問題ない

と思ってしまう心が出来上がるのだ。

問題ないと思い続けてたことが、問題ありと世間に言われ、

バレちゃったんだから仕方がないと、今後は改めますなんて言えばすむと思ってる。

本来なら、弁償またはなんらかの社会的制裁をうけるべきことなのにだ。

そういうふうに考えると

今、出されている地方自治体の問題提起、

つまり、東国原知事に代表される地方自治体の長による暫定税率継続の主張は、ヘンだと思う。

道路が必要!と言うけれど

道路が必要ということと特定財源には、腐った共犯関係かもしれない、と思うからだ。

道路特定財源による道作りは、渡った先はいきどまりの橋と有効な道との区別がつきにくい。

だから、地方はもっとまともなやり方で道路を含む予算を請求しなくちゃいけない。

このままだと、<アロマ、カラオケ、ウィキペディア、OK>と言ってるように聞こえてくる。

知事または議員になるということは、

正しく税金が集められ使われるシステムを 立案施行することなのに

今、お金に困ってるからこの先10年無意識に払い続けてくれる人をあてにする

なんてことが正しいはずがない。

日曜日の朝、テレビで討論する東国原宮崎県知事と民主党の菅直人の討論を見て

やはりヘン、と再び思った。

ガソリン税の暫定税率は、1973年から始まる道路整備5カ年計画(1973〜1977)

の財源不足に対応するために、1974年から2年間の暫定措置として決められた。

それが延長に延長を重ね、34年間も続いて現在に至っている。


2008.3.2

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